【口コミあり】麻耶雄嵩の小説おすすめ12選|天才作家!新刊から最高傑作・特徴までご紹介

挑戦的なミステリー小説を生み出し続けている麻耶雄嵩。読者の好き嫌いもはっきり分かれるため、初めて読むときはどの本を選べばいいか迷いますよね。この記事では麻耶雄嵩作品の特徴や、おすすめ12選などを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

2023/08/10 更新

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(前略) 麻耶さんの最高にしてミステリの歴史に残る大傑作、夏と冬のソナタとかと比べるとやっぱり、純粋な面白さの点で劣ってしまうのだが、それでも普通のミステリと比べれば断然面白い。  隔絶された村の中で起こるいかにもな事件だが、色々ひねりがあってすばらしい。 (後略)

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(前略) 終盤に差し掛かったある場面で、自分はぐらぐらするような酩酊感を味わいました。世界が崩れ落ちるかのような感覚です。 そしてそこから結末に向けての怒涛の展開。 作中で起きた事件は解決しますが、それ以上の謎を提起して物語は終焉します。(後略)

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(前略)これは、いわゆる「クイーンの後期的問題」と呼ばれるもので、たまらない魅力を秘めています。 そういう意味では、本作品は、万人受けではなく、やはり本格ミステリ好きを狙って書かれたものだと言えるでしょう。 私は、探偵と犯人のロジックを通した、一種の頭脳戦のような展開が大変面白く思いました。 また、この作者ならではの趣向も、気に入っています。 少し大人しめの結末かもしれませんが、パズラーらしい工夫が凝らされた秀作だと感じています。

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面白かったの一言。麻耶雄嵩は読者を裏切らない。 不思議な世界観に引き込まれた頃には貴族探偵の虜になっていることうけあいだ。 人を食ったようなキャラクターたちは魅力にあふれている。 気に入った脇役が多くいて、困ったほどだ。 テレビドラマにも出来そうだが、珠玉の本格短編集なだけに難しいかも。 続編を強く希望したい。

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どの短編も推理が非常にロジカルだった。手がかりと伏線をもとにかなり論理的に犯人を推理していく。その手続きが非常にスリリングで、解答のほうもかなり斬新なものが多かった。構成も凝っていて面白かった。現実よりもロジックのほうを重視するという姿勢にシビれました。

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麻耶作品はほぼ読みましたが、『王道的な完成度』という観点からするとこちらはかなり上位にあがる傑作ではないでしょうか。最初に話題にあがる複雑なアリバイトリックも、それが単なるゲーム的遊戯に陥らない意味づけがなされていて、深い批評性と完成度の高さに感嘆しました。読後にネットでいろいろな考察を読むのも楽しいです。

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ベタベタの館モノ本格探偵小説と見せかけて、気づいたら足元をすくわれている。そこがすばらしい。

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「神様」の使い方が上手くてびっくり。 このモヤモヤ感を共有したくて、他人に勧めたくなります。 子供には読ませない方がいいと思います。

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(前略)一言だけ、「エピローグに完敗です」。これが麻耶雄嵩流の落ちなんでしょうね。いやはや全く残酷であっけにとられる終わり方です。お見事・・・。 このエピローグの衝撃を味わうための本編はただの前置きだったんですね。嵐の山荘で起きる殺人事件というお決まりのパターンは。 もう一度、お見事!!事件が解決した後のもう一段の「ええ!!それはないでしょう・・・」に脱帽です。

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「翼ある闇」「夏と冬の奏鳴曲」で活躍した銘探偵メルカトル鮎が活躍する短編集。 あいかわらず、無茶苦茶というか既存の名探偵を超越してるメルと、 それに振り回される美袋のやりとりが楽しい。 そして最初に収録されてる「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」は、 ミステリ史上に残る銘短編であろう。 その幻想的な内容と、それをぶち壊すメルに呆然!

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(前略)今回はライバルとして女探偵が登場する。理想に燃え、腕も悪くなく、いい女なのだが、それだけ引き立て役としてちょうどいいのも事実。  ラストでは、貴族探偵のひとをなめたような「推理」が炸裂し、なんともいえない気分になる。おもしろい。

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表紙に惹かれてカバー買い。 初読みの著者だったが、すごく面白く、すいすい読めた。 貴族探偵のドラマの方なんですね、店内のポップ?で知りました。 ミステリーとしても、少女2人の物語としても読めるので、門戸の広い作品だと感じた。 ももちゃんめっちゃ可愛い。

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