蚊取り器のおすすめ10選｜蚊の特性を考えて選ぼう！

海・花火・アウトドアなど、屋外でのレジャーを楽しむ機会が増えるのが夏。めいっぱい楽しみたいけど、それを邪魔する存在である蚊が増える季節でもあります。露出度の増える季節なので、何の対策もしていないと気付かないうちに思ってもいないほど刺されてしまうなんて事態になりがちです。

室内でも、1匹入ってきただけであちこち刺されてしまう場合があります。見えやすいところに目立つ刺されあとが出来てしまったり、服で隠れてはいても人前でかくのは気が引けるけど痒さが気になってしまう場合もあります。そうならないためにも、蚊取り器で対策するのは重要です。

今回の記事では、そんな蚊取り器の選び方をご紹介します。また、おすすめの蚊取り器をご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

火をつけて使用するタイプの蚊取り線香は、昔から長く愛用されてきました。誰もが知っている最もオーソドックスなタイプです。渦巻き状になっているので灰が思わぬところにこぼれにくく、長い時間そのままにしておける便利なアイテムです。

夏の風物詩としてもなじみ深く、昔ながらの豚型の容器以外にも可愛らしいデザインのものも増えているので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶ楽しさがあります。香りがするのと同時に煙も目に見えるので、効いていると実感しやすいのがメリットです。

火を使うので、小さいお子さんやペットがいる場合には、使い方を工夫する必要があります。独特の香りが気になる人にとってはデメリットにもなります。

押すだけで簡単に使えるのが噴霧タイプです。ワンプッシュするだけで、1日分の使用量を噴霧して、長時間蚊を駆除できます。最大のメリットは、電気や火を使わず手軽に使える点です。コンセントのない場所や、火を使えない環境や煙が苦手な人にも使いやすいアイテムです。

ワンプッシュで長時間部屋の蚊を駆除できるだけの量を噴霧するので、その噴霧液を直接浴びてしまうとデメリットとなる場合があります。顔などに直接かかった場合に、赤くはれたり、痛みが出たといった事例も報告されています。

使用するときは噴霧口の向きをよく確認して使うのが大切です。特に、小さいお子さんがいる場合は、使わないときはロックをかけるのを忘れないようにしてください。

加熱によって薬剤を蒸発させて散布するタイプです。コンセントタイプ・電池式どちらもあるので、場所を選ばず手軽に使えて便利です。外側のケース部分もさまざまなデザイン・カラーのものが増えているので、場所に合わせたものを選べます。

薬剤の形として液体の入ったボトル型のリキッドタイプと、液体のしみ込んだシート型のマットタイプが存在します。どちらのタイプも、過熱によって薬剤を散布する用途は同じです。ボトル内の薬剤の量が多いため、リキッドタイプの方が長期間使用に向いています。

反対にマットタイプは、シートに含まれる薬剤の量が限られるので、1枚当たり数時間のものがほとんどです。長時間の使用よりも、半日程度だけ使いたい場合に向いています。

光ではなくCO2(二酸化炭素)に寄ってくるといった蚊の特性を利用した撃退アイテムです。蚊取り器の中に吸引して退治するタイプと、電線に接触して退治するタイプがあります。

最大のメリットは、どちらのタイプも殺虫剤を使わずに蚊を撃退できる点です。薬剤の臭いが苦手な人・小さなお子さんのいるご家庭・ペットのいる環境・食品を扱う場所などに置くのにも向いています。

デメリットは、吸引タイプは蚊を閉じ込めているだけなので、タイミングによっては蚊がまだ生きている場合があります。逃げられないように工夫しながら掃除する必要があります。電線で退治するタイプは、蚊が電線に接触するときに「バチッ！」と音がするのと、虫が焼ける独特の匂いがする点です。

蚊取り器には、UV（紫外線）によって蚊を吸引すると謳っているタイプもあります。しかし、吸引・UVタイプのみの電気殺虫器はそもそも蚊が寄ってきません。蚊はコバエ・蛾などと違って光によって来るといった特性がないため、UVタイプではまぐれで蚊がライトに当たって焼けるのを期待するしかなく、効果が薄くなってしまいます。

蚊を引き寄せる蚊取り器を探す場合は、「吸引・UV」で選ばず「CO2を発生させるか」を見る必要があります。購入時はチェックするようにしてください。

電気殺虫器のなかには「光触媒」で虫を分解するときにCO2を発生させるタイプがあります。 要するに、蚊を吸引するのに必要なCO2を発生させるためには、分解する有機物が必要といったタイプです。

こまめに掃除をしすぎてしまうと、中の虫の死骸がなくなるので、CO2が発生しなくなります。こうなると蚊が寄ってこなくなってしまいます。どれくらい蚊がとれているかといった効果を確認するついでに、ついつい掃除をし過ぎてしまわないようにしてください。

蚊取り用の薬剤にはいくつか種類がありますが、どの蚊に効く薬剤かを確認するのは重要です。一口に蚊といっても種類があり、人間の血を吸う蚊は「イエカ」「ヤブカ」です。

吊るすだけのタイプ・網戸に貼り付けタイプなどによくありますが、「ユスリカ、チョウバエ、キノコバエ、ヌカカ」などに効くと書いてあっても、肝心のイエカ・ヤブカに効かなければ意味がありません。蚊に刺されたくなくて薬剤を買う場合は、購入時にしっかりと確認してください。

蚊を殺せる薬剤は、他の生き物にも影響がある場合があります。ペットを飼っている環境では、そのペットの健康にも気を付けて薬剤を選ぶ必要があります。

ピレスロイド薬剤は選択毒性を持っていて、哺乳類に対してはほとんど効果のない薬剤です。ですが、観賞魚・昆虫類・爬虫類などにとっては神経毒として深刻な作用をもたらします。これらのペットは最悪の場合死亡する場合があります。哺乳類の犬・猫などの場合は人間同様に効果はありません。

昔ながらの豚型の蚊取り線香のようなものだけでなく、昨今ではさまざまなタイプの蚊取り器が増えています。一見ただのインテリアのような、「虫」を感じさせないスタイリッシュなデザインのものも多く、お部屋に合わせて選べます。

そんな可愛らしい見た目のものだからこそ、子供が気に入って手を伸ばします。火・熱・電線・薬剤など、触れると危険なものもあるので、小さいお子さんのいるご家庭では子供の手の届かない場所に置くようにしてください。

夏の風物詩としてなじみ深い蚊取り線香の香り以外にも、殺虫剤の強烈な香りや、電気式蚊取りにも微香タイプが存在します。たいていの場合はすぐに気にならなくなりますが、鼻の効く人や苦手な香りと感じる人にとって、ずっと香りがするのはつらいものです。

そういった場合には、無香料タイプのものを選ぶのがおすすめです。薬剤を使わないタイプなど、そもそも香りが発生しない吸引タイプなども向いています。

締め切った屋内で使う場合はそれほど気にする必要はありませんが、屋外で使う場合は風の流れにも気を付ける必要があります。薬剤散布系は、薬剤を散布した範囲の蚊を駆除できるアイテムなので、風で流されてしまえば当然効果はありません。

屋外で使う場合には、煙で風向きが簡単に確認できるので、置き場所も選びやすい蚊取り線香が向いています。煙や香りが苦手な人でも、屋外なら比較的使いやすくなります。どうしても苦手なら、薬剤散布系を複数個使う方法もおすすめです。

今回はたくさんの種類の中があるから、蚊取り器の選び方・おすすめ商品を紹介しましたが、気になる商品は見つかったでしょうか。さまざまなタイプのものが販売されています。この記事を参考にして、ぜひ自分に合った蚊取り器を見つけてください。

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