弐瓶勉さんのおすすめ漫画5選|魅力的な作風や新作の情報まで詳しく紹介

日本の漫画文化は海外に轟くほどとても人気があります。そんな日本の漫画は数えきれないほどの作品数とその作者によって生み出されています。今回フォーカスするのは、漫画家の弐瓶勉さんです。

弐瓶勉氏の漫画は、ハイクオリティーでハードSF系の物語が多く、コアなファンが多くついています。デビュー作にして代表作の『BLAME!』やアニメ化されている『シドニアの騎士』がとても有名です。

今回はそんな弐瓶勉作品の魅力や弐瓶勉さんがどんな人物なのか、またおすすめの漫画、それに対する口コミなどを紹介します。最後には新作についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

弐瓶勉さんは1997年に月刊アフタヌーンにて『BLAME!』が連載され始めデビューを飾ります。しかし、デビューまでには海外で1年絵の勉強をしたり、漫画家の高橋ツトムさんのアシスタントを経験したりとしっかりとした下積み時代を過ごしています。

そんな弐瓶勉氏は、ファンの間で「天才」と賞賛されており、弐瓶勉さんならではの作風に魅了されています。

弐瓶勉さんが手掛ける漫画たちにはどのような魅力があるのか迫っていきます。独特な世界観や細かい背景などを3つに分けて解説します。

弐瓶勉作品はいつも独特な舞台設定になっており、とても緻密に描かれていることが特徴的です。たとえば、デビュー作である『BLAME!』はコンピューター技術がかなり進んだ超未来が舞台です。

そこでネットワークシステムに不具合が起きてしまい、超構造体と呼ばれる巨大階層状の都市が増殖してしまうという物語です。こうした今までにない発想や細かい作風が「弐瓶ワールド」へ一気に引きずり込むのです。

弐瓶勉さんの漫画に出てくるキャラクターは、魅力的な登場人物が多いです。バイクにAIが搭載されていたり、正体不明の「ガウナ」と呼ばれる生物が登場したりと個性的なキャラクターばかりです。

さらには、主人公なのに1話まるまるセリフがなく、読者の目を他の場面へと向けさせるというテクニックも持ち合わせています。

最後に紹介する弐瓶勉さんの漫画の魅力は、海外でも修行していた「絵柄」です。独特な世界観をしっかりと読者に伝えるためには、背景や絵柄が重要になります。

弐瓶勉さんの漫画に登場する背景はとても細かく書き込まれており、読者を圧倒します。その絵柄は海外での評価も高く、フランスの漫画家兼映画監督のエンキ・ビラルにも賞賛されています。

こちらでは弐瓶勉作品に対する評価・口コミを紹介します。今回は、弐瓶勉さんの代表作である『BLAME!』『シドニアの騎士』『BIOMEGA』に関する口コミをピックアップしました。

上から順に『BLAME!』『シドニアの騎士』『BIOMEGA』の口コミでした。中には「世界観がよくわからない」という意見もあり、弐瓶ワールドの独特さがうかがえます。

この独特な雰囲気を高く評価する人は多く、細い背景絵を大きな本で見られるのが嬉しいと言った意見もみられます。

弐瓶勉さんを知らなくても『シドニアの騎士』は知っているという方は少なくないはずです。2009年から2015年まで月刊アフタヌーンにて連載されていた漫画で、その後2014年4月から6月までアニメ第一期が、2015年4月から6月までアニメ第二期が放送されていました。

SF漫画なのに、ラブコメ要素が入っているなどオリジナリティ溢れる漫画です。ファンや読者には「弐瓶ワールドにラブコメはないと思っていた」と言われており、斬新な人気作です。

2022年7月現在、弐瓶勉さんの新作漫画は月刊少年シリウスにて連載中の『大雪海のカイナ』という作品の原作を担当しています。作画はイラストレーターの武本糸会氏が担当しています。この漫画は2023年1月にアニメ放送予定です。

「雪海」によって大地が消えかけた異世界が舞台です。そこで、人々は巨木である「軌道樹」から広がる「天膜」と呼ばれる場所で暮らしています。そこで少年と少女が出会い、世界を変える物語です。

「これこそがSF漫画！」と言っても過言ではない弐瓶勉さんの漫画には、たくさんの魅力が詰まっています。これから弐瓶勉作品を読む方は、「独特な世界観」「細かい絵柄」を注目してコアファンの仲間入りをしてみてはいかがでしょうか。

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