ナパワインのおすすめ18選｜特徴・選び方・ピッタリの料理もご紹介

ワインと言えば、料理に合わせて選んだり、自分へのご褒美にちょっと贅沢したり、また贈り物としても喜ばれるなど、人気のお酒です。

なかでも、カリフォルニアのナパ・ヴァレーで作られる「ナパワイン」は濃厚な味わいが特徴で、一度飲んだら忘れられないファンも多いワインです。ナパワインは、ぶどう栽培に適した気候と土壌の特性を生かして造られているため、個性的で希少なワインが多いことでも知られています。

この記事では、ナパワインの選び方・美味しく飲むためのコツなど、ナパワインを楽しむための豆知識のほかにも、おすすめのナパワインを赤ワイン・白ワイン別に紹介しています。高そうなイメージがあるナパワインですが、リーズナブルなものも販売されていますので、ぜひ参考にして自分好みのナパワインを見つけてください。

ナパワインは、アメリカのカリフォルニア州「ナパ・ヴァレー」で生産されています。ナパ・ヴァレーは、ぶどう栽培に適した地中海性気候で、1981年にカリフォルニア州によってアメリカぶどう栽培地域（AVA）にも指定されている有名なワインの生産地です。

畑ごとの土壌の特性に合わせて最適な品種を選び、ぶどう造りをしているため、上質で個性的なワインが多く、日照時間が多い・収穫時期に雨が少ないなどの恵まれた気候も相まって、濃厚で華やかな味わいが特徴のワインです。

また、ナパ・ヴァレーでは、家族経営が多く小規模生産のワイナリーが多いため、希少性が高く高級なワインとしても知られています。

一般的にカルフォルニアのナパ・ヴァレーで生産されている、希少で高品質な最高級ワインをカルトワインと呼んでいます。

1976年に行われた、ワインのブラインドテイスティング対決で、多くのカリフォルニアワインがフランスワインの評価を上回り、一気にカルフォルニアワインが世界に知れ渡りました。

そのため、希少価値が生まれ、入手困難になるなど、さらに注目を集める存在となったのです。

ナパワインは、生産者や畑ごとの特性のほかにも、ぶどうの品種や赤ワイン・白ワインなどによっても香りや味わいが異なります。どのような点に着目してナパワインを選んだらいいか、詳しく紹介していきます。

ナパワインで使用されているぶどう品種の約50%を占めるのが「カベルネ・ソーヴィニヨン」です。赤ワイン用のブドウ品種で、タンニンと酸が豊富なため、渋さと酸味のバランスがよく濃厚な味わいのワインとなります。

繊細な味わいを好む方には、柔らかなタンニンでエレガントな印象のワインとなる「ピノ・ノワール」がおすすめです。

また、しっかりとした酸味と果実味が絡み、後味がすっきりとしている「シャルドネ」も飲みやすく人気があります。

ナパワインと言えば、赤ワインの印象が強いですが、白ワインも高品質なものが多く生産されています。それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

赤ワインは、深い色合いと豊かなタンニン、果実味の強さが特徴で、色・味わい・香りすべてにおいてパワフルさを感じられます。フルボディのワインを堪能したい方におすすめです。

一方、白ワインは、黄金色が印象的で、グレープフルーツ・洋梨・ピーチなど、フルーツの華やかなアロマを感じられ、上品ですっきりとした味わいのものが多いです。また、赤ワイン同様、強い日差しのなかで育つため、濃厚で力強さも持ち合わせています。

より高品質のものを選びたい方は、当たり年に着目してみましょう。当たり年とは、ぶどうを収穫した時の天候や日照条件がとても良かった年のことです。

ナパワインは、2007年・2012年・2013年・2016年・2018年が当たり年になります。

しかし、当たり年ではない年のワインの品質が良くないわけではありません。収穫量が少ない中でもいいぶどうを選定して、熟練した醸造家の造るワインであれば、味に差はないと言われています。

ナパワインを選ぶ際に、用途や予算によっては、価格も大切なポイントになります。高価なイメージのあるナパワインですが、価格の安いものも販売されていて、価格帯は幅広いです。

日常使いには、2,000円〜3,000円程度のリーズナブルなものが気軽に購入できます。自分へのちょっとしたご褒美や来客との会食などには、3,000円〜5,000円程度のものを選んでみましょう。

また、特別な日や大切な人への贈り物には、5,000円以上の高級ワインを検討してみるのもいいかもしれません。

ナパワインを美味しく飲むためにはいくつかのコツがあります。保存温度は、渋みやコクが特徴の赤ワインには16〜18℃位がおすすめです。白ワインは、酸味を感じやすい7〜13℃位が適温とされています。

また、ナパワインを飲むときは、口の広いグラスがおすすめです。ワイングラスの口が広いと、ワインと空気が触れ合いやすくなり、濃厚な香りやタンニンの深みをより感じられます。

飲む前に、ワイングラスを軽く回したり、傾けたりすると、ワインの香りをより一層楽しめます。

赤ワイン・白ワインそれぞれと相性のいい料理やおつまみを知って、ナパワインをもっと楽しみましょう。

濃厚で力強いフルボディタイプが多い赤ワインは、ビーフシチュー・ステーキなどの牛肉料理と相性抜群です。酸味がありすっきりとした味わいの白ワインは、鶏肉のクリーム煮・ほたてや白身魚などを使ったシーフード料理がおすすめです。

また、ワインのおつまみに欠かせないチーズは、熟成したカマンベールチーズや匂いのしっかりしているウォッシュチーズなどが赤ワインに、クリームチーズやモッツァレラチーズなどが白ワインとよく合います。

ナパワインは、ナパ・ヴァレーの恵まれた気候と土壌で丁寧に栽培された、濃厚で味わい深いワインです。ぶどう品種や価格帯、赤ワインと白ワインなど、選び方によって、さまざまな香りや味わいを楽しめます。ぜひ参考にして、ナパワインをもっと堪能しましょう。以下の記事もあわせてご覧ください。