軽量なペグハンマーおすすめ6選！登山向きのコンパクトな商品や代用品も紹介

アウトドアでテントをスムーズに設営するには、ペグを効率よく打てるペグハンマーが欠かせません。ただ、「ペグハンマーを持って行ったら重くて大変だった」「荷物の中でかさばって困った」なんて経験はありませんか？

荷物をコンパクトにしたいなら、軽量なペグハンマーがおすすめです。軽量だとすぐ壊れそうなイメージがあるかもしれません。しかし、実は十分な強さを備えたものも多く、取り回しやすさなど軽量だからこその利点もあります。

そこでこの記事では、軽量なペグハンマーのメリットや選び方について解説します。おすすめのブランドや商品も紹介しますので参考にしてください。代用品として使えるワークマンの商品についてもお教えします。

薪や石など、その場にあるものでもペグ打ちはできます。しかし、ペグハンマーを使った方が効率は上がります。また、ハンマーと聞くと重そうなイメージですが、アウトドア用のペグハンマーには軽量なものも多いです。

軽量なペグハンマーのメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット

• 荷物が軽くなるため移動が楽
• 持って行く道具を増やせる
• 取り回しがよく扱いやすい
• 手頃な価格のものが多い

デメリット

• 打ち込むときに力が必要
• 岩の混ざった地面や硬すぎる地面には不向き

「軽量って数字でいうとどのくらい？」と疑問に思うかもしれません。一般的なペグハンマーの重さは500g～800gほどなので、500g未満なら軽量といえます。軽量のペグハンマーにはゴムやプラスチック、アルミなどを使ったものが多いです。

1つ目のポイントはヘッドの素材です。金属・プラスチック・ゴムの3種類があります。金属は細かく分けると鉄・ステンレス・銅・真鍮があり、性質はそれぞれです。プラスチックとゴムは特徴が似ています。

素材ごとのメリットとデメリットは以下の通りです。

使用感を左右する柄の素材も大切です。木製の柄の場合は打つときの衝撃を緩和して手に優しく、見た目には温かみがあります。金属製の柄は強くて耐久性があり、スタイリッシュなデザインが多いです。

持ち手部分は直線状のものとカーブ状のものがあります。カーブ状のものの方が手になじみ、ペグ打ちがしやすいです。ゴムの滑り止めが付いているものは持ちやすいだけでなく、衝撃も和らげます。

人気の定番ブランド・コールマンは、初心者にも使いやすいアイテムを多く出しています。「ラバー/スチールハンマー」はヘッドがラバーでできたハンマーです。ラバーヘッドが衝撃を吸収するので、打っていても手が痛くなりません。

全長200mmと小ぶりなので持ち運びやすく、手が小さくても扱えます。柄はスチール製ですが、ラバーグリップが付いて滑りにくいです。もう少し重さと力強さが欲しい場合は、スチールヘッドのハンマーもあります。

MSRはアメリカの登山用品メーカーで、登山に適した軽量でコンパクトなアイテムが特徴的です。MSRの「ステイクハンマー」は他のブランドにはない、シルバーカラーとスタイリッシュなデザインが目を引きます。

ヘッドにはステンレス、柄にはアルミを使い、重量はわずか312gです。軽量とはいえ金属なので強さもあります。さらにペグ抜きとボトルオープナーが付いており、機能性も抜群です。

通販サイト「eSPORTS」のプライベートブランドであるクイックキャンプは、アウトドア用品全般を低価格で販売しています。クイックキャンプの「アルミペグハンマー」は軽さと強さを同時に追求したハンマーです。

柄の部分には軽いアルミを使って重量を抑えつつ、ヘッドには鋳鉄を使って強度を持たせています。柄はストレートな細身で手に納まりやすく、すっぽ抜け防止のストラップが付いていて安心です。

エリッゼは金物の街・新潟県燕三条のアウトドアブランドです。高品質な金属製品が人気を集めています。エリッゼの「アルティメットハンマーショート」は取り回し抜群のハンマーです。

天然木の柄は短めに作られており、持ち手の形が手にフィットするよう工夫されているので、女性にも扱いやすいです。ヘッドは風合いを楽しめる真鍮と錆びにくいステンレスの2種類から選べます。

金属加工工場から生まれたアウトドアブランドmuracoは、クラフトマンシップあふれるアイテムが評判です。muracoの「CARAJAS PEG HAMMER」はハンマーなのにスティック状の見た目で、個性が光っています。

ペグを打つ際にはヘッドの平らな部分で叩き、逆側のへこんだ部分はペグ抜きとして使えます。重量は236gで持ち運びやすく、デザインもおしゃれです。ただ、軽いアルミペグ向けのハンマーのため、使用範囲は限られます。

モンベルは登山用品を中心とした日本のアウトドアブランドです。モンベルの「ショックレスハンマー」はその名のとおり、打ったときの衝撃を感じにくい工夫が凝らされたハンマーです。

ヘッド部分に小さな鋼球を内蔵し、これが衝撃を吸収します。腕への負担が減るので疲れにくく、握力に自信がなくても打ち込みやすいです。ヘッドはラバー製のため、打撃音も気になりません。

DesertWalkerは中国の格安アウトドアブランドで、超軽量のコットなどが有名です。DesertWalkerの「チタンペグハンマー」は軽い金属のチタンを使い、重量110gと驚異の軽さを実現させています。

軽いだけでなく、人間工学に基づいた打ちやすい設計も魅力です。また、ヘッドには栓抜きやペグ抜きに使える溝・スコップとして使える穴があり、さまざまな場面で活躍します。ただ、チタン製なので価格はやや高めです。

コスパを追求するキャンパーは、100均やワークマンなどで探してみるのもおすすめです。本格的なペグハンマーに比べると強度は物足りないものの、代用品や予備用としては十分使えます。例として、ワークマンの「コンパクトハンマー」を載せていますので、参照してください。

軽量のペグハンマーは荷物を少しでも軽くしたいキャンパーにおすすめです。軽くても強度は十分で、問題なく使えるものがたくさんあります。この記事を参考に使いやすいペグハンマーを見つけ、身軽で快適なアウトドアを楽しみましょう。