ヨネックスのロードバイクおすすめ10選｜撤退の噂は本当？ダサいという評判はある？

YONEX（ヨネックス）は、テニスやバドミントンのラケットをメインにスポーツ用品を手掛けるメーカーです。東京に本社を置き、スポーツ用品の主流メーカーとして世界から高い品質評価を得ています。ロードバイクとよばれるスポーツ自転車も発売しており、気になっている人もいるかもしれません。

ロードバイクの性能だけでなく、国産にもこだわる方はヨネックスがおすすめです。独自で開発したカーボンフレーム技術による、性能の高さが評判です。ヨネックスのロードバイクの購入を検討している方にとっては、選び方やどのモデルがいいのかなど、情報が欲しいところですよね。

そこで本記事では、ヨネックスのロードバイクの魅力や選ぶポイント、おすすめ10選などを紹介します。ヨネックスのロードバイクは撤退した？ダサい？などの疑問や、購入可能な場所や中古品についても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ヨネックスのロードバイクにおいて、最大の魅力ともいえるのが、独自開発したカーボンフレーム技術。純国産にこだわり、なんと40年以上前から当時は画期的な素材であったカーボンに着目し、年月をかけて技術を磨き上げてきました。

ヨネックス独自のカーボンフレームのもっとも大きな特徴は、フレームの強度と軽さです。フレームが地面の振動や衝撃を吸収してしなることで、フレームが変形したり、重心が安定してコーナーが曲がりやすくなったりするメリットがあります。

このように、ヨネックスのカーボン加工技術は、ロードバイクにとって大切な機能がたっぷり詰まっています。

ヨネックスのロードバイクは、操作性の高さも魅力です。快適な走りの秘密は「ボルテージシステム」。風の抵抗をなくすために、フレームの断面を広くする技術で強度と操作性に特化しています。

また、ヨネックスのラケットに使われる素材「ゴムメタル」を、ロードバイクにも取り入れているので、振動吸収性の高さもポイントです。形状にも工夫がみられ、チェーンステーに「オーバルプレスドシャフト理論」が適用されているのが特徴です。これはテニスラケットでも使用されており、適度なしなりや横剛性を持たせられます。

ヨネックスのロードバイクは、走り始めの加速も良くする技術が使われています。振動吸収性を左右するシートステーの芯材に、密度の高いマイクロコアが使われているので、バネを思わせるレベルの高い加速感を実現。しなやかな走り出しで、ロングライドも快適に楽しめます。

「AEROFLIGHT（エアロフライト）」は、軽量で空気抵抗の少ないエアロロードバイク。巡航スピードの速さにこだわる方向けです。

従来よりも空気抵抗を約20％軽減させ、カーボン繊維と樹脂の密着を向上させるNamd（エヌアムド）技術により、速いスピードでも柔らかい乗り心地で楽しめます。

ハードなライディング向けなので、値段は高め。初心者や街乗りメインで考えている方には、コスパが低いといえます。

「CARBONEX（カーボネックス）」は、フレーム部分に金属でありながらゴムのような性質を持った「ゴムメタル」を採用しているので、しなやかな加速感が魅力の一台です。

長年培ったヨネックスのカーボン加工技術を屈指したモデルでもあり、フレームは650gと驚異の軽さを誇っています。快適なライディングにこだわる方向けです。

「CARBONEXHR（カーボネックスエイチアール）」は、リムブレーキ仕様で2018年のロードレース全日本選手権で優勝した山本元喜選手や、さまざまな大会で結果を出したプロチームが使用しているモデルです。

プロの脚力にフィットする剛性の高さが魅力で、安定性を重視する方におすすめです。プロ選手やチームからの信頼が厚いモデルなので、乗りやすさはピカイチといえます。

「CARBONEX HR DISC（カーボネックスエイチアールディスク）」は、ヨネックスでは初のディスクブレーキ仕様。少ない力でブレーキをかけられるのが魅力です。ケーブルの内装化で、ハンドルの取り回しが楽になり、雨天時の走行も安心して乗れます。

タイヤが32Cまで対応しているので、さらに乗り心地にこだわる方は、安定性のあるタイヤやホイールに変えて、しなやかな走りを追求して楽しむのもおすすめです。

ヨネックスの最新モデルでディスクブレーキ仕様の「GROWENT（グローエント）」。ヨネックスを代表するCARBONEX（カーボネックス）の軽量性・操作性を受け継ぎ、快適な走りを向上させたロングライド向けモデルです。

これまでのヨネックスのロードバイクとは少し違った、シンプルでスタイリッシュな見た目にも注目。白や黒のモノトーンをベースとした飽きのこないデザインが魅力です。

ロードバイクは、初心者向けで組み立て不要の「完成車」・中上級者におすすめのカスタマイズして組み立てる「フレームセット」があります。ヨネックスでは、元々フレームセットのみを販売していましたが、最近では完成車も取り扱うようになりました。

ただし、完成車は100万円を超えるモデルもあるので、値段だけを見ると初心者には手が届きにくいかもしれません。普段どれくらい利用するのか、コスパも考えてから検討しましょう。

安さを重視している方には、GROWENTのフレームセットがおすすめ。ヨネックスの高い品質を維持しながら、低価格化を実現したモデルです。ヨネックスでもっとも安いロードバイクとなっており、価格は約32万円。GROWENTは完成車も販売しており、約41万円で購入できます。

ロードバイクを選ぶときは、サイズの確認が必須です。ヨネックスは、XXS～Mまでのサイズを展開しています。身長でいうと、156cm～182cmに適合するサイズなので、低身長さんや女性でも選べます。

自分の体に合った最適なロードバイクを選ぶためには、やはり店頭での試乗がおすすめ。近くに取扱店がある場合は、ぜひ足を運んでみてください。

ヨネックスは、全国各地で定期的に試乗会を実施しています。購入前に走り心地を知れる絶好のチャンスなので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。

ヨネックスの最近のロードバイク事業は、直近でも1年に1～2台のペースで新作を発表しています。2023年にはヨネックス史上最軽量540gを実現した「CARBONEX SLD（カーボネックスSLD）」が発表されるなど、精力的に新技術を搭載した精鋭モデルを展開しており、撤退していることはありません。

ヨネックスのロードバイクは、ハードなライディング向けの仕様が多い印象ですが、デザインは賛否両論あるようです。具体的には「ロードバイクのブランドロゴがダサい」という声です。

しかし、最近発売されたモデルは、ロゴのダサさが目立たないぐらいに、全体的にシンプルでスタイリッシュなフレームデザインです。モノトーンでシックな色合いは、これまでのヨネックスモデルと少し違ったテイストに仕上がっています。

2023年3月に新型ロードバイク「カーボネックスSLD」が発売されました。540ｇと驚きの軽量化に成功し、新カーボン素材によって加速性や安定性がパワーアップしています。フォーク・チェーンステーやシートステーにも新素材を搭載しており、加速性や推進力も向上しています。ヒルクライムや一般道などあらゆるシーンで快適な乗り心地を体感できます。

ヨネックスは日本のメーカーなので、取扱店は全国のサイクルショップになります。新品を実際に目で見て判断したい人や、店頭で相談したい方は販売店に足を運びましょう。サイズの計測もしてくれるので、初心者の場合は特にサイクルショップで選ぶと失敗が少ないといえます。

ヨネックスのロードバイクは中古での購入も可能です。全国の中古販売店や、ヤフオク！などのフリマサイトでは、格安で購入できる場合もあります。残念ながら、大手ネット通販のAmazonでは取扱いがなく、楽天では在庫切れの製品が多い印象です。

中古は、限られたモデルしかなかったり、ネットでは実物を確認できなかったりするので、メンテナンスや傷の具合によるリスクは考えておく必要があります。

ヨネックスのロードバイクは、長い歴史を誇るカーボン加工技術を取り入れた機能性の高いモデルが揃っています。ロゴのデザインは好みが分かれるようですが、最近では、モノトーンのスタイリッシュなデザインも出てきているので、気になる方はチェックしてみましょう。