平野耕太の漫画おすすめ5選 | ヒラコーの人物像とは？アニメ化された人気作品も紹介！

バチカンから手紙が来たと噂されるHELLSINGやアニメ化で人気のドリフターズなど、平野耕太の漫画は重厚な画風とかっこいいポーズや台詞回しが印象的です。一方で、平野耕太自身の得意とするゲーム・アニメ・漫画のマニアックネタ満載のギャグ漫画もコアなファンに支持されています。

しかし、平野耕太の漫画は世界観が難しそうで、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。実は、独特の世界観が難しそうに見えるヒラコー作品も、自分好みのジャンルやストーリーのものを選んで読み始めれば一気に世界観に浸れます。

そこで今回は、平野耕太の代表作と人気おすすめ漫画を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。ヒラコーショックやウマ娘SSでも話題の平野耕太のTwitterの魅力も解説します。

平野耕太先生は、漫画研究会に所属していた専門学校在学中にデビュー作『COYOTE』（COMICパピポ）が掲載されてデビューしました。一般誌の初連載は『大同人物語』（コミックガム）です。

アメリカンコミックを感じさせるポージングや構図や大胆な黒ベタの使い方が特徴で、ギャグパートでのキャラクターのデフォルメにも独自のセンスが際立っています。シリアスな場面にも鋭利なギャグを挿入するなど、常に笑いを取り入れているのも平野耕太作品の魅力です。

眼鏡キャラの搭乗率が非常に高く、次いで手袋・制服への強いこだわりがあります。読んでいるうちに作品の中に引き込まれてしまう独特の世界観を楽しんでください。

平野耕太先生は、自身の漫画のあとがきなどにも登場します。眼鏡・黒シャツ・ネクタイ・ジャケット・黒のサファリ帽の姿で描かれていて、一見過激な発言が人気です。一方で、ファンからの真面目な質問には真摯に答えるなど、実直な一面も垣間見れます。

流行にも敏感で、正式サービスが始まったばかりの『艦隊これくしょん』を一気に広めたヒラコーショックのエピソードは有名です。某巨大掲示板のなんjでも話題になりやすく、頻繁にスレッドが立っています。

大同人物語は、平野耕太の一般誌処女作となる作品です。同人誌即売会『マンガマーケット』を舞台に繰り広げられる同人作家たちの権力争いを題材にしたギャグ漫画で、未完のまま中断している作品でもあります。

大手サークルのプロ作家から謂れのない暴言を吐かれた主人公が、謎の同人ゴロである明智と雑賀と共に戦うストーリーです。同人誌界隈の濃厚なネタ満載のマニアックな作品なので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

ゲーム好きからも一目置かれるゲーマー・ヒラコーの趣味全開の作品です。聖学園高校に転向してきた主人公の西新井護が入部した変人集団『電脳研究部』が舞台のゲーム系ギャグ漫画で、ハラハラするような皮肉や批判がゲーマー目線で描かれています。

なお、主人公の西新井護は作品開始前に『全国格闘ゲームキャラバン』で中部地区代表や全国3位の成績を残していますが、本作品内ではゲームをプレイするシーンはほとんどありません。

HELLSINGは、イギリスを舞台にした究極の吸血鬼アーカードが人工吸血鬼を相手に戦うアクション漫画です。ポージングや台詞のかっこよさに定評があり、特に少佐による演説に対する海外の反応は絶賛の嵐でした。

2001年にアニメ化、2005年にOVA化された本作品は、2021年にハリウッドでの実写映画化が報じられています。バチカンから手紙が来たと噂されるほど話題性のある平野耕太の代表作です。

以下略は、ゲームショップが舞台のマニアックネタ満載のギャグ漫画です。ゲーマガに連載していた作品のためゲームネタがメインですが、漫画・アニメ・同人ネタなどの濃厚ギャグも多く、主人公のヒラノは作者の平野耕太そのままの姿で描かれています。

ヒラノ・ヤブ・ジャージの共同経営で本町が店長をしているゲームショップ「ファンタジィ」で起こるドタバタ日常ギャグ漫画ですが、平野耕太のコアな知識が詰まっているので楽しめる人はとことん楽しめる作品です。

ドリフターズは、中世ファンタジー風の異世界に召喚されたあらゆる時代の英雄たちのバトルアクション漫画です。平野耕太独自の陰影の強い重厚な画風に大胆なポージングに、奇抜で演技的な台詞回しのかっこよさが生きています。黒崎真音の歌うオープニング曲『VERMILLION』も、世界観が合っていると好評です。

関ケ原の戦いの最中に異世界へ召喚された主人公の島津豊久は、織田信長や那須与一と出会います。登場人物は日本人だけでなく、ジャンヌ・ダルクやアドルフ・ヒトラーなど国や時代もさまざまです。歴史上オールスター勢ぞろいの本作は、歴史ファンのみならず幅広い層の方が楽しめます。

鋭い切り口の発言や歯に衣着せない物言いが話題の平野耕太先生は、50万人以上にフォローされているほどTwitterも人気です。日々感じた事や世間で話題の出来事など頻繁にツイートしている内容からは、ギャグ漫画家としてのセンスやアンテナの広さを感じます。

また、人気の育成ゲーム『ウマ娘』の小ネタツイートが多かった時期には、ファンの間で「ウマ娘のSSをツイートするだけの漫画家」などと揶揄されていました。

この記事では、平野耕太の代表作や人気おすすめ漫画を紹介しました。平野耕太は、コアでマニアックなギャグから重厚なバトルアクションまで描き分ける唯一無二の漫画家です。ヒラコー漫画独特のスピード感あるバトルとギャグを、ぜひ楽しんでください。