モッツァレラチーズおすすめ15選｜ピザやワインに！食べ方も解説

ミルキーな風味とお餅のような触感・さっぱりとした味わいで日本人にも大人気のモッツァレラチーズ。そのままワインのおつまみや前菜やサラダにしたり、ピザやパスタに入れてチーズのもっちり感を味わったりと美味しい食べ方が無限にできる食材です。

モッツァレラチーズの本場はイタリアです。実はイタリアのモッツァレラチーズは日本のものよりもコクがあり、よりミルキーな風合いを持っていることをご存知ですか。また本場イタリアに負けないクリーミーさを味わえる国産のモッツァレラチーズも人気です。

そこで今回はモッツァレラチーズについてのさまざまな情報をご紹介します。最近は空輸技術レベルが上がり、以前は食べられなかった海外のフレッシュなモッツァレラチーズも楽しめるようになりました。おすすめのモッツァレラチーズの紹介もしていますのでぜひ最後までご覧ください。

モッツァレラチーズはイタリアのカンパニア州で生まれました。水牛の乳を原料とし、熟成過程をふまないフレッシュチーズのひとつです。チーズとはいえ癖がなくさっぱりとしたあじわいともちもちとした歯触りが印象的です。チーズは苦手でもモッツァレラなら大丈夫な方も多いとか。

モッツァレラとはイタリア語で「引きちぎる」の意味をもち、製造過程に由来するとも言われています。その人気からモッツァレラを使ったレシピも多く、前菜にもメインにも使える優秀な食材です。

ここではモッツァレラチーズの種類をご紹介します。モッツァレラのチーズには原材料が違うものや製造過程が異なるものなどがありますので、間違えてしまわないようにしっかりチェックしておきましょう。

ブーファラとはイタリア語で「水牛」を意味します。つまりモッツァレラ・ディ・ブーファラとは水牛性のモッツァレラチーズのことです。水牛乳は牛乳に入っているカロテンが含まれていないこともあり、より白さが目立つので、モッツァレラチーズも真っ白な見た目をしています。

牛乳と比べると脂肪分やたんぱく質を多く含んでいてコクや甘みを感じられるチーズです。更に鉄分やビタミン類を多く含み、栄養価の高い食品といえます。ただし水牛を育てるのが大変なため、希少性があり、値段が少々高めです。

ヴァッカはイタリア語で「牛乳製」を意味します。モッツァレラ・ディ・ヴァッカとは牛乳製のモッツァレラチーズを意味し、フィオル・ディ・ラッテとも呼ばれます。通常店頭に置いてあるものは、牛乳製のモッツァレラチーズがほとんどなのでこちらの表記はあまり見かけません。

モッツァレラチーズを使ったレシピが多いのは、このモッツァレラ・ディ・ヴァッカのあっさりした味わいが幅広い料理に合うためです。汎用性の高さも人気があります。またわざわざパッケージやラベルにヴァッカと表記されているものは本場イタリア製のモッツァレラチーズです。

モッツァレラ・ディ・ブラータ（ブッラータ）は、イタリア語でバターの意味です。原材料ではなく、まるでバターが入っているようなコクのあるクリーム感を感じられることを比喩しています。袋状のモッツァレラチーズの中に、引き裂いたモッツァレとクリームを入れて作られたものです。

フレッシュチーズの中でも更に賞味期限が短く、長い間「幻のチーズ」と呼ばれていました。最近は冷凍技術の向上によって日本でも手軽に食べられるようになり、カルディで手軽な冷凍品を購入できます。

それではモッツァレラチーズはどのように選べばいいか見ていきます。ここではモッツァレラチーズの選び方のポイントをまとめました。自分が食べたいモッツァレラチーズを見つけましょう。

モッツァレラチーズを選ぶ際、まず最初に原材料を選択しましょう。こってりとした旨味のあるモッツァレラチーズが食べたい方は、水牛乳を使用したものがおすすめです。価格は少々高めになります。

牛乳製のモッツァレラチーズは価格もお手頃でスーパーなどにいつも陳列されています。安心して手に入るので、普段の食事作りに使いたい方やあっさりした味のモッツァレラチーズが食べたい方におすすめです。

モッツァレラチーズの産地もチェックしておきましょう。チーズは作られた環境によっても味が異なります。どの産地のモッツァレラチーズが自分の好みに合っているかなどチェックしておきましょう。

イタリアのモッツァレラチーズは、柔らかな弾力のある生地と噛み応え、癖のないさっぱりとした味わいが特徴です。フレッシュチーズなのでそのままカットしてシンプルに味付けするだけで美味しく食べられます。

もちろん料理にも使えます。有名なのはトマトのスライスと合わせたカプレーゼです。他にもピザやグラタンなどチーズ料理にも欠かせません。

デンマーク産のモッツァレラチーズは、モザレラとも言います。イタリアのフレッシュなタイプとは違って、牛の乳を原料にした熟成期間を置くセミハードタイプです。

縦に裂ける生地で、加熱した時の伸びや溶けがいいのが特徴です。あっさりした味で、ピザやグラタンなどの料理に使うのにぴったり。とろけたチーズが主役の料理にたっぷりと使って風味を楽しみましょう。

国産のモッツァレラチーズの優れた点は、新鮮なものが食べられる点です。フレッシュチーズは出来たてが一番おいしく、日が経つにつれて風味や美味しさが損なわれていきます。賞味期限も短いので、生産後すぐに手に入る国内産のモッツァレラチーズは本場イタリア産に物にも負けません。

もちろん原材料にもこだわりのあるものも多いです。主な産地は酪農が盛んな北海道ですが、全国各地で作られています。牛乳製のものが一般的です。

自分の目的に合うチーズの形状を選ぶのも、美味しくモッツァレラチーズを食べる秘訣です。モッツァレラチーズにはさまざまな形で売られていますので、どんな形のものがどんな用途に使われるのか確認しておきましょう。

オーソドックスな丸い形のモッツァレラは、どんなレシピにも合わせやすい形で一番人気があります。そのままスライスしてもいいですが、乳清に浮いているタイプのものはくし型にカットすると味が均等になり美味しいです。

ナイフを使わずに手でちぎって他の食材と合わせるのもおすすめです。フレッシュタイプなので、賞味期限が短いため、開封したら早めに食べきりましょう。

シュレッドとは英語で細かく切ることを意味します。料理に使いやすいように、前もって細かく柵状にしたもので、冷凍などの保存がきくため扱いが手軽なのも人気の理由です。

シュレッド型はピザやグラタンなど加熱する料理にぴったりです。自分の使いたい量を調整して使えるので、健康志向の方やコスパにこだわる方にもおすすめします。モッツァレラチーズのあっさりしたミルキーな味わいを長く楽しみたい方も、その便利性にやみつきになります。

その他にもデンマークやドイツ製に多いブロック型、一口タイプのキャンディ型などのタイプもあります。ブロック型は調理用におすすめです。必要な分を削って使ったり、溶かして使用したりします。

一口タイプのキャンディタイプは、カット不要でそのまま料理に添えて使えます。持ち運びにも便利なので、アウトドア料理にもおすすめです。

サラダやカプレーゼなどの前菜には、フレッシュなタイプのモッツァレラチーズがおすすめです。フレッシュタイプは冷蔵保存するタイプのもので、賞味期限は未開封で一か月程度、開封後は2、3日が目安となります。

調理不要でそのまま食べられる新鮮な美味しさが特徴的です。開封した後は一緒に入っている乳清は捨てましょう。使い切れずに残ったモッツァレラチーズはラップにくるんで冷蔵します。数日で食べきりましょう。

スーパーでよく見かけるモッツァレラチーズといえば、森永乳業のクラフト北海道フレッシュモッツァレラです。使い切りに便利な100gで、フレッシュタイプなので袋から出してすぐに使えます。

ここではモッツァレラチーズのおすすめの食べ方をご紹介します。モッツァレラチーズはそのまま食べてもいいですし、調理にも使える万能な食材です。モッツァレラチーズを使ったレシピを3つご紹介します。

モッツァレラチーズに桃を組み合わせたサラダがおすすめです。用意するものはフレッシュタイプのモッツァレラチーズと桃・塩・胡椒・オリーブオイルです。白ワインビネガーはお好みで用意します。バルサミコ酢やレモン果汁・すだちの果汁などでも代用可能です。

モッツァレラチーズは手でちぎるようにカットするのがポイントです。桃の皮を剥き、食べやすいサイズに切り分けたら、モッツァレラチーズと合わせて調味料で味付けします。最後にオリーブオイルをまわしかけ、お好みで白ワインビネガーを振りかければ完成です。

1. モッツァレラチーズを一口大に手でちぎる。
2. 桃の皮をむいて、適当なサイズにカットする。
3. カットした桃とモッツァレラチーズを合わせて、塩・胡椒を適宜振りかける。
4. オリーブオイルをまわしかけ、仕上げにお好みで白ワインビネガーなどを振りかければ完成。

モッツァレラチーズと言えば、トマトとの相性がいい食材です。フレッシュなチーズとトマトを合わせたカプレーゼは、モッツァレラチーズが手に入ったら、ぜひとも食べたいレシピのひとつです。新鮮なバジルや青じその葉などを一緒に合わせれば、爽やかな味わいの前菜が楽しめます。

用意する素材は新鮮なものを選びましょう。素材の味を楽しむレシピなので、フレッシュさが一番大切です。塩胡椒やオリーブオイルなどもこだわると、レストランに負けない味を楽しめます。

1. モッツァレラチーズとトマトをスライスして、重ねるようにお皿の上に並べる
2. バジル又は青じその葉を飾る
3. 塩胡椒・オリーブオイルを振りかける

アリゴとはフランスの伝統的な料理で、マッシュしたじゃがいもに牛乳とモッツァレラチーズを混ぜ合わせた料理です。加熱されたモッツァレラチーズが伸びよく、ミルキーな味わいを楽しめるレシピで子どもにも人気があります。

肉料理の付け合わせや野菜を絡めて食べるのもおすすめです。レシピも単純なので、食育の一環として子どもと一緒に作ってみましょう。よりクリーム感を出したい時は牛乳を生クリームに置き換えても美味しいです。

1. じゃがいもの革を剥いて、ボウルに入れてマッシュする
2. 鍋にバターを入れて弱火にかけて溶けたら、刻んだにんにくを入れて香りが出るまで炒める
3. 牛乳を入れて、沸騰する前に火を止め、モッツァレラチーズを入れてよく溶かし混ぜ合わせる
4. 牛乳とモッツァレラチーズがよく馴染んだら、マッシュしたじゃがいも・塩・胡椒を入れて、粘りが出るまで素早く混ぜ合わせる
5. 器に盛って、好みでパセリを振りかけたら完成

モッツァレラチーズは、そのままでも食材としても便利な食材です。ここでは副菜の紹介のみでしたが、パスタやパンとも相性がよく、主食としても使えます。ぜひ美味しいモッツァレラチーズで食事をより楽しいものにしましょう。こちらもあわせてご覧ください。