円城塔の小説おすすめ10選|芥川賞受賞経験もある天才SF作家!ゴジラの脚本も

芥川賞受賞経験があるSF小説家・円城塔。独特な世界観や理論の展開、奇妙な文体が特徴的で、ファンからも難解と言われる作品を多く輩出しています。この記事では、読むのが難しい円城塔の作品を初めて読む方向けに、彼の作風や作品の選び方、おすすめ作品を紹介します。

2023/08/10 更新

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文學界新人賞受賞作。芥川賞の候補作でもある。 出版される作品としては早川書房から出た『Self-Reference ENGINE』、『Boy's Surface』に続く3作目。 『Self-Reference ENGINE』は読んだが、すごく面白いSFだったので、この作品もそのつもりで読んだら、ちょっと感じが違った。オブ・ザ・ベースボールはSFっぽい設定ではあるが、とても読みやすい小説。 もう1作、収録されているのは、『つぎの著者につづく』という作品だけど、こちらはとても一段落が長く(2ページ近くになるのもある)、また引用も多くて、難解。でも、こっちの方が好きかな。

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自分にとっては初円城塔作品です。 「これはペンです」、「良い夜を持っている」の2作品が収録されていますが、どちらも非常にミニマム。 起点を用意し、そこから論理展開を繰り返すことで新たな発見が生まれ、物語は進んでいきます。 度肝を抜くような壮大な設定や大きな感動を呼ぶダイナミックさといった外への広がりは皆無ですが、まるで思考実験を行なっているかのように内への広がりを無限に感じられる作品です。 言語、記憶といった人間の根幹に関わる部分を、フィクションではあるけれどもロジカルに描く筆力は圧倒的です。

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新潮に掲載当時から図書館で読んでおりました。二年かかりました。この本だけは手元に置きたく、お金を出して買いました。ゲーム、アニメ、進化論、聖書、仏典あらゆる理屈を混ぜ合わせてでっちあげたエンターテイメントだと思います。とにかく、おもしろい。お読みになる時はPCの検索を立ち上げておくことをおススメです。私はそうしました。

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個人的には、非常に脳を揺さぶられる感があり、とても楽しめた。時空を飛んで、鏡の中を行き来するようなそんな錯覚を覚えるような、話の展開。 年に一冊くらいこんな本に巡り合えたらどんなにか楽しいか。良作だと思いました。

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久しぶりに小説を読みました。歳をとるにつれて物語を読まなくなっていましたが、とあるゲームアプリで勧められてこの本を読みました。一度読み終えてももう一度読みたくなる、そんな本でした。

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思考そのものを文章に写したこうなるんだろうな、というような文章に衝撃を受けました。 私にとってはじめての円城さんの作品でした。 言葉というものをここまでうまく使えている人がいるのだと感激しました。 どうやっても言葉は言葉の枠組みでしかなくて、考えをそのまま映すことなど不可能なように思えていたのですが、 この作品は、思考や考えをそのまま言葉が反映しています。 後藤さんのことがおもしろかったです ジャケットの絵を描かれている漫画家さんが好きで買ったいわゆるジャケ買いなのですが、 こんなおもしろい作品に出合えてよかったです。

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もう一度じっくり読み返したいと思ったのは久しぶり。詰め込み具合が贅沢すぎて…堪能させていただきました。気力のあるうちに読むべき本の一つ。

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とても楽しく良い。ふとページを開きたくなります。面白いのである。

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なんとなく理解できるような、 でもなんだか頭がぐるぐるしてくるような、 不思議な感覚になれる本です。 文章の内容に引き込まれるから面白いというのではなくて、今までに感じたことのない頭のぐるぐる感覚を与えてくれた本ということで、面白い本だなと手元に置いています。 こんな本もあるのだな、と感慨深く思います。

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ディック的な世界を予想して読み始めたが、読後感は、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』みたいな感じでした。読者としては、このまま、数理学的メルヘンの世界を進化させて行くのか?それとも、メルヘンと《生々しい現実》との間に、何らかの接点を見つけて行くのか?それが、一番、気になります。ただ、この作品自体は、まるで《チェシャ猫のニヤニヤ笑い》を、そのまま小説にしたみたいで、楽しかったです。

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