焚き火で使うフライパンおすすめ8選！鉄のフライパンの使い方やシーズニング不要なものも紹介

焚き火用のフライパンは、キャンプ飯がさらに楽しくなる便利なアイテムです。焚き火用のフライパンは鉄製が一般的で、「焦げ付きが心配」「シーズニングなどお手入れが大変そう」といったイメージを持っている方も多いですよね。

しかし、最近の鉄製のフライパンは、表面に加工が施されてシーズニング不要のもの・取っ手が取れるなど便利な製品が多数販売されています。鉄製フライパンは、IH・ガス火などにも対応のものも多く、使い方次第で半永久的に長く使えるのでおすすめです。

そこで、本記事では、焚き火用のフライパンを買うときのポイント、鉄製フライパンの使い方、おすすめ商品などを紹介します。取っ手が取れる・大人数に便利な深めのフライパンなど、多数紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

焚き火用のフライパンとは、熱伝導性が高い金属製で、焚き火の炎に強いのが特徴です。そのため、魚や肉などが短時間で美味しく焼けます。焚き火は火の強さを調節するのは難しく、熱する範囲も広くなるため、普通のフライパンだと焦げ付いたり溶けてしまったりする恐れがあります。

そのため、焚き火用のフライパンは取っ手の部分も熱に強い金属製で作られています。さらに、焚火台だけでなくIH・ガスコンロに対応しているものも多く、自宅でも使えるのがポイントです。

テフロン加工のフライパンは、食材がこびりつきにくい加工が施されています。しかし、焚き火での調理は、火力が強すぎてテフロン加工が剥がれてしまうため使わない方が無難です。テフロン加工のフライパンの火力の限界はおよそ260℃前後です。

焚き火の温度は250～450℃と高温になるため、使用範囲の限界の温度を超えてしまいます。普通のフライパンを使うと危険な場合もあるので、焚き火専用のフライパンを購入するのがおすすめです。

焚き火用のフライパンは、鉄製がおすすめです。ほかにも、ステンレス・アルミ・チタン製などがあります。鉄製は熱伝導性が強く、丈夫なので焚き火でも使いやすいのが特徴です。さらに、蓄熱性も高いため、遠赤外線効果で肉を柔らかくジューシーに焼けます。

アルミ・チタン素材は軽量でソロキャンプ・登山などに便利ですが、鉄製と比べると強度に少し不安があります。また、ステンレス製は耐久性は高いですが、焦げ付きなど汚れが目立ちやすいのが難点です。

鉄製のフライパンは重量が重いため、厚みとサイズ選びが大切です。フライパンは厚みがあるほど温度が安定して、素材が美味しく焼けます。そのため、車移動など持ち運びや軽さを重視しない方は厚めのフライパンを選びましょう。

大人数のキャンプシーンなら、大きめ・深めのサイズのフライパンがおすすめです。また、ソロキャンプなどに便利な軽量でコンパクトなフライパンもありますが、調理したい食材が十分入る大きさで選ぶようにすると便利です。

新品の鉄製フライパンは、シーズニング（焼きならし）が必要です。シーズニングとは、流通段階のサビ防止塗装を焼き切る作業です。以下で、シーズニングのやり方を紹介します。

1. フライパンを直火にかけて塗装を焼き切る
2. 中性洗剤で洗い流す
3. フライパンを再度火にかける
4. 油を全体に馴染ませる
5. 煙が出るくらいまで熱し火を止めて冷ます
6. 余分な水分を拭き取る

最近では、表面に加工が施されてシーズニング不要のものや、あらかじめシーズニング済の商品もあるので、面倒な方はシーズニング不要のフライパンをチェックしましょう。

焚き火用の鉄製フライパンを洗うときは、洗剤不要でタワシで洗うのがポイントです。シーズニング作業で馴染ませた油が落ちないようにするためです。フライパンが温かいうちに、タワシをつかって汚れを落としましょう。

また、フライパンの汚れがひどく洗剤を使った場合、洗った後に再度フライパンを熱して油を馴染ませる作業が必要です。鉄製のフライパンを洗剤で洗ってしまうと、サビが発生する恐れがあります。ぜひ長く使えるようにお手入れをしっかりしましょう。

「ターク」は、ドイツの熟練職人が鉄の塊から手作業で造る鉄のフライパンが有名です。クラシックフライパンは、20・24・26・28・30cmとサイズのバリエーションも豊富で、ソロキャンプからファミリーキャンプでも使用できます。

年間8000本しか製造できない非常に手のかかったフライパンで、きちんとお手入れすれば100年でも使える丈夫なフライパンと謳われています。厚みがあって蓄熱性がいいので、焚き火の調理にも自宅用にも使えるのもポイントです。

アウドドア用品メーカーの「新富士バーナー」の人気ブランドのSOTOのGORAシリーズが鉄製フライパンがおすすめです。鉄製フライパンですが、サビ抑制コーティングが施されているため、シーズニング不要なのが嬉しいポイントです。

比較的安い価格で、焚き火だけでなくIH・ガスコンロになどさまざまな加熱器具で調理できます。また、取っ手が取れるタイプで、重ねて収納するにも持ち運ぶにも最適です。使いやすさにこだわった鉄製フライパンをお探しの方はぜひチェックしてみてください。

ニトリは、税込299円（15cm）とお値段以上の安い価格のスキレット鍋が人気です。スキレット鍋は、15cm・19cmのサイズから選べて、蓋付きなども販売しています。

厚みがしっかりしているので、保温性が高く冷めにくいのがポイントです。また、IH・オーブンにも対応していてさまざまな調理器具で調理できます。鉄製フライパン初心者の方は、まずはニトリの安いスキレット鍋から始めてみるのがおすすめです。

バーミキュラのフライパンは、ホーローコーティングがされているためシーズニング不要なのが魅力です。油を馴染ませる作業も不要なので、お手入れが手軽な鉄製フライパンをお探しの方に適しています。

また、普通のフライパンから深めのフライパンまで多数の種類を取り揃えているのも魅力です。蓄熱性が高く、余分な水分を瞬間的に蒸発してくれるため、食材の旨味が凝縮します。IH・直火にも対応しているので、自宅での使用にも最適です。

無印良品のフライパンはスチール製で、薄くて軽い持ち運びに便利なフライパンが人気です。サイズは22cm・26cmから選べて、価格も比較的安い価格で購入できます。

油なじみと蓄熱性がよく熱伝導性も高いため、肉も魚などの食材をカリっと美味しく仕上げます。また、見た目もシンプルでおしゃれなので、キャンプ飯が映えると人気です。さらに、IH・ガスコンロ・オーブンにも使えるので、キャンプだけでなくさまざまなシーンに重宝します。

焚き火にも使える鉄製のフライパンは、肉・魚などの食材を美味しく焼ける便利なアイテムです。ニトリ・無印・タークなど、価格帯も安いものから高いものまでさまざまあるので、ぜひ本記事の選び方、おすすめ商品を参考にして、よりキャンプ飯を楽しみましょう。