藤子F不二雄の漫画おすすめ30選｜SF作品が人気！短編・長編それぞれ紹介！

藤子・F・不二雄と言えばドラえもんを思いうかべる人が多いようですが、作者の藤子・F・不二雄はドラえもん以外にも数多くの魅力あふれる作品を作り出してきた漫画家です。手塚治虫・石ノ森章太郎などと並ぶ、マンガの創世記を生きた漫画家です。

藤子・F・不二雄のこれまでの歩み・生み出してきた作品・キャラクターなどから作品の面白さやメッセージについて触れていくと見えてくる思いがあるはずです。

代表作のドラえもんやパーマンはもちろんですが、これまで知らなかった作品をこの機会に触れてみるのはいかがですか。おすすめや作品の魅力について紹介しますので、ぜひ作品を読んでみてください。

藤子・F・不二雄は富山県高岡市定塚町で生まれました。高校は富山県立高岡工芸高等学校電気科に進学し、卒業後は隣接の氷見市出身であるの安孫子素雄と一緒にコンビを組んで漫画家として活動をはじめました。

後にそれぞれで活動し、藤子・F・不二雄と藤子不二雄Ⓐとに分かれるまで連名で作品を造り続け、児童漫画の第一人者になったのです。1996年9月23日に肝不全で亡くなるその瞬間まで作品を描き続けていた根っからの漫画家です。

藤子・F・不二雄の作品はSFとギャグと日常生活の絶妙なバランスで成り立っています。代表として『ドラえもん』がありますが、特に注目すべきはSFです。

藤子・F・不二雄自身もSFの愛好者だった事実もあり作品にたびたび登場しますが、“SUKOSHI FUSHIGIな物語”の意味だとよく語っていたのです。『オバケのＱ太郎』『ウメ星デンカ』のように、宇宙の不思議な空想からちょっと日常に着地しているような不思議な気持ちになる話をテーマにしていました。

藤子・F・不二雄といえばドラえもんやキテレツ大百科などの、子供向けの明るくユニークで科学的な作品を生み出しているイメージが強いですが、まるで正反対の感覚を覚える作品も生み出しています。

『ミノタウロスの皿』『気軽に殺ろうよ』などのダークな世界観を全面に出し、皮肉をも込めた作品をも生み出すその力は藤子・F・不二雄ならではとも言えます。

大人にこそ読んで欲しい作品であり、強いメッセージがあるので、子供のみならず大人も一度は手にとって欲しいマンガです。

藤子・F・不二雄の魅力はSF短編にぎゅっと凝縮されていると言っても過言ではありません。その短いストーリーの中につめこまれた優れたキャラクター性や設定は時代が流れても色褪せることなく読者に訴えかけ、そして時に警鐘や皮肉を訴えているのです。

短編集のイメージはそれほどなかった人も、短編集であればすぐに読み切れるため、一度は手にとって欲しい作品です。

藤子・F・不二雄ミュージアム会館10周年を記念した『藤子F不二雄大全集』が発売されています。掲載当時のカラー原稿も収録されている他、キャラクターや作品の初期バージョンも収録されているため、今とは少し違う、当時の雰囲気を味わいながら読み進められます。

膨大な数がある藤子・F・不二雄作品ですが、電子書籍でも配信されているため、スマートフォンやタブレットでも気軽に読める点も嬉しいポイントです。

富山県は藤子・F・不二雄が生まれ育った街です。生まれ育ち、青春時代を過ごした思い入れの深い土地ですので、街全体が藤子・F・不二雄キャラクターで埋め尽くされています。

藤子・F・不二雄のメッセージが書かれた看板や藤子・F・不二雄が生前生み出したキャラクターの銅像なども多数あるため、ファンであれば、一度は足を運んで作者と同じ空気感を味わって欲しい場所です。

神奈川県川崎市には藤子・F・不二雄ミュージアムがあり、藤子・F・不二雄の原画の展示や実際に使用していた机の展示などを行っています。

原画を間近で見ると作者の息づかいまでも感じられそうなところがあります。期間限定で特別展示も行っているので、何度行っても楽しめる施設となっています。

藤子・F・不二雄はドラえもんはもちろんですが、その他にも魅力あふれるキャラクターを多数生み出してきた漫画家です。そのメッセージは今もなおファンや多くの読者の胸に生き続けているといえます。この機会に、藤子F不二雄の世界を堪能してみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。