【どれを買う？】ボードゲーム「カルカソンヌ」の基本セット・拡張おすすめ14選｜違いも

戦略を楽しみたい方におすすめのボードゲームが『カルカソンヌ』です。『カルカソンヌ』は2000年発売の作品ですが、いまだに世界中で大人気で、ドイツ年間ゲーム大賞・ドイツゲーム大賞を受賞しています。

『カルカソンヌ』は拡張セットが豊富で、難易度の易しいものから難しいものまで充実しているのが魅力です。拡張セットを追加するだけでルールやゲーム性が大きく変わり、何度でも新鮮な気分で楽しめます。

しかし、拡張セットをどれから買うか悩む人も多くいるはずです。本記事では、『カルカソンヌ』の拡張セットのどれを買うべきかの選び方や代表的な拡張セットのルールを解説します。スピンオフ作品も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

「カルカソンヌ」は、ドイツの出版社・Hans im Glück Verlagから2000年に発売されました。作者はクラウス・ユルゲン・ヴレーデ、デザイナーはクラウス・ジャーゲン・リードです。日本では、メビウスゲームズから税込み3200円で発売されています。

フランス・カルカソンヌを再現したボードの上にタイルを配置していくゲームで、基本セットの場合のプレイヤー人数は2～5人、プレイ時間の目安は30～40分です。戦略も大事ですが、運の要素も強いため、初めてプレイする人にも勝利のチャンスがあります。レベル問わず誰でも楽しめ、面白さにはまる人が続出中です。

【ゲームの流れ】

1. タイルを配置する
2. タイルにミープル（駒）を配置する
3. 教会・道・城が完成したらミープルを回収して得点を獲得する
4. 1～3を繰り返す
5. タイルがなくなったら配置済みのミープルを回収して得点計算する

【得点】

• 道：タイル数×1ポイント
• 城：タイル数×2ポイント
• 教会：隣接するタイル数+1ポイント
• 草原：隣接する完成済みの城×3ポイント

『カルカソンヌ』はタイルとミープルを配置して得点を稼ぎます。草原は完成しないため、ゲーム終了時までミープルを回収できません。

• 1人〜6人でプレイ可能

基本のプレイ人数は2～5人で、特定の拡張セットでは6人でもプレイできます。1人でプレイするルールも公開されていて、さまざまな遊び方が可能です。

• 2人プレイは競技性が高い

2人でプレイする場合は、残っているタイルの枚数・ミープルの数・相手のミープルの配置を把握する必要があります。実際の大会でも2人プレイが採用されているほど競技性が高いです。

『カルカソンヌ』は拡張セットが充実しているのも魅力です。拡張セットを追加するだけでルールや戦略性が大きく変わるため、全く違う感覚で楽しめます。『カルカソンヌ』の拡張は、ミニ拡張と拡張シリーズの2種類があります。

『カルカソンヌ』をプレイするには基本セットが必要です。2022年時点で購入しやすいのは、価格が安い『カルカソンヌ21』です。基本セットは上記以外にもありますが、現在では入手が難しかったり価格が高かったりします。

「カルカソンヌ 21」には、これまでのカルソンヌとの違いが2つあります。1つは、「Japanese Buildings(日本の建物)」が付属していません。もう1つは、「川」のスタートタイルのイラストが異なる点です。「カルカソンヌ21」には、これまでの版にはなかった道が描かれています。

『宿屋と大聖堂』は、初心者・上級者関係なくおすすめの拡張です。6人プレイが可能で、道の獲得点数が高くなります。ミープルを置きにくかった道の価値が上がるので、ゲームバランスが改善されます。

『商人と建築士』は、ゲームをスピーディに進められる拡張です。シンプルなルールでゲーム性を大きく変えられるので、初心者でも楽しめます。タイルを収納する袋が付属していてプレイしやすいです。

『修道院と市長』は、強力なコマ・タイルの多い拡張です。ゲームバランスが絶妙で巨大都市の完成が容易になります。追加ルールもシンプルで初心者でも遊びやすいです。

『川と王様と礼拝堂』は、複数のミニ拡張がセットになっている拡張です。大きな都市を作るのが目的になりがちですが、追加ルールはシンプルでプレイしやすいです。

『羊飼いと丘』は、一気に大量得点できて一発逆転が可能な拡張です。運要素が豊富で、戦略ゲームが苦手な場合や負けている場合でも最後まで楽しめます。

『カタパルト』は、大人数で盛り上がりたいときに最適の拡張です。さまざまなアクションを楽しめて一発逆転もできるので、最後まで盛り上がります。

『橋・城・バザール』は、簡単な追加ルールばかりですがゲーム性が大きく変わる拡張です。競りゲームの要素も楽しめて、さまざまな戦略でプレイできます。

『サーカス』は、基本セットの得点割合が小さくなる拡張です。ミープルが激しく動く・動物が現れるなど、個性的なルールが楽しめます。ただし、得点計算が複雑で難しいです。

『王女とドラゴン』は最も攻撃性が高い拡張セットです。戦略と妨害を楽しめますが、雰囲気が悪くなる可能性があるので、プレイヤーに合わせて導入しましょう。

『塔』は、シンプルなルールで攻撃要素を楽しめる拡張セットです。『王女とドラゴン』より運要素が少ない分、戦略が重要になります。追加ルールは難しくないので、初心者でも導入しやすいです。

ビッグボックスは、拡張アイテムの追加やデザインの変更により、これまでカルソンヌをプレーした経験のある方でも新鮮な気持ちで楽しめます。日本語訳版は販売されていませんが、これまでにカルソンヌのプレー経験があれば問題なくプレー可能です。

ビッグボックスは、カルカソンヌの基本セットの拡張版「湖畔の宿と大聖堂」「商人と建築士」が付属しています。また、旧カルカソンヌの7つのミニ拡張「羽根」「電報」「渡し船」「金脈」「魔法使いと魔女」「盗賊」「ミステリーサークル(麦畑)」のデザインが新しく生まれ変わりました。

『カルカソンヌ』は世界中で大人気の作品で、スピンオフ作品も多数販売されています。どれも面白いので、『カルカソンヌ』が好きな人はチェックしましょう。

カルカソンヌは、iPhone・androidアプリでもプレイ可能です。カルカソンヌの世界観を3Dで体験でき、ボードを購入したり広げたりすることなく、いつでもどこでもオンラインでカルカソンヌを楽しめます。一部アプリ内購入アイテムがありますが、基本的なプレイは無料です。

有料のミニ拡張を購入すれば、戦略性がアップして新しい遊び方が可能です。また、冬版では白い雪に覆われた美しいカルカソンヌの街を堪能でき、かわいいジンジャーブレッドマンも登場します。なお、現在、日本語には非対応となっています。

Asmodee Digital社より、任天堂のゲーム機「Nintendo Switch」のカルカソンヌ海外版がリリースされています。しかし、現在のところ日本語版のリリースは決まっていません。日本語版でプレイしたい方は、今後の日本語版のリリースに期待しましょう。

『カルカソンヌ』は豊富な拡張でさまざまなルールを楽しめるボードゲームです。繰り返し遊んでも飽きないので持っておいて損はありません。本記事を参考に、自分に合った『カルカソンヌ』の拡張セットを選びましょう。