花とゆめコミックのおすすめ作品20選|歴代の人気作品やアニメ化されたものまで紹介

花とゆめコミックスは、白泉社から刊行されている漫画の単行本のレーベルです。漫画雑誌『花とゆめ』や『LaLa』などに掲載された漫画が発売されており、小学生から社会人や主婦まで、幅広い年齢層からの人気があります。

少女漫画レーベルではありますが、作品ジャンルの多様さから、男性でも楽しみやすいラインナップなのが特徴です。これまでにも数多くの大作・超有名作が刊行され、現在も続々面白い新刊が登場しています。

この記事では、花とゆめコミックスについて、詳細や特徴・作品の選び方のヒント・おすすめ作品などをわかりやすく詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にして名作や新作漫画を楽しんでみてください！

花とゆめコミックスは少女漫画の単行本レーベルですが、他とは違う特徴がいくつかあるのでご紹介します。キーポイントは「雑誌の刊行頻度」「ジャンルの自由度」「歴代の名作」の3つになります。

花とゆめコミックスで単行本になる前の掲載は、漫画雑誌『花とゆめ』や『LaLa』でされています。特に『花とゆめ』は、月2回の刊行で多くの作品を掲載しているだけでなく、月2回の刊行がある少女漫画雑誌の中でトップの発行部数を誇っています。

花とゆめコミックスに名作・人気作品が多いのは漫画雑誌の人気ゆえといえます。

花とゆめコミックスの特徴のひとつとして、作品ジャンルの自由度の高さが挙げられます。恋愛ものはもちろん、ファンタジー・SF・職業系・ギャグなどたくさんのジャンルの作品の単行本が刊行されています。

複数のジャンルを兼ね合わせた作品もあり、斬新な設定や個性的なストーリーを楽しめます。

花とゆめコミックスの歴代作品の中には、伝説級・殿堂入りの作品がかなり多くあります。子・母・祖母など世代が違っても同じ感動や面白さを感じられるのは素晴らしいことですし、いまだ未完の作品は同じ期待感を持つことにつながります。

また、もっとも売れている少女漫画としてギネス記録を持つ作品もあります。

ここでは、花とゆめコミックスを選ぶ際のヒントをご紹介します。花とゆめコミックスの作品は非常に多いので、ぜひヒントを参考にして選択肢を絞ってみてください。順番にご説明していきます。

多岐にわたる花とゆめコミックスのジャンルですが、選びやすくなるよう、おおまかにジャンルを分けてその特徴や魅力をお伝えします。「ラブコメ」「SF・ファンタジー」「友情・家族」「職業系」「その他」になります。

少女漫画に恋愛ジャンルは欠かせない存在です。花とゆめコミックスの恋愛漫画は、青春系から刹那的な世界観のものまでたくさんの作品があり、選びがいがあります。

青春ラブコメとして代表的なのは『なまいきざかり』です。スケ部のマネージャーの女の子とその後輩の男の子の部活青春漫画です。

花とゆめコミックスのSF・ファンタジー作品は、どれも構成が秀逸で唯一無二の面白さを持っているものが多いです。

神話や特殊能力をコミカルに描かれていたり、宇宙規模の壮大なストーリーになっていたりして、独特の世界観が楽しめます。もっとも有名なのは『ぼくの地球を守って』で、綺麗な作画と引き込まれるストーリが大人気です。

家族や友情にテーマを置いた作品も、花とゆめコミックスで人気のあるジャンルとなっています。

人気漫画『赤ちゃんと僕』では、幼い弟の世話をする兄を描いたホームコメディで、家庭問題だけでなくいじめ問題なども出てきます。共感したり感動したりしていつのまにかどっぷり読み込んでしまう漫画が多々あります。

お医者さんや探偵など現実にもある職業の主人公が奮闘するストーリーや、異次元で超能力や特殊能力を使って役割を担うキャラクター設定など、職業系もさまざまな漫画作品があるのが花とゆめコミックスの特徴のひとつです。

声優・モデル・脚本家などアーティストやクリエイター系の職業系漫画もあります。

その他、ギャグ・ミステリー・グルメなど多彩なジャンルの漫画があります。

ギャグ系で注目されている作品『ならしかたなし』は、大仏顔の女子高生と物知りで突っ込みがキレすぎている鹿との会話ギャグ漫画です。『ハッスルでいこう』は、コックを目指す女の子の成長を描くグルメ漫画で、定評があります。

完結している作品か現在も掲載中の作品かで、楽しみ方も変わってきます。完結作品は最後まで一気読みができたり、続きを気にせずすっきり読み終えられたりするのがメリットです。掲載中の作品は、最新話を待つドキドキ感が楽しめます。

長期連載・休載などで長らく最新話が出ていない漫画もありますが、ファンは辛抱強く待っています。

花とゆめコミックスには、アニメ化された作品が多くあります。『神様はじめました』『スキップ・ビート！』『桜欄高校ホスト部』などの魅力的な作品がこれまでアニメとして放映されています。

『夏目友人帳』『フルーツバスケット』『暁のヨナ』は特に人気で、漫画でも大好評の作品です。

ここでは、花とゆめコミックスの中でも伝説といわれる大ヒット作をご紹介します。どれもそれなりに古いのですが、何十年経っても色あせることなく読み継がれている名作です。

1976年から1997年まで雑誌『花とゆめ』で、2008年から2018年までは『別冊花とゆめ』で連載していた漫画です。現在も未完で、作者・美内すずえは必ず最後まで書くといっています。

なんの取り柄もない女の子がある日演技の才能を見いだされ、成長する物語です。アニメ化・ドラマ化もされた少女漫画の金字塔です。

1987年から1994年に『花とゆめ』で連載されたSF漫画です。前世の記憶を持つ高校生と小学生が、前世でのわだかまりを今世で解決しようと奮闘する物語です。

壮大な世界観で引き込まれます。現在のように転生ものが溢れていなかった時代に描かれたレアな少女漫画です。『ぼくの地球を守って』は完結しており、何度も繰り返し読むファンが多く今でも大人気です。

1987年から1993年に『花とゆめ』に掲載された動物系漫画です。

北海道の獣医学部の学生と飼い犬を中心に展開するコメディです。非常に写実的な絵柄・セリフのフォントの独特さ・獣医学部ならではの知識情報で人気を集めています。主人公が獣医学部に入った理由が捨て犬を押し付けられたからだといったくだりの1話から面白いです。

1978年から長らく『花とゆめ』で連載され、現在でも『マンガPark』で連載されています。バミューダトライアングルの中の架空の島で繰り広げられるハチャメチャぶりが面白い、独特な雰囲気のギャグ漫画です。

アニメ化・舞台化・映画化ともに大人気で、累計発行部数が2500万部を超える大ヒット漫画です。

花とゆめコミックスの漫画は、各電子書籍サービスでも読めます。ブックライブ・コミックシーモア・マンガPark・dブック・ブックウォーカーなど花とゆめコミックスを扱っているサービスは充実しています。

月額料金やサービス内容などを吟味して選んでみてください。また、漫画雑誌『花とゆめ』は、白泉社e-net!でも読めます。

花とゆめコミックスについて、特徴や魅力・選び方のヒント・おすすめ作品などを詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ぜひ記事を参考に、数ある面白い作品をたくさん読んで楽しみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。