フラワーコミックスのおすすめ漫画12選|歴代の名作や完結済みのものまで詳しく解説

少女漫画といえばやはり恋愛物です。フラワーコミックスはその少女漫画の王道を堪能できる作品が多く刊行されている漫画レーベルです。甘酸っぱい青春時代そのものの恋愛から、切なくて苦しい大人の恋愛まで、さまざまな恋愛を堪能できます。

その他にも、幅広い年代向けのコミック雑誌が含まれているので、漫画のジャンルも幅広いのも特徴です。ファンタジー・スポーツ・ギャクなども幅広く名作を世に送り出しています。ドラマ化・映画化・アニメ化された作品も多くあります。

幅広い作品があるため、フラワーコミックスを読んでみようと思っても、どれを選べばいいか迷ってしまいます。ここでは、フラワーコミックスの魅力や選び方のほか、おすすめの漫画を紹介します。

フラワーコミックスは幅広い年代向けの漫画雑誌から刊行されています。最も低年齢層向けとしては『ちゃお』があり、『Sho-Comi』『ベツコミ』『Cheese！』『月刊フラワーズ』『プチコミック』と続きます。

雑誌がそれぞれ対象となる年代が違うので、小中学生向けから大人の女性向けまで、幅広い作品が楽しめます。

フラワーコミックスは恋愛漫画を中心に、いろいろなジャンルの作品を読めます。たとえば、スポーツ漫画・ファンタジー・SF漫画もあればギャグ漫画もあります。そのため自分好みのジャンルを見つけやすいのも特徴です。

連載されている雑誌によって主人公の年代がそれぞれ違うので、同じジャンルの作品でもまた違った雰囲気が楽しめます。

ドラマ・映画・アニメの原作になった作品が多いこともフラワーコミックスの特徴です。たとえば石原さとみさんと山下智久さんが主演で話題になった『5→9〜私に恋したお坊さん〜』は相原実貴さんの『5時から9時まで』が原作です。

これ以外にも『失恋ショコラティエ』『坂道のアポロン』『YASHAー夜叉ー』など、紹介しきれないほどあります。

フラワーコミックスの中で、最も多くの作品が属するのが、この学園ラブコメものです。恋愛物の王道ですから、たくさんの名作が誕生しています。そのため、このジャンルの作品は恋愛系のドラマや映画など、映像化された作品が多いことも特徴です。

少女漫画を読むにあたり、まずは恋愛物を堪能したい場合には、このジャンルの作品を選びましょう。

少女漫画の恋愛物にSFやファンタジー要素をプラスした作品は多くあります。たとえば未知のウイルスのせいで超能力を使えるようになった双子の話『海の闇 月の影』や、月の光で狼になるヒーローとの恋愛を描いた『禁断の恋をしよう』もあります。

恋愛要素だけでなく、タイムスリップしたりするSFやファンタジー要素も楽しめて、2倍楽しめるのがこのジャンルの特徴です。

フラワーコミックスのスポーツジャンルには、主人公がスポーツに打ち込むタイプと、ヒーローがスポーツに打ち込んでいる姿を応援するタイプがあります。

前者はそのスポーツをしてみたい！と思わせてくれます。また後者だと、そのスポーツをしている男子にドキドキしたこともあるのでは？スポーツも恋愛も楽しみたい場合は、このジャンルの漫画を選びましょう。

数は他のジャンルと比べると少ないのですが、フラワーコミックスにはギャグ漫画もあります。漫画雑誌では主に4コマ漫画として連載されているものが多く、すもと亜夢や新井理恵が代表的な作家です。

また最近はドラマ化もされた尾崎衣良の『深夜のダメ恋図鑑』は、恋愛漫画でもありながら、ギャグ要素の強い話になります。

『ちゃお』は『なかよし』『りぼん』と並ぶ3大小中学生向け漫画雑誌です。中でも『ちゃお』は、小学生でも中学年が最近のターゲットになっていて、他の2誌と差別化を図っています。

そのためお子さん向けの少女漫画ならば、『ちゃお』に連載されている漫画を選ぶのがおすすめです。大人すぎないので安心して読ませられます。

『Sho-Comi』は女子中学生、『ベツコミ』は女子高生がターゲットの漫画雑誌です。どちらもターゲットが憧れるような少し上の年代を舞台にした漫画が多く連載されています。

そのため中心は青春を彩るような恋愛が主になっていて、思いっきり甘酸っぱい恋愛話を読みたい場合は、この2誌の連載漫画をチェックしてみましょう。

少し大人の恋愛が読みたい場合は『プチコミック』『姉プチ』、恋愛ものだけじゃなく幅広い大人の作品を探しているならば『月刊フラワーズ』に掲載されている漫画を選びましょう。

『プチコミック』も『姉プチ』もどちらもヒロインは社会人の女性で、大人の恋愛が描かれます。『月刊フラワーズ』はファンタジー色が強い作品が多くあります。大人向けの漫画はこの3誌がおすすめです。

ドラマや映画など、映像化された作品から選ぶのもおすすめです。フラワーコミックスは原作になっている作品も多くあるので、もしかしたらすでにドラマで見た作品もあるかもしれません。

月9作品でいうと水城せつなの『失恋ショコラティエ』は松本潤さん主演でドラマ化されていますし、最近では田村由美の『ミステリと言う勿かれ』などがあります。

長編か短編かで選ぶのも選び方の方法のひとつです。短いものは短編集などがありますが、長編だとフワラーコミックスで最も長いのは、現在でも連載中の渡辺多恵子の『風光る』で、今までに30巻が刊行されています。

その他にも篠原千絵の『天は赤い河のほとり』が全28巻、田村由美の『BASARA』が全27巻などがあるので、読み応えのある作品を探しているならば長編を選びましょう。

連載が続いているものは続きを待つのが待ちきれないと思う場合は、完結している作品から選ぶのかおすすめです。完結しているので、一気に最後まで読み切れるので、時間をおかずに楽しめます。

完結している作品も5巻程度のものから10巻以上のものまで幅広くありますので、休みの日などに一気に読んで漫画の世界に浸りましょう。

19世紀末のフランスを舞台に、日本の漫画で少年愛を本格的に扱った代表的な作品です。学校の寄宿舎という閉じられた場所を舞台に、多感な時期の少年たちが、さまざまな感情に揺れ動きながら暮らしています。

そんな中で、ジルベールとセルジュ、2人の主人公が運命に翻弄されてしまいます。悲しくも美しい愛の姿が竹宮恵子の美しい絵で描かれています。

高校入学を控えた平凡な女子中学生だったヒロイン・鈴木夕梨が、紀元前14世紀のヒッタイト帝国にタイムスリップし、ヒッタイト帝国の皇子と恋仲になる話です。実在の歴史上の人物も話の中に登場するのも特徴のひとつ。

戦いの女神として祀り上げられ、どんどん帝国や皇子にとって欠かせない存在になっていくヒロインから目が離せません。

文明が崩壊した後の日本が舞台の漫画です。王の圧政に苦しむとある村で、村を救うと予言された双子の兄や家族と平和に暮らしていた主人公・更紗でしたが、ある日国王軍に父と兄は殺され、母は連れ去られます。

更紗は兄の代わりに村を救うべく立ち上がるのですが、実は更紗が本当の運命の子でした。さまざまな苦難を乗り越え戦い続ける更紗。その強さは多くの人の心を打ちます。

ニューヨークのダウンタウンが舞台の漫画です。ストリートキッズのボスの主人公のアッシュは、ある時、「バナナフィッシュに会え」と言い残して死んだ男から薬物サンプルを受け取りました。

麻薬中毒になった兄が時々同じ言葉をつぶやくことから、アッシュはバナナフィッシュを調べはじめますが、それは国家的な秘密に繋がっていく壮大な話です。アッシュと友人英二の友情も見どころです。

幅広い年齢層を対象に、いろいろなジャンルの作品が展開され刊行されているフラワーコミックス。たくさんの漫画の中から自分の好みにぴったり合いそうな作品を見つけて、少女漫画の世界を堪能してください。またぜひ下記の記事も参考にしてみてください