小学生向けの人気小説おすすめ10選｜低学年から高学年まで！女子・男子向けも

現代の子どもが生活する環境は、動画配信サービス・オンラインゲーム・SNSと読書以外にも楽しめるアイテムが溢れています。子どもが楽しいと思えるものは、一方的に情報を与えてくれるものが多いです。

もちろん、動画やSNSから得る知識や情報もたくさんあります。しかし、一方的に得られる知識は定着しません。読書は頭を使って情報を整理し、想像を膨らませながら読みます。考えながら読んだ情報は、しっかりと記憶に残り、勉強や将来の社会生活にも役立ちます。

今回は、読書に興味を持ってもらえる「小学生向けの小説おすすめ10選」を紹介します。読書に抵抗があるお子さんでも手に取りやすい小説を選びました。小学生が読書をするようになるコツも紹介していますので、ぜひご覧ください。

お子さんは進んで本を読みますか？読書の習慣化は、子どもにとって必要な学習習慣の一つです。しかし、読書に抵抗のあるお子さんに本を読ませるのは容易ではありません。小学生のお子さんがいる保護者に行ったアンケートによると、保護者がお子さんに読んでもらいたい月の冊数は、8冊以上が3割以上でした。

しかし、実際お子さんが月に読む本の冊数は3割ほどの1、2冊が一番多いです。さらに、ほとんど読まないお子さんが1割ほどいます。小学生に読書の習慣をつけてもらうためには、保護者の方の手助けが必要です。

小学生が読書をするようになるには、読書が楽しいと思えるきっかけ作りが大切です。そのためには、どうして読書が楽しくないかの原因を探ります。

小学生の読書が嫌いな理由は、面白さがわからない・面倒くさい・読書よりも楽しい遊びがある、この3つの理由が多いです。「面白さ」がわかるようになると、読書を面倒くさがらず楽しいものになるので読書嫌いも克服できます。

読書が苦手なお子さんには、まずは短編集を勧めてみましょう。読書に抵抗を感じるポイントの一つは、話が長すぎて面白さがわからない部分です。短編集だと、一つが10分ほどで読み終えられる短いものが多く、気軽に始められます。

短編集は話がテンポよく進むので、最後まで飽きずに読めておすすめです。読み切る経験を繰り返すと、自然に長めの作品でも苦にならずに読めるようになります。短編集は、短時間で楽に読めるので小学生におすすめです。

アニメや映画になった名作は、読書が苦手なお子さんにぴったりの小説です。アニメや映画をすでに観ているものは、内容や結末が頭に入っています。知っているお話なので、文章に変わっても内容の理解が可能です。

理解して読み切る体験を繰り返すと、読書への抵抗感を減らせます。アニメや映画になった名作は、内容がわかっているので避けがちです。しかし、知っているお話をいくつか選んで読書に慣れてもらいましょう。

どんな簡単な小説でも手に取るのをためらうお子さんには、学習漫画がおすすめです。漫画にいいイメージを持たない方も多いですが、学習漫画は一般の漫画とは違います。小学生にはわかりにくいような内容を漫画でわかりやすく伝える児童書です。

漫画は、文字と絵で記憶するので、難しい内容でもしっかり記憶できます。学習漫画から、同じジャンルの小説に興味を持つ場合もあるので、読書選びの候補におすすめします。

ファンタジーは、幻想的なものを主人公などに設定した作品です。小学生に人気の『転生したらスライムだった件』は、スライムが主人公です。そのスライムが世界を変えていく冒険ファンタジーで、アニメ感覚のように読み進められます。

もう一つの人気作品は『カラフル』です。『カラフル』は、死んでしまった主人公がもう一度生きるチャンスを与えられ人生の再スタートをします。ファンタジーの中でも、人生のテーマが盛り込まれた大人でも深みを感じる作品です。ファンタジーは、非現実的な要素が小学生に人気です。

ミステリーは、小学生だけではなく幅広い年齢層に人気のジャンルです。『少年探偵団』は江戸川乱歩の作品ですが、これは、子供たちにも読みやすいストーリーに作られています。江戸川乱歩独特の薄気味悪い世界観をおさえて、ミステリーを楽しんでもらえる作品です。

ミステリーは、謎解きの要素も多くあり、ストーリーを進めながら考える力が身に付きます。謎解きをしながら想像力が鍛えられておすすめです。

男子小学生に人気な宇宙（SF）は、化学や未来を舞台にしたフィクション小説です。フィクション小説のため、内容は幅広く、日常では考えられないような面白い展開で溢れています。『海底二万マイル』は、ディスニーシーの人気アトラクションの原作にも使われており、とても有名です。

天才科学者の船長が繰り広げる神秘的な海底の大冒険で、アトラクションでも神秘的な部分がとても美しく再現されています。宇宙（SF）は、普段体験できない世界に連れて行ってくれる夢のあるジャンルです。

怪談は、読みたくないけど読みたくなる不思議なジャンルです。『妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ』は、不気味だけど面白くて感動する、とても不思議な感情が味わえる楽しい作品です。シリーズもので、1つの作品が短いので、小学生でも無理なくシリーズを読み切れます。

子供向けに作られた怪談は、ちょっぴり怖いけど、どこか温かい不思議な世界に連れて行ってくれるジャンルです。

本に慣れてきたら、シリーズに挑戦してみましょう。紹介する作品は一つの作品が短いので小学生におすすめです。『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』は、銭天堂を訪れるお客さんを主役に読み切りで展開するオムニバス作品です。ふくよかな女性の主人が独特の雰囲気を出しています。

もう一つの作品『シャーロックホームズ』は、誰でも一度は読んだ経験があるくらい有名なシリーズです。さまざまな世代に向けて多くのシリーズが展開されています。小学生向けのシリーズを確認してみましょう。シリーズは、読書に慣れてきた次のステップにおすすめです。

読書感想文向きの小説は、意見や感想を書きやすいものです。子供本人と年齢が近い・興味の対象が似通っている・驚くような気づきがあるといった内容の小説がおすすめです。また、図書館や書店へ足を運び、実際に本を手にとって子供に選ばせてあげましょう。

本を読む習慣は、ぜひ親子で取り組みましょう。小学生は、小説を与えるだけでは自分で習慣づけるのは難しいです。親御さんも一緒に読書に取り組むと、お子さんも楽しみながら読めます。それぞれ違う小説でも構いませんので、親子で読書時間を作ってみてください。

読書は、想像力を鍛えたり、知識を増やしたりと毎日の学習にも役立つものです。今回紹介した小説を親子での読書習慣づけの参考にしてください。読書で子どもの世界を広げてあげましょう。

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