サブカル漫画のおすすめ15選｜サブカルとは？90年代の名作も

空前の漫画・アニメブームとなっている現在、王道のジャンプ系漫画や少女漫画以外のジャンルにも触れたいと考える方も少なくないはずです。一味変わった漫画を読みたい方には「サブカル漫画」がおすすめです。

一口に「サブカル漫画」と言ってもその種類はとても多くあり、代表格は「闇金ウシジマくん」や「ヒナまつり」などアニメ化や実写映画化され、性別を問わず人気な作品もあります。サブカル漫画は90年代から21世紀にかけてメインカルチャーと同程度の影響力を持つようになり、現在では根強い人気があります。

今回は、そもそもサブカルとは何か、またサブカル漫画の選び方、サブカル漫画の代表作・マイナーな作品など「これを知ってると鼻高！」という作品を紹介します。最後にはおすすめのサブカル漫画も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

まず、そもそも「サブカル漫画」とは何かというところです。サブカルとはサブカルチャーの略称で、定義は曖昧ではありますが、マイノリティーな作品を指します。元々は漫画や映画全体をサブカルチャーと呼んでいたようです。

サブカルチャーの対義語として「ハイカルチャー」や「メインカルチャー」があります。これらはクラシック音楽や純文学が分類されます。

しかし、現在の日本では漫画はもはやハイカルチャーと言っても過言ではありません。そのため、王道バトル漫画や少女漫画などの「ジャンル」の一種として捉えられています。

さて、このセクションでは「サブカル漫画」の選び方について紹介します。今までサブカル漫画を読んだことがない方は、グロいものやエモい雰囲気などさまざまあり、どのように選べばいいのか迷ってしまいます。そこで、選び方のポイントを下記5つに分けて解説します。

サブカル漫画に初挑戦する方には、サブカル漫画の代表作をおすすめします。サブカル漫画と言ってもその中でさらに細かくジャンルが分かれていますので、王道のサブカル漫画を読みながら自分自身の好きなジャンルを見つけてください。

グロい系ですが名作とも言える「殺し屋イチ」は、実写映画化もされているので、挑戦しやすいです。

漫画を選ぶ際にここを重視してる方は少なくないはずです。サブカル漫画を描いている作者の中には、他のジャンルの作品を出版している方もいます。

そこで、自分の好きな作者が他にどんな作品を描いているのかを調べて、その中にサブカル漫画があった場合、その作品を読んでみてはいかがでしょうか。

他のジャンルでも言えることですが、漫画をジャケ買いする方は多いはずです。ジャケ買いとは、表紙をみて購入することです。特徴的な表紙なのもサブカル漫画の特徴の一つです。

たとえば、木梨憲武氏が主演の「いぬやしき」は、おじいちゃんの顔がドアップの表紙になります。他の漫画とは一風変わった表紙に魅せられ直感で購入するのもサブカル漫画の醍醐味です。

サブカル漫画をさらに細かくジャンル分けすると、「エログロ」と呼ばれるジャンルと「ハートフル」に分かれます。エログロとは、グロい描写の中にもエロスがあるといった作風です。エログロの代表格は「デッドチューブ」です。

ハートフルは、心温まる作風の作品です。また、エモい雰囲気の作品もサブカルの中では人気があります。

とても多い作品の中から、お気に入りの作品や読みたい作品を見つけるのはかなり至難の業です。さらには、連載中であったり、新刊発売のペースがとても遅い作品もあります。

一気読みしたい方にとってそういった問題はストレスになります。そこで、おすすめなのは「完結している漫画」を選ぶことです。また、1巻完結やサクッと読み終えられる作品もおすすめです。

サブカル漫画が何か、サブカル漫画の選び方がわかったところで、サブカル漫画の名作とも言われる代表作を紹介します。

闇金ウシジマくんは、2004年から2019年まで「ビックコミックスピリッツ」で不定期連載されていた、真鍋昌平氏の作品です。テレビドラマ化や実写映画化もされ、一世を風靡した作品です。

トゴ(10日5割)という法外な金利を請求する闇金融を経営している丑嶋馨を中心に、その周りの人間関係や社会の闇を描いた作品です。

ヒナまつりはFellows!にて2009年読み切りとして掲載されたが、その後2010年から正式に連載されていた大武政夫氏の作品です。2018年にはテレビアニメ化もされています。

読者の中では「中毒性のある面白さ」と言われており、ヤクザ×異能少女というアンバランスな組み合わせと、シュールで緩い雰囲気が人気の秘密です。

こちらの作品は、2012年から2016年まで漫画アクションにて連載されていた押見修造氏の作品です。2017年には実写ドラマ化され、インターネット配信されていました。

引きこもりの主人公が「麻理」という女子高生を尾行し、麻理に気づかれ意識を失ってしまいます。気が付くと見知らぬ場所で、鏡を見ると「麻理」が映っていて自分が麻理になっていることに気がつくというストーリー展開です。

この作品は2014年に発売された稲光伸二氏の作品で、2巻完結なのでとても読みやすいです。大切な人が死んでしまうのですが、ある条件を満たせば生き返らせることができるという物語です。

その条件とは、「誰でもいいから3人の人を殺す」というもの。ミステリー系の物語で、最後には予想外の展開が待っています。

こちらは、2004年から2009年まで「IKKI COMIX」で連載されていた鬼頭莫宏氏の作品です。全11巻の単行本化もされており、テレビアニメや小説版・カラーページの再現などの完全版も刊行されています。

ネガティブな要素が多いため「鬱漫画」とも言われている「ぼくらの」は、少年少女15人が自然学校に参加するところから始まります。謎の男と出会い、彼らの人生が一変するというストーリーです。

シリーズ累計6000万超えの超人気漫画「呪術廻戦」。2018年3月から週刊少年ジャンプで連載されており、アニメも話題作になるほど人気があります。呪いや呪術を題材にしたダークファンタジー作品です。

ホラー要素満載の漫画ですが、コミカルな要素も多くて読みやすいのが魅力です。現代の日本が舞台になっており、リアルな描写で呪術やバトルアクションを魅せることで、非現実的な世界に読者を引きずりこみます。

上記では、比較的メジャーなサブカル漫画を紹介しましたが、それでも物足りない方のために、マイナーなサブカル漫画を詳しく紹介します。

こちらのカニバリズム的な作品名の漫画は、原案水谷健吾氏・原作蔵石ユウ氏・作画イナベカズ氏の3名により合作です。

あらすじは、まだ3月にもかかわらず地球温暖化によって真夏のような気候にうなだれる主人公がバスに乗るところから始まります。そこで何者かに誘拐され、工場のような場所へ連れて行かれると、そこには丸々と肥えた人間たちの姿があったのです。

モンクロチョウは週刊ヤングマガジンにて2013年12号から43号まで連載されていた、日暮キノコ氏による作品です。単行本は全3巻と手にしやすい漫画です。

主人公は女性が苦手な男子高校2年生で、美しい新興都市にある「チャラ高」に通っています。ある日彼は、都合のいい女に出会い、そこから彼の性格や人生が変化していくストリー展開です。

無職強制収容所は、作者の鎌倉敦史氏が投稿コミュニティサイトに投稿した小説「無職リサイクル」を原作にしたホラー系のサブカル漫画です。

6ヶ月間収入のない無職者を対象に、「脳のリライト」を施され、記憶を失い労働意欲の高い人間へと生まれ変わる物語です。しかし、再生措置を行なわれるはずの施設には大量の人骨が発見されたところからストーリーが動き出します。

マンホールはヤングガンガンで2004年から2006年まで連載されていた筒井哲也氏による漫画です。寄生虫を利用し犯罪を犯す犯人とそれを追う警察官との攻防を描いたバイオホラー系のサブカル漫画です。

謎の寄生虫によって次々と人が死亡していき、事件を捜査していくと一つの施設へと辿り着きます。その施設には謎の「マンホール」があったのです。

美少女が主人公のサブカル漫画「サエイズム」は、内水融氏により2014年に「HELP」という名前で連載されていました。しかし、雑誌の休刊のため別の雑誌に移籍し、「サエイズム」に改名して2016年まで連載されていました。

いじめられっ子の女子高生を唯一救ったなんでもできる完璧な「冴」は、歪んだ友情の思想を持っているストーリーです。

サブカル漫画が掲載されている漫画雑誌もチェックしてみてください。月刊アフタヌーンやビックコミックスピリッツなどの青年誌に掲載されている場合が多いです。一味違った作品を読みたい場合は手に取ってみてください。

ビックコミックスピリッツには、『九条の大罪』が連載されています。『闇金ウシジマくん』の作者である真鍋昌平の最新作なので、ウシジマくんが好きな方は注目です。

サブカル漫画だけでなく、サブカルアニメもチェックしましょう。サブカルアニメとは、サブカル同様にこれといったはっきりとした定義はないですが、万人受けしないが一部で根強い人気があるアニメを指します。

代表的なものに「四畳半神話大系」・「パプリカ」・「輪るピングドラム」「モノノ怪」などがあります。気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください。

いかがでしたか？サブカル漫画の中にはとてもグロテクスでエロティックな作品も多くありますが、ゆるくて可愛らしい日常を描いたような作品もあります。一口に「サブカル」と言ってもその中でも細分化されるので、本記事を参考に好みのサブカル漫画を見つけてみてください。

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