IPAビールおすすめ8選｜日本でも人気のIPAビールとは？種類・おつまみも紹介

ビールの最大の魅力といえばホップから来る苦みです。はじめてビールを飲んだ時は苦手に感じたけど段々と好きになっていった方も多いのではないでしょうか。そんなビールの苦みですが、飲んでいくうちに物足りなく感じていませんか？そんな時におすすめなのがipaビールです。

ipaビールはホップ独特の香りが強く「ビールは苦味が美味い！」といった感覚を再認識させてくれるお酒です。ただこの魅力あるipaビールですが種類が多く、どう選んでいいか悩む人も多いはずです。

そこで、この記事ではipaビールの選び方やおすすめ8選を紹介します。人気のコストコのipa缶ビールについても触れています。また、ipaビールにぴったりのおつまみも解説しますので、参考にしてください。

IPAとはビールの種類の1つで、正式名称「India Pale Alle」の頭文字をとっています。ビールの原材料に使われているホップを通常より多く使用して作っていて、ホップ独特の香りが強いのが特徴です。世界中で愛されているビールで、アルコール度数は5.5～7.5％と少々高い傾向があります。

ipaの魅力を語るなら、ペールエールとの違いも知っておくと、ビールをより楽しめます。なんとなく知っている方も多いと思いますが、クラフトビールの中にはエールと呼ばれる種類があります。そのなかでも薄めの色でホップやモルトの香りが強いものをペールエールと呼びます。ipaとペールエールの違いはホップの量です。

ipaビールの最大の魅力は、パンチのある苦みとガツンとした重めの味わいです。飲むと口の中に華やかで濃厚なホップの芳醇な香りが広がるのも、ipaビールならではのポイントです。その重めの味わいが好きといったコアなファンもいれば、フルーティーですっきり飲みやすいタイプもあるので、老若男女問わず愛されている商品です。

スタンダードipaはアルコール度数が5～7.5％でホップの香り・苦みともに馴染みやすくなっています。一般的なビールよりオレンジがかかった色味で、ipaビールの定番といわれる商品です。まずは飲んでみたいといった初心者の方におすすめです。

主にアメリカで造られており、西海岸で生まれた製品は軽め、東部生まれの製品はどっしり重めといった傾向があるとされています。

芳醇で豊かな味わいがあるダブルipaはインペリアルipaと呼ばれる時もあります。スタンダードipaをすべてにおいてレベルアップしたタイプで、アルコール度数は7.5～10％と高めです。パンチのある苦み・芳醇で豊かな味わいが特徴的です。

濃厚さはあるものの、それと同時に甘味やフレーバーも濃厚なタイプが多いです。濃いオレンジや琥珀色の色が楽しめます。

アルコール度数3.5～5％と比較的低めのセッションipaは長時間飲めるipaビールと評判です。ipaビールの特有の苦みはしっかり感じられるもののライトな味わいなため、飽きがこず長く飲めます。また、フルーティーな商品が多いので、女性にも人気があります。

ゴールドの色味で、ipaビールの飲みやすさを追求して生まれたタイプなので、万人受けがいいです。

ホワイトipaは、ベルギーのベルジャンホワイトをベースに造られたハイブリッドタイプです。シトラホップのフルーティーな味わいからフレッシュな風味を醸し出し、ipaビールの中でも苦みが穏やかで飲みやすいです。すっきりとした飲み口を楽しみたいならホワイトipaがおすすめです。

アメリカンipaは、北米産のホップを使用しているタイプです。なかでも西海岸のブルワリーが造っているipaビールは、ウェストコーストipaと呼ばれています。アルコール度数は高めで、ホップの苦みと柑橘系の香りが芳醇なのが特徴的です。

アロマの香りがより楽しみたいならアメリカンipaがおすすめです。

ベルジャンipaは、ベルギー産の酵母を使用したipaビールで、一般的なベルギービールと同様に、独特のフルーツやスパイスのような香りが特徴的です。非常に酸味が強いものから甘いものまで、香りは甘いのに味は苦いものなど、ラインナップも豊富です。

華やかな印象の製品が多いので、ワインやカクテルが好きな人にもおすすめの種類です。

ブラックipaは黒ビールのように焙煎した麦芽のマイルドなコクが感じられ、黒ビール好きにはたまらない種類のipaビールです。深煎りモルトを使用し、黒ビール同様色は黒く、深煎りモルト由来のロースト風味が特徴的です。

見た目の黒い色合いに反して、爽やかですっきりとした味わいに、口の中に華やかな香りが広がるやわらかな印象を与えてくれます。

新しいジャンルとして人気が出ているのが、ニューイングランドipaビールです。アメリカ北東部のニューイングランド地方が発祥で、ヘイジー（HAZY）ipaと呼ばれる時もあります。マンゴーやオレンジ・トロピカルフルーツのような香りのホップをふんだんに使用したジューシーな味わいです。

霧がかったようなipaビールに驚きを隠せませんが、フルーティーな味わいから女性にも人気です。

フローラル系の香りがお好きならカスケードといわれるアロマホップを選びましょう。アロマホップは主にドイツやアメリカが産地ですが、フローラル系のホップは主にドイツで栽培されています。

華やかな香りがお好みであれば、カスケードがおすすめです。複数のホップをブレンドしているメーカーもあるので、香りは要チェックです。

シトラは、アメリカで多く栽培されている柑橘系のアロマホップで、強い柑橘系の香りが特徴的でグレープフルーツやライムなどの爽やかさを引き立たせてくれます。柑橘系のさわやかな香りが好みであれば、シトラを選びましょう。

α酸の数値が高く、しっかりとした良質な苦みもあわせもつところが特徴です。アメリカンホップの代表格で、フルーティーな香りをしっかり感じさせてくれます。

ipaビールの苦みは、「IBU（International Bitterness Units）」の単位で示されます。ホップに含まれる苦み成分の量・ホップの使用量・ホップの煮込み時間などに基づいて、IBUが数値化されます。

苦みを表現するIBUは、数値が高いほど計算上、苦みが強くなりますが、ベースとなるビールの糖度や麦芽の量によって苦み方が変わるので、参考値として目安程度にしてください。ご参考までに、国産メーカーの代表的な銘柄はIBU20前後です。

グランドキリンは、国内大手ビールメーカーが手がけるクラフトビールのブランドです。クラフトビールのデイリー使いを目的に開発されました。フルーティーな香りとまろやかな苦みでバランスのとれた味わいは、飲みやすく初心者の方にもおすすめです。

キリン独自のディップホップ製法で、ホップを発酵中に漬け込むオリジナルの製法を採用しています。複数のホップから生まれた個性豊かな香りを最大限引き出しているのが特徴的です。

飲みやすくて安いクラフトビールを探している方におすすめなので試してみてください。コンビニでも取り扱っている場合も多いので、飲みたいときに気軽に購入できるのも魅力的ですね。

長野県にある日本酒の蔵元が手掛けている玉村本店は、「自分たちが飲みたいビール」をコンセプトにホップの栽培から製造しているメーカーです。濃厚なホップの香りが特徴的です。個性的な苦みや香りをしっかり支える、筋の通ったモルトのボディが絶妙なバランスを整えています。

旨味のある美味しさを最大限引き出すには、10～12℃のキンキンにならない程度で飲むのが◎です。グラスに注ぐとゴールドオレンジの美しい色合いが魅力的です。

エチゴビールは、国内初の地ビールを発売した新潟県にある醸造所です。龍のデザインのパッケージが目をひきます。アメリカンカスケードホップを主体に、柑橘系の爽やかなアロマが芳醇に感じられるスタンダードipaビールです。

アルコール度数5.5％が低く飲みやすいので、心地いい苦みがクセになります。贈り物としてもピッタリの商品です。

本格派なビール好きには箕面ビールがおすすめです。通常の2.5倍のモルトとホップを使用し、アルコール9％の度数高めのダブルipaビールです。しっかりとした苦みと芳醇なアロマで、ガツンとパンチのある飲み心地が魅力です。

2017年には、歴史的なビールコンペ「インターナショナル・ブリューイングアワード」で金賞受賞するほど、国際的にも高評価のメーカーです。

日本のクラフトビールの先駆けと言われるヤッホーブルーイングは、長野県の醸造所です。口の中に広がる柑橘系の芳醇なアロマが魅力的で、通常の2倍のホップを使用し、パンチのある強い苦みが感じられます。

こちらのビールを存分に楽しみたいなら、「ちょっとぬるいかな？」と感じる13度くらいで飲むのがおすすめです。アルコール度数7％は、ほどよい飲み心地が楽しめます。スパイシーな料理とも合うので、夕飯や休日の食事とともに試してみてください。

安いクラフトビールを探しているのなら、ヤッホーブルーイングはピッタリです。コンビニでも取り扱いが多く安いのが魅力的です。試してみて気に入れば、デイリービールとして楽しむのもいいです。

CRAFT Xは文政6年から続く老舗醸造所の木内酒造が製造販売しているメーカーです。フルーティーな味わいとすっきりとした後味が特徴的なため、お魚からお肉まで、いろんな料理と合います。毎日の食卓に登場しても問題ありません。

自宅でゆっくり嗜んだり、キャンプなどオープンスペースでみんなでワイワイ飲むのもピッタリです。SNSで話題になったので、見つけたら即購入してほしい商品です。

ハワイの醸造所で造られているコナ(KONA)のipaビールは、グァバ・パッションフルーツ・オレンジといった柑橘系の果汁をブレンドした商品です。アルコール度数4.5％と低めなので、初心者や女性・お酒が苦手といった方にもおすすめの商品です。

トロピカルフルーツの風味は一気に南国気分を満喫できます。暑い季節やキャンプなどでぐっと飲みたくなる、明るくポップなパッケージも素敵です。

イギリスの醸造所であるブリュードッグは、イギリス国内でもっとも人気があるメーカーです。採算を度外視して造られたipaビールなど、希少なホップを贅沢に使っているのが特徴的です。グレープフルーツなど南国フルーツの華やかな香りとビターな風味に気分もあがります。

アルコール度数5.6％など爽快な飲みやすさが定評があり、ビール好きの方へのプレゼントにも最適です。

アメリカシカゴの醸造所が造るipaビールがあるのはグースアイランドです。グースアイランドは1988年創業で、クラフトビール界の先駆的存在のメーカーです。これまでに数々の国際コンペでの受賞歴がある名門といえます。

フルーティーなホップの香りとしっかりとした後味が楽しめます。クセのあるipaビールの中でも飲みやすいと好評で、ipaビール初心者にもおすすめです。

コストコのプライベートブランドからもエールビールが販売されています。「シトラホップセッションIPA」はアメリカが原産国で、アルコール度数4.9％、IBU41と程よい苦味で飲みやすいです。シトラスの爽やかでフルーティーな風味はどんな食事にも合います。1缶355mlで24本セット4,368円と高コスパも魅力的です。

ipaビールを入手できたら美味しく飲みたいですね。ここでは、美味しい飲み方を紹介します。ポイントは次の3つです。

• 温度は10～12℃がおすすめ
• ポイントは3回にわけて注ぐ
• グラスにもこだわって

ビールといったらキンキンに冷やして飲みたいですが、ipaビールは、10～12℃程度の少しぬるいくらいでも美味しくいただけます。ベールエールの特徴であるホップの香りが、温度が上ってより華やかな香りに仕上げてくれるからです。

また時間をかけて3回にわけて注げば、炭酸を逃しながらビールの泡の壁をつくり、より深みのある香りとコクを味わえます。そして、どうせならグラスにもこだわってみましょう。

くびれの下にある凹凸が特徴的なipaグラスを使用がおすすめです。ipaビールの華やかな香りが際立ち、苦いだけのビールではない楽しみ方ができます。

ipaビールにぴったり合うおつまみはいろいろありますが、今回はペッパーをたっぷりと仕込んだペッパーハムカツを紹介します。

＜材料＞

• ロースハム：8枚
• 黒こしょう（あらびき）小さじ1
• 小麦粉：適量
• 卵（溶き卵）：1個
• パン粉：適量
• サラダ油（揚げ油）：適量
• マヨネーズ・ケチャップ・ウスターソースなど：適量

＜作り方＞

1. ロースハムに黒コショウをまんべんなく塗り、もう1枚のロースハムを重ねる
2. ロースハムに小麦粉・溶き卵・パン粉の順で衣をつけ、180℃の油できつね色になるまで揚げる
3. 一口サイズに切って、マヨネーズ・ケチャップ・ウスターソースなどを添える

ペッパーハムカツは味付けも不要で、火を通さなくてもいい食材ばかりを使っているので、揚げ時間も短縮できおすすめです。ソースを甘いジャムなどにすると別の味わいができて◎で、いろんな味変ができるのもおすすめポイントです。

おしゃれで美味しいipaビールはプレゼントにも最適です。たとえばサウナ好きにピッタリなPlay Sauna IPAは、サウナ後に飲みたい理想のビールをもとに造られた商品です。限定数での販売ですので、プレゼントに贈ると喜ばれます。

そのほか、各メーカーから季節限定品が販売されていて、こちらも贈り物としてピッタリです。ビール好きの方へのプレゼントを探している方は必見です。関連記事をまとめていますので、こちらの記事も併せてご覧ください。

ipaビールは知れば知るほど奥が深く、その味わいにファンが増えています。こちらの記事を参考にお気に入りのipaビールを見つけて、楽しい夜を過ごすのもいいですね。ipaビールの深い味わいに会話も弾みますよ。