【2024】メリダのロードバイクおすすめ5選｜評判＆評価は？スクルトゥーラも

スポーツバイク生産国として有名な台湾の中でも、ジャイアントに次いで世界2位を誇るのがメリダ（MERIDA）です。メリダは多くの有名ブランドのOEMを請け負う世界中のライダーから評価が高い自転車メーカーです。ロードバイクではプロ仕様のモデルをたくさん輩出しています。

スクルトゥーラ4000・150などの人気モデルから初心者向けの安いモデルなどラインナップも豊富。プロ向けのイメージが先行するものの、実はシリーズの中には初心者向けのエントリーモデルも存在します。しかし、初心者が購入するとなると何を基準に選べばいいのか分からないですよね？

そこで今回は、メリダロードバイクの選び方・おすすめシリーズ・おすすめ商品5選をご紹介します。また、新作の2023年モデルも紹介するので、ぜひ本記事を参考に、あなたにぴったりのメリダのロードバイクを選んでください。

台湾の自転車メーカー、MERIDAは生産量世界2位を誇る大手企業です。CENTURION・MIYATAといった有名ブランドのOEMも多く手がけており、優れた技術力は世界的に評価されています。

日本人プロレーサー・新城幸也選手のアイコンとしても有名で、さまざまな自転車競技に対応できる走行性能は折り紙付きです。ちなみに日本法人メリダジャパンでは、電動スポーツバイク「E-BIKE」を貸し出すサービスで地方観光にも貢献しています。

メリダロードバイクは品質・コスパに優れており、しかもデザインがおしゃれです。またシクロクロス・グラベルロードといった自転車競技に適した商品も豊富で、エントリーモデルからプロ向けモデルまで幅広くラインナップです。プロレーサー・新城幸也選手が使用する「リアクトTEAM-E」も市販されています。

スクルトゥーラはメリダを代表する看板シリーズです。タイプはサイクリング・アップダウン・レースに対応できるオールラウンダーに分類され、フルカーボンフォーク・シマノ105コンポを採用しているのが特徴です。

中でも10万円台前半で購入できるスクルトゥーラ400は大人気。上位モデルのスクルトゥーラ4000以上には、独自開発のCFカーボンフレームが搭載されています。さらに、あさひ限定のコラボモデルのスクルトゥーラ150も人気があります。

また、フレーム・パーツの生産停止などの影響で2023年以降に2022年モデルのものが手に入る可能性も高いです。

ライドシリーズはロングライド向けのエンデュランスタイプです。フレーム素材はアルミ・カーボンの2種類で、超扁平ステーにより振動吸収性を高めた特殊な設計が特徴です。衝撃に弱いとされるアルミフレームのデメリットを補っています。

最上位モデルのライド3000のみカーボン仕様ですが、初心者には10万円程度で購入できるエントリーモデルのライド80がおすすめです。

ミッションCXは自転車競技の1つ、シクロクロス向けに開発されたシリーズです。シクロクロスはオフロードの短いコースを周回するため、アップダウンに加えて泥・水跳ねなどのリスクを伴うワイルドな競技。そのため耐久性・柔軟性を備えた車体性能が必要です。

ミッションCXはシクロクロスだけでなく、グラベルロード・サイクリングにも対応できるのが特徴です。注意点として2020年以降新作が発売されておらず、やや入手が難しくなっています。

グラベルロードタイプであるサイレックスシリーズのキャッチコピーは「どんな道でもあなたのもの」。最新のMTBにインスパイアされたジオメトリーを採用し、アップダウンを軽快にこなせる走破性が特徴です。

特に油圧ディスクブレーキを採用したツーリングモデルSILEX 400は、メーカーが「世界を旅するのも可能」と謳うほどのスペックを誇ります。

リアクトシリーズは空力性能を追及したエアロロードタイプです。軽量なモデルの多いメリダロードバイクの中でも特に軽く、重量は標準仕様のリアクト400で9.2kgに留まります。

シリーズのモデル数も豊富で、初心者向けのリアクト400・中級者向けのリアクト4000や、プロレーサー・新城幸也さんがワールドツアーで使うリアクトTEAM-Eもラインナップされています。

リアクトトラックは、リアクトシリーズのエアロフレームをベースにして開発されたトラックレーサーモデルです。競技専用車のため日本の公道では走行できないものの、低価格なレース用ロードバイクとして独自のポジションを確立しています。

ちなみにシリーズ展開はされておらず、モデルはREACTO TRACK 500のみです。自転車競技に重きを置くメリダらしい、ユニークな1作です。

ご紹介した基礎知識を踏まえ、メリダロードバイクに対するユーザーの評判＆評価をチェックしてみましょう。以下ではネット上の口コミ・レビューを数点ピックアップします。

入門用のロードバイクとしてメリダを選ぶユーザーが少なくありません。主な理由として、車体の軽さ・価格の安さが挙げられます。組み立てが比較的な点も評価されています。総じてコスパが良く、価格以上の満足を得ているユーザーが多いようです。

街乗り・サイクリング中心の場合は、スクルトゥーラシリーズのように軽量なフレームとおしゃれなデザインが揃った車種がおすすめです。サイクリングには細いタイヤの車種が適しています。砂利道・坂道といった悪路がなくスムーズに走行できる環境なら、接地面を減らして快適な走りを楽しみましょう。

ロングライド・フィットネスを前提とする場合は、多段階ギア付きの走行性に優れたモデルが適しています。特にロングライドを想定する場合は変速機能だけでなく、フレーム剛性・衝撃吸収性も欠かせません。以上の理由から、予算に余裕があればカーボンフレーム仕様のリアクト4000シリーズがおすすめです。

レース・ヒルクライムに対応できるメリダロードバイクはプロ向けの本格タイプです。オールラウンドな走りを徹底追及する場合は、スクルトゥーラシリーズの上位ライン「スクルトゥーラ4000」がおすすめです。ヒルクライムにウエイトを置く場合は、グラベルロードのサイレックスシリーズを選びましょう。

スチールは主にシティサイクル・ママチャリ用として一般的な素材です。重くて錆びやすいものの、頑丈でリーズナブルなのが特徴。走行性重視の方には避けられがちですが、耐久性重視の場合や通勤・通学用のロードバイクを購入したい方におすすめです。

カーボンは樹脂に満たされたカーボンシートをいくつも重ね、成形して作られる素材です。アルミを上回る軽量感に加えて耐久性・衝撃吸収性も備えているため、カーボンフレームを採用した車体は全体的にコスト高の傾向があります。

カーボンフレームのロードバイクはロングライド・ツーリングに対応できるのが特徴です。まとまった距離を軽快に走りたい方にぴったりです。

クロモリは「クロムモリブデン鋼」の略称で、スチールにクロムとモリブデンを添加して作られた合金素材です。ベースがスチールのため重量が大きい点はネックですが、剛性が高い上に熱・振動・歪みなどに強く、耐久性抜群です。

カーボン・チタン製のフレームに比べて安いため、コスパ重視の方におすすめします。また独特の質感があるため、渋い外観の自転車が欲しい方にも適しています。

チタンは金属なのにサビに強く、衝撃吸収性に優れた素材です。軽量で見た目も美しく、市販品のフレームとしては最高級です。デメリットは価格の高さで、ロードバイクの扱い・取り回しに慣れていない初心者には適していません。ある程度経験を積んだ中級者以上の方におすすめです。

タイヤのサイズは走行性を左右します。大きいタイヤは回転数が少なく済む一方、たくさんのエネルギーが必要です。反対に小さいタイヤは少ない力で回せる分、スピードを出すにはたくさん回転させる必要があります。メリダロードバイクのタイヤサイズは700Cが標準で、おおよそ27インチ相当です。

シティサイクルのサイズはホイールの大きさを指すのが一般的ですが、スポーツバイクの場合はフレームサイズ・ホイールサイズと2つの要素が複合します。特にフレームサイズは四肢を含む全身のリーチに関わる大事なポイントです。

フレームサイズ・適応身長の表記要領は470mm（170～185cm）のように簡易的なものが一般的で、上記の例では「フレームサイズ470mm・適応身長170～185cm」を表します。

工学的に重量の小さい物体ほど少ない力で動かせるため、ロードバイクも重量の小さい車体ほど速度が出やすく取り回しも良好です。ロードバイク初心者の場合、重量の目安は13Kg以下がおすすめです。ただし重量の小さい車体は耐久性も低い場合が多いため、フレーム・タイヤなども合わせてチェックしましょう。

メリードのロードバイクにはエントリーモデル・中間モデル・ハイエンドモデルの3種類のグレードが存在します。初心者が購入する際はエントリーモデルがおすすめです。また、グレードは振られている番号によって分かります。

番号が大きいものほどグレードが高い証拠であり、そのぶん高性能のパーツも使用されています。初めて購入する方は、グレードの番号を見分けて決めましょう。なるべく安いロードバイクが欲しくても、番号の確認は怠らないでください。

メリダの2023年の最新ロードバイクをチェックしましょう。昨年の6月に発表されたSHIMANO製ロードバイク用コンポーネント「105Di2」を搭載した3機種が2023年に販売されました。特徴が異なる3タイプなので、用途に合わせて選べます。

バランスがいいオールランドモデル「SCULTURA 6000」・快適性を追求したエアロロードモデル「REACTO 6000」・ライディングの楽しみを追求したエンデュランスモデル「SCULTURA ENDURANCE 6000」の3機種です。

自転車には「コンポートネント」と呼ばれるパーツ類が組み込まれています。コンポートネントのセット内容は変速機・ギア・ブレーキレバー・プラケットなどで、特にロードバイク用として有名なのがシマノ社の「105コンポートネント」です。

105コンポートネントは一般的に初心者向けとして知られているものの、中・上級グレードのモデルにも採用されている万能タイプ。メリダロードバイクを選ぶ際に迷ったら、105コンポートネント搭載モデルを選ぶのもおすすめです。

スポーツバイクの通販にはリスクが伴います。商品が届いた後、イメージと違う・サイズが合わないといったトラブルは避けたいものです。スポーツバイクの仕様・サイズ感といった特性をつかむには、ある程度の実体験が必要です。

メリダロードバイクの実車を店頭でチェックするなら、サイクルベースあさひをおすすめします。あさひは全国に約500もの店舗を展開する自転車専門店です。メリダロードバイクの型落ちモデルを安く購入できる場合もあるため、積極的に利用しましょう。

メリダロードバイクは初心者から上級者まで楽しめる優れた自転車です。用途に合わせたスタイルを選びやすく、しかもスタイルごとに複数のグレードが用意されています。本記事を参考に、ぜひメリダロードバイクで快適な走りを体感してください。