ノンフィクション小説おすすめ10選｜本で感動体験！ベストセラーや事件が題材の本も

ノンフィクション小説・本といえば、読みながらリアリティーを感じてゾクゾクできるのが面白いところです。フィクションとの最大の違いは「実話」が原作である点です。もちろんフィクション小説も楽しいですが、ノンフィクション小説にはちらちらと感じる実体験が潜んでいます。

ノンフィクション小説のジャンルは多岐に渡り、事件の真相に迫る作品からほのぼのとした感動ものまで幅広く、浸りたい気分や学びたい事実などを選びやすいです。ノンフィクション小説は重いと思われがちですがそうでない作品もたくさんあります。

この記事では、ノンフィクション小説について、選び方・映画化された傑作・ベストセラー・受賞作品・おすすめ作品・嘘や誇張に関する謎など盛りだくさんの内容をお伝えします！

ノンフィクション小説とは、事実に基づくストーリーが書かれた小説です。感動秘話や歴史上の大事件など、創作でなく実際に起こった出来事を元に書かれています。

だいぶ昔の歴史上の人物を描く際などにエピソードを想像で付け足したものはノンフィクション・ノベルといわれます。ノンフィクション小説では現実を据えて物語が楽しめます。

ノンフィクション小説を上手に選ぶにはキーポイントを押さえておきましょう。「ジャンル」「知名度」「その他気になるもの」の3つのポイントから作品を選ぶと選択肢を絞りやすいです。

ノンフィクション小説はジャンルが多々あります。人間がたくさんいて、歴史やそれぞれの感情が多くあるように、ノンフィクション小説もさまざまなジャンルの作品が書かれています。

エッセイはなにかにこだわって生活をしている・していた人の心の中について読めたり、日常ふと思う事柄について読めたりします。日々のちょっとした思考を明文化している作品のため、共感ポイントが多いのが特徴です。

普段だれかと会話にする話題とは違った、わざわざ言葉にしない想いなどが読めます。ひとつひとつが短いものが多くなります。

旅や紀行のノンフィクション小説を読むと、リアリティーのあるエピソードから、旅行気分まで味わえます。家にいながらどこか海外や別の場所に行けるような作品です。過去に行った経験のある場所についての作品ならより楽しめます。

旅系のノンフィクション小説は、構成や書き方もより面白く感じるよう工夫されています。

過去に起こった事件についてのノンフィクション小説は、ノンフィクション小説の中でもかなり人気があるジャンルです。事件の発端や犯人の細かな行動記録など、なぜその事件が起こったのか・事件の中で関わる人間がどうしていたのかを追体験できます。

気になる事件の真相・謎・考察等に触れたい方におすすめです。

歴史上の偉人の人となりや偉業について語っているのが人物ノンフィクション小説や伝記です。その人物の生い立ちや偉業の成し遂げ方の他、格言や名言なども載っている本が多く、事実を学べるとともに新しい考え方も得られます。

尊敬している偉人や歳を重ねてから気になるようになった人物のノンフィクション小説で、悩み解決のヒントを探してみてください。

人間や動物の闘病記は、命に関するテーマを扱っています。懸命に生きる主人公や支える側の苦悩など、人生を深く考えたいときに読んでみると、記されている想いや主張から多くの感情を抱き、人生について熟考できます。

命は生物にとって一番のテーマですので、より深く読みたくなるノンフィクション小説のジャンルです。

恋愛をテーマにした小説はフィクションの方が多く書かれていますが、ノンフィクション小説ではなによりリアルなドキドキ感が増します。自分の知らないリアルタイムの別の場所で巻き起こる恋愛ストーリーは、ときにはフィクションよりも想像力を掻き立てます。

男女ものはもちろん、同性同士の恋愛ストーリーも展開が気になります。

社会や歴史に関するノンフィクション小説では、歴史の流れや社会の変遷を学べます。ひとりでは膨大すぎて掴み切れないような情報がわかりやすくまとめられている作品が多く、それらから今なにを活かすべきなのかを考えられます。

また、特定の文化や歴史のタームに集中して書かれている作品も人気があります。

どれを読んでいいか迷ってしまう場合は、知名度の高さから選んでみるのもいい手段です。世間で話題になった作品や、お気に入りの著名人・芸能人の作品など、脚光を浴びて有名になった作品が多々あります。

毎年、何度か発表される文学賞は、テレビやネットニュースにも流れてきて目にしやすいです。芥川賞や直木賞が最も興味が集まる大きな文学賞です。文学賞を獲った作品は読みやすさはもちろん、現代人が読むのに適したテーマである場合が多いです。

なお、発表後は売り切れなどで入手しにくくなるので、去年や一昨年の受賞作やベストセラー作品を検討してください。

芸人・タレントのノンフィクション小説は、普段は表に出てこない本人の裏の顔が見えたり、過去のスクープの真相を知れたりして面白いです。昔から芸能人が文学賞を獲るような展開もありますので、思わぬ才能にさらにファンになる場合もあります。

特に、芸人の生い立ちや売れるまでのストーリーには逸話が多いのでおすすめです。

極めたい分野や深くまで知りたい分野がある方は、その分野の権威や第一人者の作品がおすすめです。専門やプロのノンフィクション小説はまるで専門書のようにひとつの分野に関しての知識が詰まっています。

普段は接する機会のない分野のプロの作品から新しい学びを発掘できる場合もあります。

小学生・中学生・高校生のノンフィクション小説には、大人が書くのとは少し違った感性があります。大人よりも純粋な感覚でわかりやすい言葉を使って書かれているため、ストレートに響いてくる作品がたくさんあります。

若者ならではの強い主張や赤裸々な本音などを読んで、自分の中の消化しきれていない部分をケアするのもベターです。

どうしても数多くある中からノンフィクション小説を選びきれない方は、もっと気軽な選び方をしてみるのもおすすめです。ここでは、表紙・あらすじ・タイトルで簡単に作品を選ぶ方法をご紹介します。

パッと目についた本の表紙でノンフィクション小説を選ぶと、意外に当たりが多いです。イラストの雰囲気や写真のイメージなどで読みたいなと思った作品を読んでみてください。思っていた印象が違っていれば読み通す必要はありません。

表紙は作品をよりよくわかるために工夫されているので、色やデザインで気になったものが合う可能性は高いです。

背表紙などに書いてあるあらすじで気になった作品を選ぶ方法もあります。表紙やタイトルではわからなかった内容を確認してみてください。あらすじはネタバレや種明かしが書かれていないため、読んでも大丈夫です。

ジャンルまでは絞れたけれど詳細をもう少しだけ知りたいときなどに活用してみてください。

タイトルを見て直観で本を選ぶのもベターです。近年は文章のような長いタイトルが流行っていますが、短いタイトルで鋭く中核をついたものもありますので、題名から感じるインスピレーションにまかせてみるのも面白いです。

気分に合わせてピンときたタイトルのノンフィクション小説を手に取ってみてください。

映像化されるほどの大人気になったノンフィクション小説をご紹介します。映像を先に鑑賞してから小説を読むのも感慨深くておすすめです。ハズレなしの作品を順番にあらすじや特徴を含めお伝えしていきます。

15歳で脊髄小脳変性症を発症した木藤亜矢さんの日記を原作本として映画化されたのが「1リットルの涙（映画タイトル）」です。体が少しずつ動かなくなっていく原作者の青春の苦悩と葛藤が描かれています。

原作者が亡くなった今も、ずっと読まれ続けているベストセラー作品です。映画も大ヒット作となりました。

第二次世界大戦中にユダヤ人であるアンネフランクさんが迫害から逃れるための隠れ家で過ごした際の日記です。家族で唯一生き残った父親が出版し、内容の少女らしさとユダヤ人迫害の事実の恐ろしさに世界中が驚いた作品です。

映画化・ドラマ化・舞台化などがされ、現代まで長く記録が残っています。

サル―・ブライアリ―の原作「25年目の『ただいま』5歳で迷子になった僕と家族の物語」が映画化されています。タイトルは「ライオン」。5歳のときにインドで迷子になり30歳までオーストラリアで暮らした男性が25年ぶりに実家族に会うストーリーです。

笑いあり涙ありのストーリーに、原作・映画ともに大人気になっています。

黒人差別が現在よりも酷かった時代に、NASAの宇宙ロケットの打ち上げの成功の裏で活躍した黒人たちの栄光を描いた作品です。映画のタイトルは「ドリーム」といい、2016年の大ヒットとなっています。優秀な黒人たちが明るくときに切なく描かれており、ラストは誇らしさと感動で涙が溢れます。

ノンフィクション小説には嘘や誇張が多いといわれますが、その実は本筋には関わらない部分の小さな誇張であるといえます。アメリカでは歴史もので嘘が発覚すれば訴えられてしまいます。やや大仰な書き方であっても、完全な嘘はあまり書かれません。

また、映画化では原作にはないキャストやシナリオが追加されるのが普通です。

通学・通勤など外出中にノンフィクション小説を読む場合は、電子書籍もおすすめです。タッチするだけでページがめくれるため、混雑した車内でも使いやすいのが魅力です。また荷物が軽くなる点も電子書籍のメリットです。移動が多い方は、ぜひ検討してみてください。

ノンフィクション小説について、上手な選び方やおすすめ作品などを詳しくご紹介しました。ぜひ記事を参考に面白いノンフィクション小説を探し出し、学びや楽しみにつなげて人生の質を深めてみてください！こちらもあわせてご覧ください。