ショートショート小説のおすすめ15選｜秀逸なストーリーや名作を紹介！

ショートショート小説は超短編小説とも呼ばれ、長編小説が苦手な方や読書初心者におすすめの小説ジャンルです。笑えるお話・考えされられるストーリーを短い時間でサッと楽しめます。

とはいえ、ショートショートの魅力はなにも短いことに限りません。ショートショートとは、実は初心者に限らず、読書好き・上級者の方にもおすすめの小説なのです。独特の世界観や、予想だにしなかった結末など、魅力いっぱいのジャンルです。

本記事では、初心者から上級者まで、多くの方が楽しめる名作・秀逸なショートショート作品を紹介しています。また、ショートショート小説の選び方・おすすめの作家も解説しているので、読みたい方はぜひ参考にしてください。

｢ショートショート小説を読んでみたい！｣と思ったなら、まずはショートショートの王道星新一作品から挑戦してみましょう。全部で1001ものショートショート作品を残した星新一、どれも名作ぞろいでいつまでも飽きずに楽しめます。

なお、星新一作品はSFものに限りません。笑える話・シニカルなエピソード・考えさせられるテーマなど多岐に渡ります。さまざまな星新一作品を読んで、お気に入りの作品を見つけてください。

ショートショート小説のジャンルは、実は星新一・筒井康隆作品に代表されるようなSFものに限りません。恋愛・笑える小話・ホラーなどを始めとして、あらゆるジャンルの作品が存在します。

そして、いずれのジャンルにおいても、ショートショートらしい奇想天外なストーリーが楽しめます。読んでみたいジャンルがある人は、そのジャンルのショートショートを探してみましょう。

ショートショート作品に限った話ではありませんが、小説にはその時代の世相や、その時代特有の表現・世界観が現れるものです。そこで、あえて年代にフォーカスして小説を選ぶと、ショートショート作品をまた違った角度から楽しめます。

古い作品と新しい作品を読み比べて、それぞれの違いの発見してみましょう。なお、本記事では、それぞれの時代におけるショートショート小説の味わいを楽しんでもらうために、おすすめの本を年代別でまとめました。

｢有名作家の作品を読んでみたいが長編小説は苦手…｣と感じる人にもショートショートがおすすめです。たとえば、森絵都などの有名な作家も超短編小説を出版しており、気軽にその作家の文章を堪能できます。

また、文豪作家により書かれた超短編名作を読んでみたいなら、青空文庫などの無料サイトを調べてみるのもおすすめです。気になった作家・タイトルを検索して読めるか確かめてみましょう。

日本とは全く異なる文化・世界観を楽しみたいなら海外小説を読みましょう。海外小説なら、日本の作品には見られない独自の世界を楽しめます。ただ、初めて海外小説を読むと、慣れない世界観・難読な文章により、挫折してしまうことがあります。

そこで、これから海外小説に挑戦する人に最初に読んで欲しいのが海外のショートショート小説です。まずは短い文章で海外文化に親しんでみましょう。

ここではショートショートの書き方のコツを紹介します。内容をチェックして、ぜひ挑戦してみてください。

• 文字数を意識する

ショートショートは2,000文字以内が目安です。長すぎると読みにくくなってしまうので、メリハリをつけるのがポイントです。

• オチを決める

執筆前にオチを決めておくと、物語がうまくまとまります。

• テーマを設定する

オチと同様にテーマも大切なポイントです。ショートショートは短いので、テーマも1つに絞るのがおすすめです。

• 場面背景を明確にする

読者に文字だけで情景を伝えるために、場面設定・背景描写はしっかりと書き込んでください。

• 登場人物の関係性をはっきりさせる

キャラクターの立ち位置を明確にすると、読者にとって物語の理解が深まりやすくなります。また共感も生む効果もあります。

• 心理描写を丁寧に

より読者の共感を得るためには、登場人物の心理を丁寧に描写するのがポイントです。

ショートショートの巨匠として知られる星新一ですが、実は中編・長編も発表しています。星新一のショートショート作品を面白いと感じ、より長い作品も読んでみたいと感じた人はぜひ読んでみましょう。

たとえばおすすめなのが「声の網」です。まるで現在起こっている現象を予見しているかのような本作には、思わず度肝を抜かれます。長編というよりは連作短編小説なので、長編には苦手意識があるものの、ショートショートよりは長い作品に挑戦したい人におすすめです。

児童文学作家として有名な森絵都（もり えと）の作品は、子どものみならず大人を含め多くの方に親しまれています。また、『沖で待つ』で芥川賞を受賞した絲山秋子（いとやま あきこ）の作品も注目されています。

ショートショート小説なら、あっと驚く世界を気軽に味わえます。読書に苦手意識のあった人・面白い小説を読みたい人はぜひ、ショートショートに挑戦してみてください。また下記の記事も参考にしてみてください！