【口コミあり】 辻邦生の小説おすすめ8選|『廻廊にて』『夏の砦』など名作を紹介

辻邦生の小説のおすすめ8選を紹介します。デビュー作『廻廊にて』や『夏の砦』といった美術センスを感じさせる名作や、『安土往還記』『西行花伝』といった受賞歴のある歴史小説が勢揃い。フランス文学者としても活動していた辻邦生の繊細で美しさのある文体にも注目です。

2023/08/10 更新

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この作品はかなりの回数を読んでいるはずですが、読むたびに新たな感動に襲われます。特にカタカナ書きの部分はこの物語の極めて重要な描写になっており、胸を締め付けられ、心が洗われます。よい作品はこのようにいつでも読めるようにしてほしいですね。

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(前略)歴史小説もかなり読み漁りましたが、そんな私が結局手元に残した歴史小説はこの作品。 五感はもとより、信長の心象風景までをも、読者の心中に像を結ばせる、まさに名人上手の技を見る思いです。

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ものをつくりだす苦しみを知っている人には共感できると思います。生涯そばに置いておきたい作品です。

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(前略)純粋過ぎたローマ皇帝の最後の抵抗と時代に翻弄された人生を描く、辻邦夫氏の名著です。 私は、連載時代には生まれていなかった世代ですが、頭の中に情景が浮かんでくる緻密な文章力には圧倒されるでしょう。ローマ帝国、西洋史に興味のある方は必読です。

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(前略)じっくり味わえば、十分に、いや十二分に応えてくれる、芸術作品のような一冊です。

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何か、その時代に紛れ込んだかのような錯覚に陥りました。なかなかの大作ですが、謎が謎を呼び、いろいろな事柄が解けていく過程が飽きさせません。何より、これは愛の物語。同じような運命を辿った男女が、沢山いたのではないか…そんなことを想い巡らせながら辿る長崎の町は、とても味わい深く感じられました。

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桜を愛でた西行、雅に生きた西行の生きることと和歌に込めた思い、葛藤、様々な歴史上のじんぶつとの出会いと別れがリアルに伝わりじわーっと感動してしまいました。蹴鞠や流鏑馬の達人だったようで文武両道のイケメンを想像しました。

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辻さんの文章を読んでいると、この方は本当に優しい方なんだろうな、 と感じられます。この本はとても美しい。 美しい文章によって、清らかな物語が編まれています。 12の花をタイトルに、12篇の物語と言うのも、とてもお洒落だと思います。

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