チタンのシェラカップのおすすめ10選｜ステンレスとの比較も

キャンプの格上げに一役買ってくれるシェラカップをご存知でしょうか。ブルーのグラデーションがきれいなチタン製のシェラカップはキャンパーとして1度は使ってみたい調理道具ですね。持ち手があるためコップとしても、料理をする際にも大活躍です。

さまざまなメーカーが販売しているシェラカップですが、その違いや特徴で使い勝手は大きく変わります。ステンレスとチタン、どっちがいいのだろうと悩む方は多いと思います。また、「サイズや持ち手もたくさんの種類があり、購入に踏み出せない」といった悩みも生まれます。

今回はそんな方に向けたチタン製シェラカップの解説です。最後にはきれいなチタンブルーのシェラカップを自宅で簡単にできる方法をご紹介します。

シェラカップは持ち手が付いた金属製カップのことです。登山やキャンプの時にコップや取り皿として使える便利なアイテムです。またお湯を沸かしたりお米を炊いたりと調理シーンでも活躍します。

丈夫で耐久性があり、持ち運びやすいのでキャンプや登山などのアウトドアシーンにあると便利なアイテムです。

チタンは非常に丈夫な金属として知られており、表面にコーティングされた酸化被膜により錆にくいという特徴があります。また、チタンは丈夫なうえに軽いため、持ち運びにも最適です。つまりキャンプのようなアウトドアに向いています。海水に触れるたり落としてしまっても、さびにくく丈夫なのは安心ですね。

チタン製のシェラカップとステンレス製のシェラカップを比較しました。重さ・価格は310mlのシェラカップで比べます。

上記の表に記載した通り、チタンが35gに対し、ステンレスは105gと倍以上の違いがあります。そのうえチタンはとても丈夫です。その秘密は比重に対する強度が高いことです。チタンは少ない質量でも強度が高いため、薄くても丈夫で軽いのです。

ステンレスは「もらい錆」が起こり腐食が現れます。シェラカップと鉄製品を重ねて置いていると非常に起こりやすい厄介なトラブルです。しかし純チタンはとてもサビにくいため、そういったトラブルに悩まされることもありません。チタンコーティングやチタン合金は、チタン以外の金属成分がサビることがあります。

火からおろしたばかりのスープで口元を火傷してしてしまったことはありませんか？チタンは保温性が低く、すぐに冷めるので火傷の心配が少ないです。

金属アレルギーで困るのが調理器具ですが、チタンはアレルギー反応が出にくくおすすめです。ステンレスよりもアレルギー反応が出にくく安心して使うことができます。

ステンレスと比べて価格が高いことがデメリットです。人気ブランドのスノーピークで比較すると、ステンレスは1320円、チタンは2090円とステンレスと比べても高いことが分かります。また、チタンは熱伝導率が低いため、炒め物が焦げ付きやすいです。炒めるよりもゆでたり温めるのが得意な調理器具といえます。

シェラカップには14のサイズがあります。その中でもおすすめのサイズは300mlです。汎用性が高く、持ち運びもしやすいためもし購入に迷っている方は300mlからの使用をおすすめします。

• 200ml～320ml　＞＞＞　飲み物やスープに
• 420ml～600ml　＞＞＞　煮物や取り皿として
• 600ml～　＞＞＞フライパンや鍋として、大皿に

見た目や性能にほぼ差がないシェラカップで唯一差別化されているのが取っ手の形です。用途によっては使いにくい形状もありますので、慎重に選んでいただきたいポイントです。

• ストレート　＞＞＞　調理で使う
• 曲げ加工　＞＞＞　コップとして使う
• 収納可能タイプ　＞＞＞　荷物を小さくしたい方へ
• 取り外し可能タイプ　＞＞＞　メンテナンスがしやすい

メモリがついていると使い勝手がよくなります。米を炊くときや、煮物を作る時も目安になります。ほとんどのシェラカップにメモリがついているので心配ありませんが、迷った際はメモリ付きを選びましょう。

チタンシェラカップは取っ手が折りたたみタイプと固定されたタイプがあります。持ち運びやすさを重視したい方は折りたためるタイプがおすすめです。シェラカップ同士をスタッキングする方には固定されたタイプがいいですよ。

大きめのシェラカップを選ぶ方は取っ手が固定されていた方が安定するのでおすすめです。

持ち運びを楽にしたい方は重量もチェックしておきたいポイントです。チタンシェラカップは軽量なものが多いですが、商品によって差があるのでチェックしておきましょう。荷物を軽量化できるポイントになります。

チタンシェラカップは軽量タイプのものが多く、軽いものだと風で飛ばされやすい傾向にあります。

登山やキャンプなどのアウトドアシーンで使われるチタンシェラカップはお手入れのしやすさも重要です。汚れをきれいに落とせるものを選べばお手入れがストレスなく簡単にできます。チタン製のシェラカップは自然乾燥でOKなので楽々です。

しかし、表面がざらついているので油汚れが落としにくい場合もあります。

アウトドア派やキャンパーに愛されるスノーピークは、新潟県三条市に本社のあるアウトドア用品を総合的に取り扱うブランドです。中でもチタン製のシェラカップは定番商品として人気が高く、軽量でシンプリなデザインが特徴です。

内側にはメモリがついているので計りとしても使用でき、そのほかにもコーヒーマグや取り皿など、さまざまな用途で使えます。

ユニフレームは、新潟県燕市に本社を置く株式会社新越ワークスのアウトドアブランド名です。キャンプ用品からキッチンツールなど幅広く取り扱っており、高クオリティーな製品をリーズナブルな価格で提供している高コスパなラインナップが特徴です。

チタン製のシェラカップはスタッキングできるので持ち運びやすく、メモリも刻印されています。

モンベルは、国内で最も有名な大手のアウトドアブランドです。確かな品質と価格の安さで世界中に愛用者が多く、高性能のハイキングウェアやキャンプ用品を展開しています。チタン製のシェラカップもラインナップしており、耐久性や耐蝕性に優れた丈夫なフォルムが特徴です。

持ちやすくデザインされたハンドルや、軽量に使えるメモリも付いています。

シェラカップはチタンやステンレス、アルミなどでできているため、直火でも使用できます。ですが、軽量で持ち運びやすいデザインで作られているので全体的に薄く、熱伝導は低い傾向にあります。

熱の入り方にムラができるので、炊飯や料理などには適していません。お湯を沸かしたり、熱湯を注いだりするのは問題ありませんので、用途に合った使い方をするのがおすすめです。

まずは蓋です。シェラカップではさまざまな料理ができますが、炊飯や蒸し料理など、さらに幅を広げてくれます。また、お皿替わりにしたり、木製であれば鍋敷としても使えるため、セットで購入するのもおすすめです。

次に取っ手カバーです。火にかけていると取っ手まで熱くなるため、カバーをつけましょう。皮やシリコンなど、さまざまな素材があります。自分だけのシェラカップでキャンプもより一層楽しめますね。

シェラカップの焼き入れを家で簡単にやっていきます。まずはシェラカップをきれいにします。エタノール・重曹・中性洗剤で脱脂を行ってください。不十分だとチタンブルーがまばらになったり、ブツブツとしてしまうからです。

準備するものはシェラカップ、バーナー、バット、バーナーシートです。机にバーナーシートを敷き、バットの上でシェラカップを炙ります。シェラカップが赤くなるまで炙ったら冷まして様子を見ましょう。冷めてくると青く色づいていきますので、自分の好みになるまで繰り返します。

バーナーの扱いには十分注意してください。机が焦げてしまうことがあるため、バーナーシート・難熱素材のシートは必須です。

今回はシェラカップについて解説しました。メンテナンスも少なく、さまざまな用途があるシェラカップはキャンプでも活躍間違いなしです。特にチタンはオリジナリティも出せ、丈夫でキャンプにはもってこいですね。ぜひこの機会に購入を検討してみてください。