ディストピア映画の人気おすすめ20選｜名作から最新作までご紹介

映画には多種多様なジャンルがありますが、その中でもメジャー作品からミニシアター系作品まで幅広い作品が揃っているジャンルの1つとして、「ディストピア映画」が挙げられます。

ディストピア映画は、ユートピアの反対で退廃したダークな世界観の近未来的世界を描いており、近年公開された映画のほか、名作と呼ばれる人気作品も多いジャンルです。現実とは離れた世界観ではあるものの、現実と比較すると恐ろしさも感じられる内容で、人気を集めています。

そこで今回は、ディストピア映画の魅力やよく似たジャンル「ポストアポカリプス」との違い、ディストピア映画の選び方のほか、おすすめディストピア映画20選を紹介します。

ユートピアとは反対に、退廃的で暗黒のような未来社会・反理想郷を描いたSF映画の1つであるディストピア映画は、希望を持てない内容も多く、好き嫌いが分かれるタイプの映画といえます。しかし、希望のない内容だからこそ人々を惹きつけるジャンルなのです。

ディストピア映画は、荒廃した近未来社会や徹底的に監視された社会を描いているものが多いですが、これらはユートアピアを実現するため、またはその世界で絶対的な存在を表現するという、いわゆるディストピア映画の「あるある」です。

ディストピアというジャンルは映画以外にも小説でも多数の作品が発表されており、中には映画化されている小説もあり、さまざまなタイプの映画を観られるのも、ディストピア映画の魅力です。

前述のように、ディストピアとは理想郷という意味の「ユートピア」の反対にあたる世界観です。そのようなディストピアは、「ポストアポカリプス」と呼ばれる世界観と混同されることがあります。

ディストピアも破滅的な未来を描いている点はディストピアを似ていますが、大きく異なるのはそれが戦争・災害・疾病などにより人類や文明が死に絶えていく様子を描いている点です。つまり、ポストアポカリプスは世界の秩序や制度がほぼ存在しておらず、いわゆるサバイバル的な要素も含まれています。

映画は、アメリカやヨーロッパなど海外で制作された「洋画」、または日本国内で制作された「邦画」の2種類で分けられます。ディストピア映画はどちらかというと洋画の方が多いですが、邦画にもディストピア映画の有名作品もあり、どちらも魅力的な作品があります。

洋画のディストピア映画は作品数が多いので、さまざまなタイプの未来社会が描かれた多様な作品が楽しめるのが大きな特徴です。続編が制作されている作品もあるので、複数作品を鑑賞できるのも、洋画のディストピア映画の魅力といえます。

洋画と比較すると邦画のディストピア映画は作品数が少ないですが、洋画が苦手、または日本映画が好みという方は、邦画を選んでみるのもおすすめです。

映画は短い作品であれば1時間弱・長い作品になると3時間を超える大作もあります。ディストピア映画も同様で、長過ぎる作品は鑑賞途中で疲れてしまうこともあるため、上映時間はあらかじめチェックしておくことをおすすめします。

上映時間が長い映画を見る余裕がない・短時間でサクッと観たい場合は、短編のディストピア映画を選ぶのもいいでしょう。

好きな俳優・女優がいる方は、その好みの俳優が出演しているかどうかも、ディストピア映画を選ぶポイントの1つです。映画を選ぶ方法がいまいちわからない場合は、有名な俳優や女優が出ている映画を選ぶとわかりやすいです。

しかし、有名俳優が出演している映画がすべて優れた作品とは限りません。俳優や女優で選ぶ場合は映画の良し悪しではなく、あくまでも映画を選ぶ方法の1つとして捉えておきましょう。

優れた映画を制作する監督の作品なら、いわゆる「ハズレ」は少ないといえます。世界的に有名な監督のディストピア映画であれば、まず間違いはないはずです。初めてディストピア映画を観る場合は、監督で選べば優れた作品を見つけやすくなります。

また、いい脚本の映画は良い作品であるといもいえるので、脚本にも着目してみましょう。

特にこだわりがない人なら、映画賞受賞作で選ぶのもおすすめです。アカデミー賞やゴールデングローブ賞など世界的に知られる映画賞の受賞作やノミネート作なら、さまざまな作品に出会えるチャンスがあります。

ただし、映画賞ごとに作品の傾向が異なるため、映画賞を元に映画を選ぶ際は、各映画賞の傾向も把握しておく必要があります。

映画は映画館で観るのがベストとはいうものの、観たい映画が近所で公開されない・すでに公開が終わっているという場合は、動画配信サービスを利用してみましょう。自宅にいながら多数の映画を月額定額料金で見放題で楽しめます。

映画館へ足を運ぶ時間が取れない方やたくさんの映画を観たい人は、自宅で気軽に映画を楽しめる動画配信サービスを活用すれば、さまざまなディストピア映画を鑑賞できます。

ディストピア映画は決して現実世界の物語ではないものの、現実世界とかけ離れすぎた世界でもないため、現実と重ね合わせるとゾッとする内容が1つの魅力です。ディストピア映画を観て、現実世界と離れた世界観を楽しんでみましょう。