【最高傑作】あだち充作品おすすめ12選｜アニメ化作品・野球以外の作品も！

数々の人気作品の生み出し、幅広い層に支持されている漫画家、あだち充さん。『タッチ』をはじめとした青春野球漫画のイメージが強いですが、野球以外をテーマにしたラブコメ作品もあり数多の青春を描き出しています。

『ナイン』『みゆき』『タッチ』『陽当たり良好！』『H2』『クロスゲーム』『MIX』はそれぞれアニメ化し、『みゆき』『タッチ』『ラフ』の3作品は実写映画されています。同じ作品でも複数回メディアミックスされているものもあり、いかに人気作品なのかがわかります。

今回の記事では、あだち充さんの漫画をテーマ別作品一覧にしてご紹介します。その中でもタッチなどの最高傑作や特に人気のおすすめ12選、さらに人気キャラや最新作まで紹介しますのでぜひ参考にしてください。

あだち充は、『タッチ』や『H2』など数々の人気作品を生み出し、その多くの作品はメディアミックスされています。

なぜこれほど圧倒的な支持を受けているのでしょうか。あだち充の作品の魅力を詳しくみていきましょう。

あだち充さんの作品は野球などのスポーツ漫画が多いですが、基本は熱血スポ根ものではなく青春ストーリーです。作中では、魅力的なヒロインが登場し、揺れ動く感情が繊細に描かれます。独特な言い回しや空気感も魅力です。

「原作のあるもの以外は、ほぼすべて同じ世界観を持ち合わせている」と言われており、現代的な日常の中で物語が進行していきます。似ているようでもそれぞれ違った魅力があり、読んでいると新鮮さが溢れます。

あだち充作品は、人気キャラで選ぶのもおすすめです。多くの作品の中で魅力的なキャラクターが数多く登場します。たとえば、『タッチ』の主人公上杉達也や、ヒロインの浅倉南は人気があるキャラクターです。特に浅倉南は、男子の憧れとして世代を超えて愛される人気ヒロインです。

あだち充作品のみのキャラクター人気投票もあるので、参考にしてお気に入りのキャラクターを見つけてください。

あだち充さんの作品を読んでみたくてもどれを選べばいいかわからないという方に、次の4つに分けて紹介します。それぞれの人気作品をまとめたので参考にしてください。

あだち充さんの作品といえば、青春野球漫画です。高校野球に恋愛要素を取り入れた作品がたくさんあります。同じテーマでもそれぞれ違う魅力がある5作品をご紹介します。

『ナイン』は主人公の新見克也と親友の唐沢進が、弱小の青秀高校野球部の監督の娘の中尾百合に一目惚れをした理由で野球部に入部し、野球部を中心に恋愛が描かれる作品です。

野球漫画ではエースや4番打者などが主役をつとめる作品が多いですが、俊足1番バッターが主役という作品として話題になりました。

あだち充さんの代表作とも言える国民的人気作品です。

『タッチ』は、双子の兄弟、上杉達也と和也、そして浅倉南の3人の幼馴染の関係をテーマにした作品です。しかし、物語序盤で和也は交通事故で亡くなってしまいます。南を甲子園に連れて行くという和也の目標を背負い、南や仲間達と甲子園出場を目指すという物語です。

タイトル『H2』とは、「ヒーローふたり、ヒロインふたり」を意味します。

親友でありライバルでもある国見比呂と橘英雄、比呂の幼なじみで英雄のガールフレンドでもある雨宮ひかり、比呂が進学先の千川高校で出逢った古賀春華の青春を描いた野球漫画です。それぞれ怪我が原因で野球を断念した2人ですが、誤診が判明し野球部がない千川高校で一からの甲子園出場を目指すという物語です。

『クロスゲーム』は、主人公の樹多村光と、その幼馴染である月島家の四姉妹、長女の一葉・次女の若葉・三女の青葉・四女の紅葉を通して青春を描く野球漫画です。小5の夏、若葉が事故で亡くなってしまい、高校生になった光は、若葉が見たという甲子園決勝の夢を叶えるために甲子園出場を目指すという物語です。

大事な人が亡くなる展開は『タッチ』を彷彿させるかもしれませんが、全く違った魅力がある作品です。

『MIX』の舞台は『タッチ』から26年後の明青学園です。主人公は、立花投馬・立花走一郎・立花音美の3人兄妹。母を亡くした投馬の父と、父を亡くした走一郎と音美の母が再婚して義兄妹となりました。同い年の投馬と走一郎は、明青学園の野球部に入部し、26年前以来の甲子園を目指すという物語です。

『タッチ』を読んだことがある方はもちろん、読んだことない方でも楽しめる作品です。

あだち充さんといえば野球漫画ですが、野球以外のスポーツをテーマにした作品もあります。

『KATSU!』はボクシングを描いた作品です。あだち充さんの作品では、ボクシング描写がよく登場しますが、ボクシングを主軸にした作品は『KATSU!』のみです。

光葉高校に入学した里山活樹は、ボクシングジムの娘、水谷香月に近づくため、ジムに入会。ライバルと出会いながら才能を開花させていく、ボクシングと恋が描かれる作品です。

『ラフ』は、ファンの間であだち充さんの最高傑作と言われている高校水泳部を題材にした漫画です。

埼玉県の私立栄泉高校水泳部に所属する大和圭介と二ノ宮亜美。祖父の代から因縁がある2人が、亜美が兄のように慕う仲西弘樹の存在がありつつ、次第に距離を縮めていく物語です。

スポーツものが苦手な方には、恋愛や家族を題材にした作品がおすすめです。

『みゆき』は恋愛のみにスポットを当てたラブコメ作品です。第28回小学館漫画賞を受賞しています。

憧れの女性である鹿島みゆきに勘違いによって振られてしまった若松真人は、6年ぶりに帰国した血のつながらない妹、若松みゆきに出会います。2人の「みゆき」との三角関係をテーマにした作品です。

実写ドラマとアニメでそれぞれ映像化されました。

叔母の管理する下宿「ひだまり」に居候することになった主人公の岸本かすみは、叔母の甥にあたる村木克彦と長年付き合っています。ですが、下宿の風呂場で鉢合わせした高杉勇作に、最初は反発するも次第に惹かれていくラブコメ作品です。

1992年から1997年まで不定期に掲載された読み切り短編作品です。1998年にテレビドラマ化されました。

主人公である高梨陣平と、死別した妻の連れ子の高校生になった美久。親子の関係ながらも恋愛を感じさせる2人の複雑な心の揺れ動きが描かれる作品です。

野球やスポーツを題材に恋愛や家族を描いた作品が多いですが、一風変わった作品もあるのでご紹介します。

超能力を持つ女子中学生という他のあだち充さんの作品とは一味違った要素を取り入れている作品です。

4年前の夏休み、祠の中からご神体を持ち出してしまったことから、13歳の誕生日に神様から超能力を授かった坂上美空が、同じように超能力を授かった仲間たちと学園生活を楽しみつつ、戦ったり、演技の才能も開花していくという物語です。

落語マニアのあだち充さんの好きな落語や時代劇といった要素が盛り込まれた作品です。

地球によく似た星の江戸に似た町で暮らす7人の異母兄弟が、それぞれの故郷を巡って母親の墓参りをする旅に出ます。時代劇風でありながら未来の設定という異色のSF時代劇アクションです。

あだち充は公式Twitterのアカウント持っています。現在の最新作品などの情報は、公式Twitterアカウントで確認できるので最新の動向などが気になる方は必ずチェックするようにしましょう。

人気作を生み出し続けているあだち充の作品は、世代を超えて愛されています。心理描写が魅力の青春ストーリーは、野球やスポーツに興味がなくても楽しめるので、ぜひこの記事を参考にしてあだち充作品を手に取ってみてください。