サスペンス映画おすすめ20選｜ハラハラドキドキ映画を楽しもう【洋画・邦画】

恐怖や緊迫感を煽る作品を楽しみたい方には、サスペンス映画がおすすめです。見ている方をハラハラドキドキさせる、緊張感に包まれるのがサスペンスの特徴です。「観客の心を宙づりにする」といった意味の言葉が語源となっているだけあって、手に汗を握る展開を楽しめます。

実話をもとにしたものや現実離れした物語など、その種類はさまざまです。展開が読めないものや、最後の最後で起こる大どんでん返しなど、あっと驚く仕掛けが施されたドキドキする映画が数多く存在します。

今回の記事では、クライムサスペンス・サイコサスペンスなどサスペンス映画の種類や選び方をご紹介します。また、邦画・洋画のおすすめサスペンス映画もご紹介するので、ハラハラする極上のサスペンス映画をお探しの方はぜひご覧ください。

「人の心を宙吊りにする」といった意味の語源であるサスペンス。観客の緊張感を煽るエンターテインメント性の高い魅力は、幅広い層から人気があります。一般的には幽霊などのオカルトテイストなものよりも、実際の事件をもとにしたような人間の怖さを描いたものが作品の多くを占めています。

サスペンス映画は、観客を終始緊張感の中に捕らえる目的で作られているので、ストーリー構成が緻密なものが多いのも大きな魅力です。次はどんな出来事が起こるのかといった不安と期待を抱きながら、展開していく物語にのめりこめます。

緊迫感あふれる中、緻密に構成された伏線がラストで回収されたり、最後の最後であっと驚くどんでん返しが起こったりといった爽快感もみどころです。

サスペンスと似ているジャンルに「ミステリー」があります。では、ミステリーとサスペンスにはどのような違いがあるのでしょうか。

ミステリーは、最後まで犯人が明かされない作品やトリックを解いていく作品が多く、観客はその謎解きやどんでん返しによるワクワク感を楽しめます。一方、サスペンスは犯人や真相が明かされている作品であり、緊張感や不安感を楽しむ要素が含まれています。

ミステリーとサスペンスは、それぞれ異なる要素を持ちながらも、観客に楽しさや興奮を与える作品です。どちらのジャンルも、その魅力に引き込まれること間違いなしです。

一口に「サスペンス映画」といっても、実は細かなジャンルが存在します。

• サスペンスホラー

緊迫感の中でもより「恐怖」を感じさせ、忍び寄る恐怖の対象から逃げ惑うような要素を含んでいます。

• クライムサスペンス

犯罪や事件を扱っており、悪人からもとは善良な人間が、犯罪を通してハラハラさせられる場面に放り込まれる展開です。

• スリラー

アクション要素やスピード感のある緊迫感を楽しめ、ノンストップのジェットコースターのようなエンターテインメント性の高さが魅力。見るアトラクションのような作品です。

• サイコサスペンス

常軌を逸した狂人による緊張感を味わえる、まさに人怖ジャンル。想像もつかない展開の応酬にドキドキできます。

サスペンス映画といえばアメリカ映画の『サイコ』『羊たちの沈黙』『セブン』といった有名な海外作品が数多く存在します。近年話題になった韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』は、ドラマジャンルに分類されていながらサスペンス要素をはらんでおり、エンターテインメント性の高さが人気を博しています。

日本の映画にも、魅力的なサスペンス映画が揃っています。信じる気持ちとは何かを問う群像劇『怒り』・殺人犯との逃避行を描いた『悪人』・このクラスの生徒に娘を殺されましたと教壇で告げる中学教師『告白』。湿度を感じさせる、どこか息苦しさを覚える緊迫感は邦画ならではの魅力です。

ヨーロッパ映画ならフランスがおすすめです。ファッションや映像美など楽しめる要素がたくさんあります。フランス映画で有名なのが『レオン』『ニキータ』『グランブルー』が代表作のリュック・ベッソン監督です。サスペンスなら『クリムゾン・リバー』です。もっとフランス映画に知りたい方は下記の記事が参考になります。

ハラハラドキドキといった緊張感を楽しめるのがサスペンス映画の大きな魅力です。鑑賞中に集中力が切れてしまっては、作品を楽しみ切れなくなります。ホームシアターで楽しむ場合も、途中で休憩したせいで盛り上がりが霧散しては台無しです。

サスペンス映画を選ぶ際は、自分が集中しやすい上映時間内のものか確認すると、作品を最大限に楽しめます。

サスペンス映画選びで迷った時には、映像作品の顔となる俳優から選ぶのも一つの方法です。緊迫感を煽る「恐怖」にさらされる役どころをチェックすると、ハラハラとした感情への没入感をより高められます。

緊張感を持ちながら冷静に事件を解決へ導く、いわゆる「探偵役」のような役どころの俳優をチェックしておくと、綿密に積み上げられた物語を最後まで追いかけやすくなります。自分がどういった角度からサスペンス映画を楽しみたいのかも合わせて考えると選びやすくなります。

サスペンス映画は、展開によって観客に緊張感を与える目的に特化しています。監督の見せ方によって、与える印象や没入感は異なります。また、緻密に作りこまれた物語もサスペンスに置いては重要です。監督・脚本の組み合わせの相性によって起こる化学反応も、魅力的なサスペンス映画選びのポイントとなってきます。

さらに、製作する国によってもサスペンス映画の特徴が色濃く出ます。日本ではじわじわと心理的に追い込むサスペンスが多いです。フランス映画は芸術的で、サスペンス映画であっても映像美が楽しめ視覚的にも残ります。韓国映画は展開が速く、恐怖や不安が怒涛のように襲ってきます。

アメリカ映画は作品数は多くて迷ってしまうため、賞を獲得した作品から選ぶのもアリです。作品賞を受賞したものなどストーリーがしっかりしたものがおすすめです。

サスペンス映画の中には、実際に起こった事件・出来事がモデルになっているものも少なくありません。ディアトロフ峠事件をモデルに描いた『ディアトロフ・インシデント』のような、映画全体を通してモデルになっているものだけでなく、一部の要素だけ取り入れているものもあります。そうした背景を知れば、より作品を深く楽しめます。

膨大な中から楽しめる作品を選び出すのは至難の業です。そんな時は、映画賞を受賞した作品を選ぶと外しにくくなります。何らかの部門で秀でた作品が受賞できるといった条件をクリアしているので、一定以上のクオリティが保証されています。特に気になる部門の賞からチェックすると自分向きのものが見つけやすくなります。

作品を選ぶ際、何を基準にしたらいいかわからない方は口コミを参考にするのがおすすめです。Amazonプライムビデオなど作品にはレビューが記載されています。中でも名作と言われる作品は、そのレビューの数も非常に多いため参考になります。

映画はそれぞれの感性や好みで評価も左右されてしまう一面はありますが、名作と言われる映画はやはりレビューが高い傾向にあると言えます。名作映画をもっと知りたい方は下記の記事をチェックしてください。

タイトルごとにレンタルをするだけでなく、最近は月額料金で自由に作品を楽しめる動画配信サービスも随分充実してきています。高い市場シェアを誇るNetflix・アマゾンプライムビデオ（アマプラ）・U-NEXT以外にもサービスの種類が増えてきていて、動画配信サービスごとに特色が異なります。

どういったジャンルに強いのか、新作更新の頻度はどの程度かなども事前にチェックしておけば、長く満足のいくサービス利用ができます。

最新のサスペンス映画の中で注目の作品を2本紹介します。まず紹介するのは、2023年9月1日に公開予定の韓国映画『見知らぬ隣人』です。この作品は、家族を亡くした老人ピルジュの復讐を描いた作品で、ピルジュと彼に巻き込まれた青年インギュの追走劇が展開され、衝撃の真実が明らかになります。

2本目の作品は映画『おまえの罪を自白しろ』で、2023年10月20日に公開予定です。ミステリー作家、真保裕一の同名小説を映画化した作品です。政治家一族の孫娘を誘拐した犯人からの要求は「記者会見でおまえの罪を自白しろ」というもの。しかし、それは明かせない国家に関わる罪だった、というストーリーです。

どちらの映画も謎が散りばめられており、最後まで目が離せない作品となっています。ぜひチェックしてみてください。

今回はたくさんの種類の中があるから、サスペンス映画の魅力・選び方を紹介しましたが、気になる作品は見つかりましたか。手に汗を握るような緊迫感とスリルのある時間を楽しめる魅力的なジャンルです。この記事を参考にして、ぜひ自分の気に入るサスペンス映画を見つけてください。