朝井リョウさんの本おすすめ10選|作風や新刊まで詳しく紹介

人間はいつだって輝いていたい感情があります。時に昔を振り返りながら懐かしむと同時に、あの時の輝きを感じていたい時もあるはずです。朝井リョウさんは小説で、かつて誰しもが感じていた青春を表現し、若き日の葛藤や苦しみ、苦しみの中の輝きや想いを描き出しています。

朝井リョウ作品は普段小説を読む人はもちろんのこと、普段は読まない人にとっても読みやすく、親しみやすい作品と言えます。

青春を思い出すきっかけにもなる朝井リョウ作品のおすすめや口コミ・いちおしポイントを紹介していきますので、あなたもあの時の青春を思い出しながら作品に触れてみてはいかがですか。

朝井リョウさんは1989年に岐阜県に生まれました。大学は早稲田大学文化構想学部に進学し、卒業しています。在学中はもちろん、卒業後も執筆活動を続け、2009年には『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しました。

『何者』では第148回直木三十五賞を受賞、直木賞史上初平成生まれの受賞者、男性受賞者としては最年少者となりました。若い感性を大切にしながら日々作品作りに励んでいます。

朝井リョウさんの作風の醍醐味と言えばなんと言っても青春時代です。青春時代特有の誰でも感じたことがある苦悩やさまざまな問題の葛藤を描くのが非常に上手く、心情がリアルに伝わってきます。

部活・学校生活・友情など青春時代を感じるテーマを取り上げ、さりげなく浮き彫りにしていく作風は、読者を思わず夢中にさせる力があります。

朝井リョウさんの文章の特徴は読みやすい文体にあります。普段読書に慣れていない人や、読書からしばらく離れていたと感じている人も、その読みやすさから、ついさくさく読める文章です。小難しいことは一切言わずに、すんなりと物語に入り込める作風が、朝井リョウさんならではの持ち味です。

小説の中には読み終わった後に思い返してモヤモヤしてしまう小説もあります。後味の悪さや、考え込んでしまう場面もあるようですが、朝井リョウ作品の場合は、読み終わった後の後味の悪さや気分の落ち込みはありません。

ほぼ小説を読んだ後は気持ちがすっきりする感覚が味わえます。デトックスしたかのようなすっきり感を味わいたい人は朝井リョウ作品がもってこいです。

朝井リョウ作品に描かれている登場人物はたいていの場合、普通の学生です。どこにでもいそうな普通の学生が織りなす物語だからこそ、「もしも自分が登場人物であったらどうするか」まで考えるのが楽しいのです。

朝井リョウ作品に登場する登場人物を、自分自身に置き換えて、考えながら読み進めていくのも楽しいポイントです。

朝井リョウさんは小説家のイメージが非常に強いですが、エッセイストとしての顔も持ち合わせています。朝井リョウさんならではの視点から世界を見つめていくあり方や、そこから考えた思考が手に取るように分かるエッセイは面白い点が数々あるので、ファンとしてはぜひ読み進めて欲しい作品です。

やはり朝井リョウさんといえば小説です。2013年には『何者』で第148回直木三十五賞を受賞しました。

直木賞史上初の平成生まれ、男性受賞者としては最年少者として注目を集めた他、作品は映画化され話題となったのは記憶に新しいです。朝井リョウさんが生み出した小説は学生のみならず幅広い年代に親しまれています。

実際に読んでみた人の正直な感想は気になるところです。朝井リョウさんの作品に関する口コミは以下の通りです。

朝井リョウさんの作品は、読者の年代によっても読み方や感じ方も異なるため、自分ならではの楽しみ方を見いだせる本です。自分が置かれた環境から見た感じ方、懐かしく想いながら振り返る楽しみ方などさまざまであり、立場によって感じ方も考え方も異なると言えます。

朝井リョウさんは作家生活10年の節目に新刊を出しました。作家生活10周年記念の気迫の書下ろし長篇小説として『正欲』を執筆したのです。

この作品で第34回柴田錬三郎賞を受賞しました。人間の内側に生まれる感情を表現した作品は多くの有名人が実際に読み、そのストーリーに驚いた話題の最新作と言えます。

朝井リョウさんが生み出す作品は年代問わず楽しめる作品であり、青春を感じさせると言えます。読む人の立場や考え方で捉え方や見え方が全く異なるのも面白いです。朝井リョウさんの作品で青春時代を感じてみると、読む前と全く違った世界の見え方になるかもしれません。こちらもあわせてご覧ください。