ヨネックスのテニスラケットおすすめ10選｜人気のEZONEや初心者向けのものも

日本を代表するテニス用品メーカー・ヨネックスのテニスラケットは、部活の練習から試合・趣味でのプレーなど、幅広いシーンで使用されています。また、大坂なおみ選手など有名テニスプレーヤーも愛用し、優れた機能性が注目されています。

とはいえ、ヨネックスのテニスラケットには硬式用・軟式用があります。また、それぞれ重さや面の大きさ・フレームの厚みなどが異なるため、どういうラケットが自分に合っているのか、どの商品を選んだらいいか迷ってしまいがちです。

そこで今回は、ヨネックスのテニスラケットの選び方、人気のEZONEや初心者向けのものなどおすすめの商品をご紹介します。前衛用・後衛用の違いなどについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

硬式用と軟式用のラケットでは、フレームの重さやガットのテンション（引っ張る強さ）などに、次のような違いがあります。

• フレームの重さ：硬式の方が重い（軟式は200〜280g程度・硬式は250〜340g程度）
• ガットのテンション：硬式の方が強い（軟式は強度18〜35程度・硬式は強度40〜65程度）
• フレームの違い：硬式の方が頑丈
• シャフトの違い：軟式の方が長い

使用するボールが、硬式用は固め・軟式用は柔らかめと異なるため、ボールの固さに合わせて作られているのが特徴です。

「EZONE（Eゾーン）」は、ヨネックスのテニスラケットシリーズの中でも最速のボールスピードを実現しています。また柔らかな打球感と力強いパワーも特徴。フレーム上部をたわみやすく設計することで、より柔軟かつ高い反発性を発揮します。

パワーとスピードを強化できるものや、ストロークのラリー戦に強いものなど、安いのに高機能なラケットをお探しの人はチェックしてみましょう。

待望の新作、「VCORE（Vコア）」が2023年1月に発売しました。スピン性能とコントロール性能に優れているのが特徴です。ボールコントロールがしやすいとされるエリア「スイートエリア」を、一般的なラケットよりも7％広くすることで操作性がアップしています。

また強力なしなりと復元力のある素材「2G-Namd Flex Force」を使用し、スピン性能を高めています。強烈なスピンボールをピンポイントに打ち込みたい人におすすめです。

女性やキッズには280kg以下の軽量タイプのラケットがおすすめです。軽めのタイプは筋力が弱めの人にもスイングしやすく、シニア世代にも使いやすいのがポイントです。ただし、パワーのあるボールを打ち返す際の衝撃が大きく、打ち負けしやすい側面もあります。

筋力は弱いけれどボールの飛距離を延ばしたい人や、ラリーに素早く対応したい人にぴったりです。

初心者の男性やパワーに自信がある人は、300g前後を目安に選んでみましょう。重さがあるほど力強いショットを打ちやすく、パワーのあるボールにも対応できます。筋力のある経験者ならば、300g以上もおすすめです。しっかり振り切る力があれば、さらにパワフルなプレーが可能になります。

ただし300g以上は筋力が弱いと腕に負担がかかるため留意しましょう。

面の大きさは100平方インチを基準に、レベルに合わせて選びましょう。大きい面はボールを拾いやすく、パワーのあるショットを打てるのが特徴です。そのため初心者なら100平方インチ以上が向いています。一方狭い面は、コントロール性能が高いのがメリットです。中級者や上級者なら95平方インチ前後がおすすめです。

コントロール性重視の人には、フレームの厚さが20mm前後の「薄ラケ」がおすすめです。厚みの薄いラケットには、スイングしやすくコントロール性能が高いといった特徴があります。ただしボールの飛距離を出すのにパワーが必要なため、筋力やスイングスピードのある中級者や上級者に向いています。

コントロール性能に加え、パワーも充実したラケットを使いたいなら、21～25mm程度の「中厚」がおすすめです。中厚は一般的な厚さで、コントロールとパワーのバランスがよく、どんな人にも扱いやすい特徴があります。また種類も豊富で価格が手頃なものも多いため、初心者にもぴったりです。

できるだけボールを遠くまで飛ばしたい人は、26mm以上の「厚ラケ」をチェックしてみましょう。厚ラケは厚みがある分頑丈なのがポイント。反発力が高く、パワーの強いボールを打てるため、ボールを遠くまで飛ばしやすい特徴があります。腕力に自信がない人やシニア世代におすすめです。

目の細かいガットは、シャープな打球感とボールコントロールのしやすさが特徴です。パワーのあるスイングで真ん中に当てれば、強力なショットにつながります。ただしスイートスポットが狭いので、ラケットの操作レベルが高くパワーのある中上級者におすすめです。

一方、目の粗いガットはスイートスポットが広く、ボールを的確に捉えやすい特徴があります。またスピードのないスイングでもスピンをかけやすいため、小回りの利いたプレーをしたい人におすすめです。

グリップのサイズは一般的にG1～G4までの種類があり、数字が大きくなるほど太くなります。ジュニアや手の小さめな女性は、グリップが細いG1やG2がおすすめです。また標準的な手の大きさの男性にはG2が向いています。比較的手の大きな人は、G3以上をチェックしてみましょう。

ただしグリップは購入後にグリップテープを巻いて使用するため、オーバーグリップの分さらに太くなることを考慮して選びましょう。

GEOBREAK（ジオブレイク）は、ヨネックス史上最高の威力と瞬時に包む柔らかい打球感がコンセプトです。ガットが出る部分を円形から楕円形にすることで、ガットの可動域を広げ、回転と反発力をアップ。精密なコントロールが可能となっています。

またフレームにカーボン素材を使用しているため、軽量かつ柔らかさを生みだし、球持ちの良さを実現しています。コントロール性と球持ちのよさを重視する人におすすめです。

AIRIDE（エアライド）は衝撃を抑えた快適な打球感と、飛距離のアップを実現するソフトテニス入門用のモデルです。軽量化に加え、バランスポイントを広げ袖部を柔らかくすることで遠くまで飛ばすことを可能にしています。

またグリップ部には振動吸収素材を採用しており、打球時の不快な振動をカットし快適な打球感を生み出します。初心者や軽くて扱いやすいものをお求めの人におすすめです。

ラケットの面の大きさは、90平方インチを基準にレベルに合わせて選びましょう。初心者は面が大きめな方がボールを当てやすいため、90平方インチ以上がおすすめです。大きい面はボールを遠くへ飛ばしやすいのも特徴です。

一方中級者や上級者は小さめな面の方が振り抜きやすいので、85平方インチ前後が向いています。小さい面にはコントロール性能が高くなるメリットもあります。

ラケットの重さは240g程度を基準に、プレースタイルやレベルに合ったものを選びましょう。軽いラケットはスイングスピードが早く、操作性に優れているのが特徴です。そのため初心者やネットプレーヤー・パワーに自信のない人におすすめです。

一方、重いラケットはパワーのあるショットを打てるのが特徴。スイングのスピードが速い経験者や筋力のある人におすすめです。

シャフトとはグリップと面をつなぐ部分のことです。パワーのあるショットを打ちたい人はシャフトが1本のものがおすすめです。1本のシャフトはしなることでボールに力が伝わりやすく、強いホールド感と共に力強いショットを打ち出せます。

一方、コントロールを重視したい人はシャフトが2本のものがおすすめです。2本のシャフトは面に安定感があり操作がしやすい特徴があります。1本のシャフトに比べ扱いやすいので、初心者にもぴったりです。

ダブルスでは前衛・後衛に分かれるため、それぞれに対応したラケットをチェックしましょう。前衛はネット付近で細かい動きが多いため、ラケットの重心が手元にある「トップライト」がおすすめです。グリップ側に重心があることで操作性が高いのがポイントです。

一方後衛はベースライン付近で長い距離の打ち合いになるため、ラケットの先端に重心がある「トップヘビー」を選びましょう。遠心力を利用し強い打球を打ち出せるので、パワーを重視する人にもおすすめです。

ヨネックスはバドミントンラケットのメーカーとしても有名で、オリンピック選手にも多数愛用者がいます。高機能で使い勝手がいいため、アスリートから一般のプレイヤーまで幅広く支持されています。以下に、ヨネックスのバドミントンラケットの特集記事がありますので、ぜひチェックしてみてください。

プロ・アマ問わず、多くのテニスプレーヤーに愛用されているヨネックスのテニスラケット。硬式・軟式それぞれでさまざまな種類があり、初心者から上級者まで幅広く対応しているのが魅力です。お気に入りのテニスラケットで快適なプレーを楽しみましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。