レディース向けドライバーおすすめ15選｜中古品についてや初心者向けの選び方も紹介

最近の日本のゴルフ界では渋野日向子選手や松山英樹選手が海外のメジャー大会で待望の優勝を果たすなど快挙が続いています。それに伴い日本では、若い人を中心にゴルフ人口が増える傾向にあります。

特に女性でゴルフを始める人も多く、ゴルフ道具を揃えるためにゴルフショップに行くとたくさんのクラブが展示されていて、どれが自分に合っているのか選ぶ際に迷ってしまうほどです。

今回は、レディース向けのドライバーをポイントにして、その特徴や選び方・人気メーカー・国内外のおすすめのドライバーをご紹介します。有名なキャロウェイや初心者にぴったりのアイテム、中古での入手ってどうなの？という疑問にもお答えしているので、ぜひご覧ください。

レディース向けのドライバーは女性の体格や筋力に合わせ、メンズ向けに比べて重さもやや軽くなっていて振りやすく、シャフトも短めになっているのが特徴となっています。またレディース向けならではのカラーや、デザインもおしゃれでかわいいものが多い点も魅力です。

女性でも体力に自信がありパワーもあるプレーヤーは、ゴルフショップなどでドライバーを試し打ちしましょう。ヘッドスピードや飛距離などを計測してもらい、男性用のドライバーの使用をチェックするのもおすすめです。

ドライバーのカタログなどには、性能表示としていろいろな用語や数字が記載されています。初心者にとってドライバーを選ぶ際に、その用語が何を意味してどの値が自分に合っているのか分からないケースもあると思います。ここでは用語の意味や値などを説明しますので、ドライバーを選ぶ際の目安や参考にしてください。

スピン量とは、ドライバーで打った際のボールの回転数を表し、「高スピンタイプ」や「低スピンタイプ」と表記されています。一般的にドライバーで打った際に、2000から2500回転のスピンがボールにかかると、理想の飛行弾道になるとされています。

ヘッドスピードが遅めの女性は、ヒットした球が上がりにくいので「高スピンタイプ」のドライバーによりスピンを多くしてボールを高く上げるとより遠くへ飛ばせます。逆にヘッドスピードが速めの女性はボールが上がりやすいので「低スピンタイプ」で回転数を抑えると適正な弾道の球が打てます。

反発係数とは、ドライバーでボールをヒットした際にフェースに対する反発の大きさを表す値です。反発係数が大きいと球の飛距離が伸びるので、ボールを遠くへ飛ばしたい場合にはチェックしたい数字となります。

この反発係数は上限が「0.83」と規則で決められており、この値より大きいドライバーは公式の試合では使用できなくなります。「高反発モデル」と表示されているドライバーはこの値を超えているケースがありますので、プライベートのゴルフでのみ使用可能となります。

「慣性モーメント」とは、ボールを打った際の速度を持続しようとする性質をいいます。慣性モーメントがモーメントの上限値は5,900g/cmと規則で決められており、これ以上は公式競技では使用不可となります。

初心者ゴルファーでボールを芯でとらえる確率が低いケースには、慣性モーメントの大きいドライバーの使用によりミスヒットが低く抑えられますので、値をチェックしてみてください。

ドライバーの種類によっては、ヘッドのウェイトのポジションを変更できるタイプもあります。ヘッドのバックに可動式のウェイトが付いており、ネジを緩めて左右に動かして締め直し、ドローやフェードなどヒットするボールの球筋が調整できます。また、ドライバーのヘッドとシャフトを繋ぐ箇所に可変スリーブが採用され、ロフト角やライ角が変更できるタイプもあります。

ゴルフを始めようとする女性がクラブを揃えるためにゴルフショップに行くと多くのクラブが並んでいて、どのドライバーが自分に合っているのか決めにくくなりそうです。そこで、ここからはレディースドライバーを選ぶ際のいくつかのポイントについて解説していきます。

ドライバーのヘッドの大きさは最高で460CCと規則で決められています。レディース用ドライバーは、空気抵抗によるスイングスピードの低下を考慮してやや小さめの430CC～440CCが主流となっていますが、最近では大型ヘッドを採用しているメーカーも増えています。

大きなヘッドのドライバーは、ヘッドサイズに比例してフェース面も大きくなるのでスイートスポットと呼ばれる打点が広くなり、多少スイートスポットを外して打っても安定したボールが打てる点が魅力です。

ドライバーはグリップからヘッドまで含めた重さが、270g～330gの範囲となっています。レディースプレーヤーは280g前後を基準とし、パワーのある女性は300g前後、パワーに自信のない場合は270g前後がおすすめです。

ヘッドが重い方がボールを打つ時のエネルギーが大きくなり、遠くへ飛ばせる特徴がありますが、重い分、振り切るのにパワーが必要となります。自分の体力やスキルを考慮し振り切れる範囲でやや重めのドライバーを選ぶのがおすすめです。

ドライバーのグリップからヘッドまで繋ぐシャフトにも柔らかい素材から硬い素材を使用した種類があります。またクラブをスイングした時に、シャフトの最もよくしなるポイントを「調子」と呼んでおり、これにも3種類のポイントがあります。

ドライバー・シャフトの硬さはフレックスと呼び、「柔」から「硬」の範囲でシャフトに英字で表示されています。レディース向けの柔らかいシャフト「L」から順に「Ａ」・「R（レギュラー）」・「ＳＲ」・「S（スティッフ）」・最硬度の「X」の順番です。

レディース用ドライバーのシャフトとしては、「L」か「A」が一般的です。初心者・レディ―スは、柔らかでしなりやすく、非力でも飛距離が伸ばせる「L」がおすすめです。少しパワーのあるレディ―スで「L」は少し柔らかすぎると感じる場合は「A」か「R」を選び試してみてください。

ドライバーのシャフトは、長いほどよく飛ぶと言われていますが、長いと重量が大きくなるので、しっかり振り切れる長さを選ぶのが重要です。一般的なドライバーの長さは45～46インチですが、レディース用の場合は、42～44インチとなっていますので、プレーヤーの身長に合った長さを選びましょう。

ドライバーを振った際に、先端側がしなる「先調子」は、打ったボールが上がりやすいので初心者に向いています。手元側がしなる「元調子」はヘッドの動きが少なく球をコントロールしたいゴルファーに向いています。「中調子」は両者の間の性能があり、バランスがよく初心者から上級者までのゴルファー向けとなっています。

ドライバーのロフト角とは、ヘッドを横から見た時のフェース面の傾き角度を指し、大体9～13.5度の範囲となっています。ドライバーのロフト角をチェックする時には、スイング時のヘッドスピードに加えて、男性用の場合は9～11度、レディース向けの場合は11～13.5度の範囲で選ぶのが一般的となっています。

このロフト角が大きいと、ボールが上がりやすくなります。初心者のプレーヤーでドライバーショットの際に球があまり高く上がらないケースや、ヘッドスピードがあまり速くない女性は大きめのロフト角のドライバーにより、ボールを高弾道でヒットし、飛距離も伸ばすことができます。

ライ角とは、ドライバーを地面に置いた時にヘッドとシャフトが作る角度を指し、通常58度前後の角度となっています。この値より大きい場合はアップライトのドライバー、少ないケースはフラットのドライバーと呼んでいます。

高身長の女性はヒールが上がっているアップライトのドライバーを使うとバランスのいいアドレスができ、ボールも真っ直ぐ的確にヒットできます。低身長で左に飛ぶフックボールが出やすい女性は、ライ角が小さいフラットなドライバーを使うと適正なスイングができ、真っ直ぐ飛ぶボールが期待できます。

ドライバーも含めたゴルフクラブは、各メーカーの技術革新の進捗により次々と新しいモデルが市場に提供されています。その結果、少し前の型落ちした人気ドライーバーも中古市場にたくさん出回っています。

ゴルフを始めようとするレディースプレーヤーで、安く揃えたい場合には中古品を使ってみるのもおすすめです。少し前の人気だった評判のドライバーを入手して性能をテストでき、なにより安い価格で入手できるのでお得感もあります。

レディースドライバーは、国内や海外のメーカーなどたくさんあり、それぞれの技術革新やプロ選手と契約して、選手たちの意見を反映した常に先進的なドライバーを生産しています。ここでは主な人気メーカーのレディースドライバーの特徴などをご紹介していきます。

ゼクシオ（XXIO）のレディースドライバーは、やさしく触れて飛距離を伸ばすための独自の軽量設計とボールが楽に上がるロフト設計が特徴となっています。またヘッドの大きさを440CCとして面積を大きくした安心感のあるデザインも魅力です。

またゴルフに華やかさを演出する女性のための独自デザインで、女性らしさを強調したヘッドの曲線やカラーが印象的です。さらにシャープに引き締まったシャフトのデザインも人気の秘決になっています。

キャロウェイ（Callaway）からは、最新のレディースドライバーとして「ROGUE STシリーズ」が誕生しました。それまでの人気・EPICシリーズで培われてきたテクノロジーにより、大きな性能向上が反映されているのが特徴となっています。

新たな一体成型のUNIボディデザインにより、ヘッドもシャフトもしっかりと振り抜ける軽量化がされており、やさしくスイングしてボールをヒットでき、ストレートな高弾道の球筋が実現されています。軌道が曲がりにくく、よく飛ぶドライバーが欲しい方におすすめです。

テーラーメイド（TaylorMade）からは、従来のチタン素材よりも比重の軽いアルミニウム採用のヘッドを搭載した「SIM2」が、ヘビーバックウェイト・デザインにより、高初速とさらなる飛距離アップを実現し人気となりました。

さらに最新モデルの「ステルス」は、ヘッドに60層のカーボンフェースを採用しエネルギー伝達の最適化により、最適なスピン量と飛距離を生み出すデザインとなっています。そのため、非力な女性でもミスの少ない飛距離の出るボールがヒットできると評判です。

ピン（PING）のレディースドライバーは、契約プロの渋野日向子選手が、2019年にメジャー大会・全英プロで優勝して一躍話題となり、それ以降当メーカーのクラブを使う女性が増えています。

ピンのドライバー「G Le2」は、熱した素材を強い圧力で成形する「FORGEDフェース」とヘッドが速く振れるタービュレーター・デザインの組み合わせにより、ボールが楽につかまり、これまでにない飛距離を可能にしています。

プロギア（PRGR）の最新レディースドライバー「SWEEP」は、究極の飛距離を追求した高い反発性能と広い高反発エリアにより、女性が飛ばすためのデザインとなっており、気持ちよく遠くに飛ばせると評判です。

また「NEWスプリングシャフト」の採用により、女性の力でも自然にしなり、最後まで振り抜けるスイングが可能となっています。さらに「コーチンググリップ」を搭載しており、ガイドに指を合わせて握るだけで正しくグリップできる配慮がされています。

オノフ（ONOFF）のレディースドライバーは、飛距離性能とミスに強いヘッドを追及して設計された独自のソールの溝「パワートレンチ」が特徴となっています。このデザインによりボールを打った時にフェース全体が大きくたわみ、その後復元するのでボールを強く押し出し、さらなる飛距離アップを実現しています。

また最適重心設計により、重心アングルを大きくしているのでボールがつかまりやすく、スライスしにくい、強いボールが打てるドライバーとなっています。

費用を抑えたい方には中古クラブをおすすめします。ただし、クラブとの相性はとても重要なので、コンディションがよくないものはもちろんですが、オーバースペックもNGです。10打ほど試打してみて、大きなミスが少なかったものを選びましょう。

また、初心者がゴルフクラブを選ぶ際の注意点としては、メーカーを合わせる必要はない・必ずしもRシャフトを選ばない・上手な人からの情報や昔のクラブの情報を100％あてにしない、があります。

同じメーカーで揃えたくなりますが、性能が異なるクラブを使用するのは危険なので、シャフトの硬さなどは自分の特徴にあったものを選びましょう。また、アイアンの場合、最新のクラブは打つ面の角度が変わっているため、昔のクラブの情報はあてにしないことも大切です。

レディース向けのドライバーは、軽量でシャフトが短く柔らかいので、男性が使う場合には振りやすく、ミート率が高くなり、スイング作りの練習にもなります。また安定したティーショットができミスヒットが減少する点もメリットとして期待できます。

ただ、軽量なのでボールに伝わるエネルギーが少ないため、飛距離が落ちる可能性もあり、すべての男性向けとは言われていません。そのため、男性シニアゴルファーや身長が平均よりも低いプレーヤー・ゆったりとしたテンポでスイングするゴルファーに向いているとされています。

ゴルフのヘッドスピードを上げるためには、テークバックからトップまでのスイングで、胸が右を向くように体をひねることを意識しましょう。そして、ダウンスイングの際には、左を向くようにすることも重要です。

さらに、下半身の安定もヘッドスピードに影響を与えます。特に女性の場合は、両膝を内股で取るゴルファーが多いです。このような姿勢を取ることで、下半身の安定が増し、ヘッドスピードの向上につながります。

レディース向けのドライバーのご紹介はいかがでしたか。最近は女性のゴルファーも増え、各メーカーもレディース向けドライバーの開発に力を入れているようですね。今後、ご自分に合ったドライバーを入手して、ナイスショットでボールを思いっきり遠くへ飛ばしましょう。