ビートたけし（北野武）の映画おすすめ15選｜出演作品から監督作品まで！

日本ではコメディアンとして地位を確立しているビートたけしですが、海外では映画監督として有名で、コメディアンである事実に驚く人は多いです。数々の賞を受賞しているたけし監督の映画はコメディアンの顔とは違った一面が見られます。

ターニングポイントになった映画は『HANA-BI』です。この作品でヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞しました。日本作品では40年ぶりとなる快挙です。日本でも映画界の重鎮とされる黒澤明や淀川長治からも高い評価を得ています。

そんな、ビートたけし監督のおすすめ映画を見ていきます。ジャンル別や受賞作品、出演している俳優や女優などを紹介しますので、自分の好みに合う作品が選べます。人気作品もピックアップしますので、そこから選ぶのもおすすめです。

ビートたけしは1947年に東京で生まれました。下町でやんちゃな少年時代を過ごし、その様子は『たけしくん、ハイ！』で綴られています。明治大学に現役合格したにもかかわらず、アルバイトに明け暮れ、浅草フランス座でエレベーターボーイをしていた際、師匠である深見千三郎と出会いコントを学びました。

ツービートを結成し、漫才ブームを経てレギュラー番組を数本抱える人気者になりました。監督の2作目『3-4X10月』で脚本も兼任し、本格的な監督活動を始めます。映画監督として海外からさまざま招待を受け『菊次郎の夏』では5分間のスタンディングオベーションを受けました。性格は照れ屋で繊細です。監督をしている際も、出演者に指示せずに任せているのが特徴です。

北野映画といっても、さまざまなカラーの作品があります。暴力的なバイオレンスものもあれば、純愛を描いた作品も印象的です。ビートたけし監督の映画から好みの作品の見つけ方を見ていきます。

ビートたけしは監督だけではなく、有名な映画に俳優としても出演しています。一部ピックアップすると、坂本龍一やデヴィッド・ボウイとともに出演した大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』・高倉健主演の『夜叉』・深作欣二監督の『バトル・ロワイアル』など多数あります。

映画は現在までで20本近く監督として製作しました。画面のトーンなどブルーが多く多用され「キタノブルー」とも呼ばれています。俳優として、監督して映画に関わっている作品は、どちらも見ものです。

作品は任侠もの・恋愛もの・青春ものなど多岐に渡ります。セリフが少なめで情緒的な映像が美しいのは『Dolls』『あの夏、いちばん静かな海。』『HANA-BI』です。任侠もので人気なのはやはり『アウトレイジ』です。この作品は続編の『アウトレイジビヨンド』と『アウトレイジ最終章』も楽しめます。

ビートたけしといえばコメディです。コメディ映画なら『みんな〜やってるか! 』がおすすめです。泣きたい気分であれば『菊次郎の夏』『キッズ･リターン』『HANA-BI』、青春を懐かしむなら『アキレスと亀』がおすすめです。

ビートたけしの映画に一度は出てみたいと希望する俳優さんは多いです。そのため、有名俳優や女優が多く起用されています。『ソナチネ』では大杉漣、『BROTHER』には渡哲也、『Dolls』には菅野美穂と西島秀俊が出演しています。

中でも『アウトレイジ』には、椎名桔平・加瀬亮・三浦友和・國村隼・杉本哲太など豪華俳優陣が出演しているので必見の価値ありです。

北野映画で一番興行収入が高かったのは『座頭市』で28億5,000万円です。次に『龍三と七人の子分たち』で16億円です。『アウトレイジビヨンド』は14.5億円となっています。『BROTHER』は日英共同制作で$15,250,594、国内の興行収入は9憶円です。未発表のものもありますがトップの『座頭市』から見てみるのもおすすめです。

世界各国でさまざまな賞を受賞しているビートたけし監督の映画です。『HANA-BI』はヴェネツィア国際映画祭金獅子賞・ニューヨーク国際映画祭国際映画賞・サンパウロ国際映画祭批評家賞他5つの賞に輝いています。

『ソナチネ』ではタオルミナ国際映画祭グランプリ、『Dolls』はダマスカス国際映画祭最優秀作品賞、『アウトレイジ ビヨンド』は日本映画批評家大賞監督賞を獲得しています。

北野監督の映画は動画配信サービスで見られるのか気になります。映画配信の大手サイトであるNetflixやAmazon Prime Video、HUluでも配信は行っていません。唯一、無料で見るならTSUTAYA DISCASのレンタルサービスです。30日間無料サービスを使えば『アウトレイジ』を無料で見られます。

多くの賞を獲得している北野映画は、世界的に評価が高く人気があります。独特の映像美や余計なものを削ぎ落したセリフ、それを役者が自分で考えて演じ、ひとつの作品が出来上がっています。バイオレンスのイメージが強いと思われますが、心温まる映画もたくさんあるのでぜひ北野映画を楽しんでください。

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