壱岐焼酎おすすめ10選｜うまいスーパーゴールドや長崎でしか買えない焼酎も

麦焼酎発祥の地と言われている長崎県壱岐市で作られている壱岐焼酎。約500年の歴史を持ち、全国でも愛飲者の多い壱岐焼酎は、現在では7つの蔵元が製造しており、7蔵それぞれで個性の異なるうまい麦焼酎を製造・販売しています。

一括りに壱岐焼酎といっても蔵元ごとに味や風味が異なり、どの銘柄が自分の味覚に合っているのか分かりにくいもの。人によっては毎日でも飲むものなので、せっかく購入するならうまい焼酎を選びたいところです。

そこで本記事では、壱岐焼酎の魅力・特徴・おすすめ商品について詳しく紹介します。長崎でしか買えない焼酎・壱岐でしか買えない焼酎もピックアップしますので、ぜひ最後までご覧ください。

壱岐焼酎は、国際的な協定で地理的表示が世界に認められている焼酎です。日本には焼酎ブランドがたくさんありますが、現時点で商品名に地理的表示が認められている焼酎は、壱岐焼酎・球磨焼酎・薩摩焼酎・琉球泡盛の4種類しかありません。

壱岐焼酎はワインのシャンパーニュ・ブランデーのコニャック・ウイスキーのスコッチなど世界有数の銘酒と同等の焼酎ブランドです。

壱岐焼酎は、麦と米麹で作られている焼酎で、独自の製法によって作り出された壱岐焼酎は麦の香りと米の甘みが感じられる深い味わいが特徴です。しかし、壱岐市で作られる焼酎すべてに呼称が許されているわけではありません。商品名に壱岐焼酎と付けられるのは、以下の3点を遵守したもののみです。

• 麦・米麹を2：1の割合で配合
• 麦・米麹・壱岐市の地下水を使用
• 仕込みから瓶詰めまでのすべての工程を壱岐市内で行う

壱岐焼酎の度数は銘柄によって異なりますが、20～40度の範囲の度数があります。25度のものをベースとして考えると、20度のものは比較的飲みやすくなっています。度数の高い40度のものはそのまま飲むのは人を選びますが、果実酒やハーブ酒のベースとして活用可能です。

一般的に麦焼酎はカロリーが低いとされており、100mlあたり約140キロカロリーと言われています。ただし、焼酎の中では低めでもビールと比べると高めになっているので、飲み過ぎは要注意です。焼酎は他のお酒には含まれている糖質は含まれていないため、太りにくいお酒と言われています。

むぎ焼酎・壱岐をホワイト・オーク樽に貯蔵し、熟成させた玄海酒造の壱岐・スーパーゴールド22。熟成されたことで芳醇で華やかな香りが立ち、ほんのりと琥珀色に仕上がっているのが特徴です。

こちらは度数22度のものですが、33度のものもあります。そのまま飲むのもいいですが、炭酸で割るとより香りが立って、壱岐焼酎の美味しさが際立つので試してみてください。

口当たりがやさしくフルーティーな味わいが特徴の壱岐っ娘 25度。壱岐島でいち早く減圧蒸留法を取り入れた原酒作りを始め、その原酒を1年以上寝かせたあとに良質な竹炭で濾過しています。壱岐っ娘は壱岐焼酎の中でも特に飲みやすい焼酎と言われているので、焼酎初心者の方におすすめです。

北米と国内の厳選した樽で仕込んだ海鴉（うみがらす）。大麦の香りを米麹の甘さでくるんで、木樽で貯蔵して作られた焼酎で、ウイスキー風の味わいや風情が感じられます。甘い香りとバニラのような後口が特徴です。ロック・水割り・ソーダ割りなど、どんな飲み方でも美味しく飲めます。

壱岐でしか買えない幻の焼酎・壱州美人。原酒に10年古酒をブレンドした焼酎で、とろけるような甘みが感じられるのが特徴です。流通自体は壱岐島内だけなので手に入りにくいですが、蔵元がネットショップを運営しているので、そちらを利用すれば遠方にいても購入できます。

猿川伊豆酒造独自の「猿川式蒸溜機」と、伝統の「麹室かめ仕込み醸法」で造られている猿川（サルコー）。ほのかな麦こがし香と米の柔らかい甘味が特徴的です。麦と米の持ち味を引き出しながらもすっきりとして飲みやすいので、初心者から焼酎マニアまで楽しめます。

明治32年から100年以上の歴史を持つ、山の守酒造場の代表銘柄である山乃守。大麦と米麹をかめに仕込み、常圧蒸留で仕上げた麦焼酎は、まろやかな口当たりが特徴的です。香ばしく甘い香りとしっかりした後味を堪能できます。

伝統的な製法を守りながら革新的な手法も取り入れている、重家酒造の代表銘柄であるちんぐ。味わいの異なる3種類から選べます。インパクトある香りの黒麹仕込み・フルーティーな甘味の白麹仕込み・キレのある夏上々と、それぞれ個性豊かです。

麦焼酎発祥の地である長崎には、県内限定販売の壱岐焼酎が存在します。代表格は壱岐の華社が手がける「海鴉」で、大麦の香りを米麹で包み、木樽で仕上げた粋な一品。一部例外を除き長崎県内のみの取り扱いです。

例外として長崎フェアのようなスポット催事のほか、東京都の日本橋長崎館でも購入できるため、現地を訪れにくい場合は活用しましょう。

地元の方々はストレートで味わう方が多いそうですが、ストレートでは強すぎて飲みにくい方は、ロック・水割り・ソーダ割りなどで味わいましょう。割材の量がいくぶん多くなっても、焼酎自体の薄さは感じにくいです。

むしろ麦や米麹の香りや甘さが引き立ち、美味しく飲めます。食事の味を壊すことなく飲めるので、食中酒としてもおすすめです。

長崎県壱岐市で作られている壱岐焼酎について紹介しました。壱岐市は麦焼酎発祥の地と言われており、麦焼酎がお好きな方なら1度は飲んでおきたい焼酎です。蔵元ごとに味や香りが異なるので、それぞれの蔵元の壱岐焼酎を飲み比べて、お気に入りの焼酎を探してみるのもいいかもしれません。