中村航の小説おすすめ10選！代表作バンドリや文学賞受賞作品をご紹介！

中村航は小説家として活動を始め数々のタイトルを獲得しながらも、大人気シリーズ『BanG Dream!』において作詞家としても実績を残している実力者です。

中村航が手掛ける小説は恋愛小説が筆頭となっており、心を揺さぶる物語を書き上げるスキルは非常に特化しています。特に人気作の『100回泣くこと』は老若男女問わず釘付けとなった1作でした。

現在ではさらに活動の幅を広げ、VTuber事務所『Mi→RiSE』の代表も務めており、更なる活躍が期待されています。この記事では時代を追うごとに進化し続ける中村航の経歴や、大ヒットとなった人気小説にスポットを当ててご紹介していきます。

中村航は10代のころからバンドに興味を持ち、作詞や作曲に熱心に取り組んでいました。27歳にバンド界から離れると友人からの紹介で小説を書き始め、すぐに才能が開花します。執筆活動から5年後の2002年にはデビュー作『リレキショ』で文藝賞を受賞するほどに登りつめました。

更なる転機となったのは、ガールズバンドブームを引き起こした『BanG Dream!』の原作を務めた2015年です。物語やキャラクターの設定、バンド経験を生かした作中楽曲の作詞など、多岐にわたって手掛けてきた本作はまさに中村航の代表作となりました。

中村航の作品でまずおすすめしたいのが、経歴でもご紹介した『BanG Dream!』シリーズです。スマホゲームはもちろんのこと、テレビアニメ化や映画化もされたうえ、キャラクターの声優が実際にバンド活動を行っているほど幅広く展開されています。

楽曲やアニメから本作を知った方にとっては小説の印象が薄れてしまっているものの、実力が申し分ないことは事実です。バンドブームを引き起こし音楽業界をにぎわせた『BanG Dream!』は要チェックです。

中村航のデビュー作である『リレキショ』は、読者に「私はどんな生き方をしていきたいのか？」と考えたくなる、やわらかい問いかけをしてくるような小説です。論理的に理屈っぽく描かれているというよりは、パステルカラーに染まったフワフワした空気感を演出することに注力された作品と言えます。

男女の仲を繊細な言葉で描き、ゆっくりと読み進めたくなるようなストーリーはまさに中村航の得意分野です。じんわり温まるような話が好きな方はぜひ読んでみてください。

『ぐるぐるまわるすべり台』は大学を中退した主人公が、バンド仲間を集めて新しい物語を作っていくお話です。中村航本人がバンド経験者なだけあって、より心境や感情の変化がリアルに描かれています。

特に音楽経験者には重なる部分ばかりで、「共感できる場面が多くてスッと物語に引き込まれてしまう」と評判も高くなっています。本作はサクッと読める分量なので、気軽に手に取ってみてください。

『夏休みは』はゲームの勝敗で1組の夫婦の離婚が決まるという、小説ならではの面白い世界観が広がっている作品です。舞台となっている温泉街の描写や、登場人物の生き生きとした姿は、作品にのめり込ませるスパイスになっています。

また、読者が口をそろえて「スッキリした読み終わりだった」と評価していることも注目です。タイトルとなっている「夏休み」らしさをどのように感じ取るか、ぜひご自身で確認してみてください。

『初恋ネコ』シリーズは中学1年生の少女が主人公の初恋物語です。2011年に出版された本作はどこか懐かしさを感じる絵柄が特徴で、大人になってからも読みたくなるようなデザインです。

児童文学作品においての名義は「ナカムラコウ」と片仮名表記で活動しています。3部まで続編が発行されているので、まとめて読破することをおすすめします。

『オズの魔法使い』は1900年にアメリカのライマン・フランク・ボームが著した名作で、長年世界中で愛されています。もちろん子供が読んでも楽しめる作品ですが、読み聞かせをする大人の立場からはさまざまな解釈ができると話題になり、政治的な解釈が出回るほどの内容の濃さになっています。

また注目点は中村航の翻訳のスキルだけでなく、挿し絵の鮮やかな色彩は見た目からも美しいもので目が離せません。絵本好きであれば持っておきたい作品のひとつです。

この記事では代表作を次々に排出する中村航のおすすめ小説を取り上げてご紹介してきました。過去のバンド経験が実を結び、心にグッとくる恋愛小説や音楽業界を揺るがした原作小説など、目が離せないものばかりです。ぜひ参考にして読んでみてくださいね。

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