フェザースティックが作りやすいおすすめの最強ナイフ10選｜フェザリングにも！

フェザースティックを作りたいならナイフ選びが重要です。フェザースティックがあれば着火剤がなくても焚き火が起こせて便利です。フェザースティック作りに慣れれば、ブッシュクラフトも楽しめます。

とはいえ、「めんどくさい」とか「うまく削れない」と諦めてしまう方もいますよね。実は、フェザースティックを作りやすいナイフを使えばスムーズに削れます。バトニングやブッシュクラフトまでできるようになるので一石二鳥です。

今回は、モーラナイフなどのフェザースティック作りにおすすめのナイフや人気のメーカーを紹介します。ブッシュクラフトキャンプ可能な最強のナイフも必見です。フェザースティック・フェザリング作りに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

ここからは、フェザースティック作りに必要な道具と作り方・着火方法について解説します。フェザースティック作りではポイントやコツを押さえ、上手に着火できるように備えておきましょう。

フェザースティック作りに必要な道具、作り方を紹介します。フェザースティックは薪を細くしたもので作るので、バトニング（薪割り）のできるナイフを揃えておきましょう。

【必要な道具】

• 薪（柔らかくて削りやすい針葉樹が適している）
• ナイフ（バトニング可能なもの）
• 革製の手袋

【フェザースティックの作り方】

• 薪をバトニングして細い薪を作る
• 細い薪を片手で膝の上に固定する
• 刃の向きは薪と水平にして、刃の腹から付け根のあたりを使って削リ始める
• 最初は長めに削り出し、徐々に短く削るとボリュームのあるフェザースティックになる
• 薪がガタガタにならないよう平面を意識して削るのがポイント
• 角から始め、角度を変えながら削ると細く削れる
• 力をいれず、細く薄く削り出そう

次に、着火方法を紹介します。着火には、ファイヤースターターを使用する方法と、マッチやライターを使用する方法の2種類があります。以下、それぞれの方法を解説します。

【ファイヤースターターでの着火方法】

※ファイヤースターターとナイフを用意する

• 薄いフェザーがたくさんあるスティックに麻ひもを絡ませる
• 火花を飛ばしたい位置にナイフを置き、ファイヤースターターを引く
• 麻ひもに火が点いたら、フェザースティック全体に火が行き渡るようにし、焚火台へ入れる

【マッチ・ライターでの着火方法】

※マッチかライターを用意する

• フェザースティックに直接マッチかライターの火を点ける
• 全体に火が回ったら、あとのフェザースティックも追加して火を大きくする

フェザースティック作りにはシースナイフが向いていますが、メーカーによってはフォールディングナイフでも耐久性が高く、バトニングのできるものもあります。以下にアウトドアナイフ3種の特徴を紹介するので参考にしてください。

• シースナイフ・・・ブレードから後ろ端まで1枚の鋼なので強度が高い。バトニングなどブッシュクラフトに最適
• フォールディングナイフ・・・刃を折りたためるため、シースナイフより強度は劣る。軽量で携帯に便利
• ツールナイフ・・・栓抜きやドライバーなどがナイフと一体化したものでサブナイフ向き

フェザースティックを作るナイフはブレードの形状も大事です。ブレードの形状は用途や研ぎやすさなどに影響するので、しっかりチェックして選びましょう。

ナイフの素材は扱いやすいステンレス製、メンテナンスは必要だが切れ味抜群のカーボンスチールの2種が代表的です。それぞれにメリット・デメリットがあるので以下にまとめます。特徴をおさえてフェザリングに最適な1本を選びましょう。

スウェーデン発のモーラナイフは、ナイフ製造の老舗ブランドです。伝統的なスカンジナビアナイフで、ブッシュクラフトキャンプなどアウトドアで活躍するナイフとして人気があります。質が高く実用性のあるナイフなのに低価格です。

「シンプルな構造で研ぎやすい」「木が削りやすい」「ラバーハンドルが手に馴染みやすく濡れても握りやすい」など、アウトドアナイフ初心者からブッシュクラフターまで愛用者が多くいます。

フランス発オピネルは130年の歴史ある老舗ナイフメーカーです。刃渡りの形状や長さ・持ち手の種類が豊富で、日常使いからハードな登山家にまで愛され続けています。シンプルな構造で見た目はすっきりした印象、また比較的安価なので初心者にもおすすめです。

兵庫県の永尾かね駒製作所が製造する肥後守（ひごのかみ）は、100年以上前から使われている日本製折りたたみナイフです。鞘に「登録商標 肥後守定」の文字と「かね駒」のマークの刻印があり、和の雰囲気で海外でも人気があります。

刃渡りは4〜6cm程度のものが多く、コンパクトサイズなので携帯性に優れています。切れ味は抜群で、小枝や細かい木を削るのに最適です。研いで使えば切れ味が変わらないため長く愛用できます。

フェザースティック作りには「実は100均のナイフも使える」と話題になっています。「ものは試し」と思う方はぜひ使ってみてください。木材や竹などの工作用として販売されているものならフェザースティック作りが可能です。

ただし工作用はキャンプ専用ではないため、ハードな作業となるバトニングには適しません。「バトニングもしたい」という方は、やはり耐久性の高いブッシュクラフト向きのナイフも揃えるのをおすすめします。

切れ味がよくて耐久性の高いナイフなら、ファイヤースティック作りもバトニングも可能です。フェザリングでナイフに慣れたら、ブッシュクラフトも楽しめます。お気に入りのナイフでブッシュクラフトキャンプに挑戦してみましょう。