軽量タープポールおすすめ11選｜ウルトラライト向けは？【コンパクトタイプも】

登山をする方やバイク・自転車でキャンプツーリングをする方は、軽量で持ち運びやすいポールを求めている方が多いですよね。重さ250～500g程度の軽量なポールであれば、タープを一緒に入れても1～2kg程度しか重量が増加しないので、積載制限を気にせずに持ち運べます。

軽量なポールはアルミ合金が使われているものが多いですが、カーボン素材でできたものも存在します。軽量なポールは、似たような外観の製品が多く、どんなものを選んだらいいか分からない方が多いですよね。

そこで、コンパクトな軽量ポールの選び方のポイントを紹介したうえで、人気メーカーの製品の特徴についても解説します。軽量で携帯性に優れたタープポール・テントポールに興味のある方やウルトラライトスタイルで使えるポールをお探しの方は、チェックしてみましょう。

軽量・コンパクトなタープポールはソロ用の小型タープのメインポールとして使えるのはもちろん、大型タープや拡張したシェルターのサブポールとしても使えて汎用性が高いメリットがあります。たとえばキャンプツーリングで荷物をあまり積載できないときでもコンパクトにできるタープポールがあれば、メインポールとして使えます。

またファミリーキャンプで雨天時にタープの高さや角度を変えて雨水が流れるようにしたり、太陽の動きに合わせてひさしの上げ下げに使ったりと持っていると重宝できます。

タープ用のポールは、人が入れる高さと強風でも折れない強度を確保するために、大きく作られています。重量が1kg以上ある製品や、収納時の長さが50cmを超えるものが多く、持ち運びづらいのが欠点です。

しかし、比重の軽くて頑丈な、アルミ合金やカーボンでできたポールの中には、軽量で持ち運びやすい製品も存在します。素材の種類によって重さが大きく変わるため、特に装備の軽量化にこだわる「ウルトラライトスタイル」をしたい方は、軽量なポールを選ぶために製品の材質をチェックしましょう。

ジョイント式は、短い数本のポールを接続して1本にするタイプのポールです。構造がシンプルなため強度が高く、短く分解できるため持ち運ぶ際はコンパクトにまとめられます。また、自分好みの長さに調節できるのも特徴です。

さらに、組み立てやすく、分解したポールの紛失を防げる「ショックコード」を内蔵した商品も販売されています。しかし、ショックコード内臓の商品は長さ調節はできない点には、気をつけてください。

プッシュボタン式は、ジョイント式の一種で同じようにつなげるタイプですが、組み立てや分解がより手軽に行えるポールです。差し込むだけで組み立てられ、外す際はボタンを押すだけです。

また、プッシュボタン式も分解できる商品が多いため、コンパクトに持ち運べます。さらに、つなげるポールの本数により長さ調節ができるのも嬉しい特徴です。

無段階式とはスライド式・伸縮式とも呼ばれ、長さの微調整が手軽にできるポールです。ポールをスライドさせて好みの長さにし、ひねれば簡単に固定できます。さらに、設置した後でも手軽に長さ調節ができるため、天候の変化などにより調節したいときにとても便利です。

しかし、無段階式はジョイント式・プッシュボタン式ほどコンパクトにまとめられないため、使用しないときの持ち運びや収納を考慮して選んでください。

使われている材質の種類によって、ポールの強度や重量が大きく変わるので、軽量で頑丈な素材を選ぶ必要があります。リーズナブルな価格で買えるスチール製のポールは、強度が高く折れづらいですが、重いので持ち運びづらいです。

木でできたポールは、軽くて持ち運びやすいものの、耐久性が低いのが難点です。軽くて折れづらいポールを求めている方は、比重が小さく破断しづらい、アルミ合金や炭素繊維製の商品をおすすめします。

タープポールは製品によって太さが異なり、直径15mmから40mm程度まで、幅広いサイズの商品が存在します。軽くても直径が細い場合は、サブポールでしか使えないので、少なくとも2本は頑丈なものを選びましょう。

メインポールが20mm以上あれば、問題なく設営を行えますが、ポールが太いほど折れづらくなり安全性が高まります。本格的な登山を行う方は、太さが32mm以上ある、軽量なアルミ・カーボン製のポールがおすすめです。

キャンプをする際にバイクで移動したい方もいますよね。すると、ポールなど必要な道具をバイクに積載する必要がありますが、その際は収納時の長さに気を付けてください。

バイクは道路交通法施行令で積載制限が決まっています。その中で、積載物の長さは乗車装置または積載装置のプラス30cmまでです。タープポールは幅は狭いものの長さがあるため、収納時の長さが制限範囲内になるものを選びましょう。

DODのタープポールは、2本セットで1,500円程度で購入できるので、Amazonで非常に人気があります。長さ250cmのビッグタープポールは、分解すると幅が50cm以内に収まり、コンパクトに収納できます。

おしゃれなキャリーバッグも付属しているため、持ち運びやすいタープポールを求めている方におすすめです。灰色だけでなく、赤色や黒色のポールも販売しているので、タープの色に合わせて選べるのも魅力的です。

大手アウトドアメーカーとして有名な、モンベルが販売するタープポールは、頑丈なのにも関わらず値段が安いのが特徴です。他のメーカーの製品に比べて太く、32mmの直径を持つものもあるので、強度の高いポールを求めている方におすすめです。

モンベルの240cm・280cmタープポールは、分解して組み立て直せるため、簡単に長さ調整を行えます。それぞれのポールをうまく組み合わせると、多種多様な長さのタープポールを作れるのも魅力的です。

軽量でコンパクトで作りがしっかりしているポールがほしい方は、アライテントのコンパクトポールがおすすめです。225gと軽量でコンパクトに収納できるので、持ち運びやすいのがメリット。携行性があるので、登山キャンプやツーリングキャンプにうってつけです。

kemekoのタープポールは、カーボン素材でできていて非常に軽量なので、ソロキャンパーの間で根強い人気があります。無段階調整機能も搭載されていて、190cmサイズの製品であれば、48cmまで収縮できます。

アルミ製の製品に比べて圧倒的に強度が高いため、ポールの耐久性にこだわる方におすすめです。超軽量で使い勝手に優れている分、価格も非常に高価で1本あたり1万円以上かかるので、気軽に購入しづらいのが欠点です。

タープ用のポールは、ホームセンターで売られている物干し竿で代用すると、購入費用を1本あたり1,000円程度に抑えられます。しかし、ステンレス製なので重く、収納時のサイズも大きいので、キャンプツーリング用途には向きません。

タープポールではなくテントの骨組みに取り付ける、小川張りを行えば、設営を行うのに必要なアイテムの数を減らせます。延長ベルトやカラビナ等の部品を、ホームセンターの商品で代用すると、購入費用を更に削減可能です。

軽量で頑丈な、アルミ合金や炭素繊維製のタープポールは、携帯性と使い勝手に優れているのが魅力です。高い信頼性を持つ、人気メーカーの超軽量ポールを選んで、安全で快適なキャンプ生活を送れるようにしましょう。