ミニ七輪のおすすめ10選｜ダイソーやドンキにある？値段の違いや室内で使えるタイプも

「旬の魚を、香ばしい炭火焼きで楽しみたい！」と感じている方は多いです。しかし、焼き魚・焼き鳥・酒の肴などの炭火焼きは、専門店や居酒屋などでしか食べる機会がないイメージですよね。実はミニ七輪があれば、室内・ベランダでも手軽に炭火焼きを楽しめます。

ミニ七輪は小型でボンベ・コンロ類を必要としない分、携行性も良好です。またダイソーのような100均ショップのアイテムでも自作・代用可能で、予算をかけたくない方にもぴったり。小さい調理器具を探している・ソロキャンプにチャレンジしたいといった場合にも適しています。

本記事では自宅で炭火焼を楽しめるミニ七輪の選び方を紹介します。七輪のつくりによる値段の違いのほか、ドンキ・ホームセンターに取り扱いがあるかどうかも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ミニ七輪のメリットは電力なしで動作するほか、小型でも本格的な調理に使える点です。コンロ・バーナーなしで扱えるほか、一般的な七輪よりも小さいためソロキャンプに適しています。また少量の炭で火を起こしやすいため、アウトドアでの調理に不慣れな方にもぴったりです。

丸型は、七輪の定番の形で『ラッパ型』とも呼ばれています。サイズは小さなものから大きなものまでありますが、サンマなどの長い魚を焼きたいのであればある程度の大きさが必要です。1人用の小さなものなら場所を取らないので、ちょっとした酒の肴を焼くのにも向いています。

昔からある丸型の形状は、鍋やフライパンなどの丸い調理器具を乗せやすいのも特徴です。焼き物だけでなく、煮物や炒め物をするのにも活躍します。焼き面がやや狭いため、1人から少人数で使用するのにおすすめです。

長方形で高さも低めの角型の七輪は、卓上で使うのに適しています。また、サンマやサバなどの長い魚もはみ出さずに焼けるので、焼き魚メインに使用したい方にもおすすめの形です。

鍋やフライパン調理には向きませんが、卓上での簡単な焼肉やバーベキューなどに最適です。一方で、丸型や正角に比べると炭の消費量は多くなり、中央と両端の火力差が生まれてしまうため、食材の配置などに注意しながら上手に使いましょう。

正角は、その名の通り縦と横が同じ長さの正方形の七輪です。正方形なので、鍋やフライパンも置きやすく、斜めに置けば長めの食材も焼きやすいなど、丸型と角型のいいとこ取りのような使い方ができます。

正角のミニ七輪はがっしりした作りのものが多く、重い鍋を乗せても安定感があるのも嬉しいポイントです。ミニサイズなら収納場所も取らないので、鍋調理から焼き魚・焼き鳥など幅広い使い道をしたい方に向いています。

切り出しタイプの七輪は、塊のまま切り出した珪藻土を釜で焼き上げて作られたもので、割れにくく丈夫です。また、珪藻土の組織を破壊せずにそのまま作られるため、耐熱性・軽量性にも優れています。

珪藻土とは、珪藻という植物プランクトンの化石の堆積物です。珪藻土を加熱すると近赤外線と遠赤外線を同時に放出するので、食材の旨味を引き出してよりおいしく調理できます。技術者が手作業で仕上げる切り出しタイプは値段が高いため、七輪を頻繁に楽しみたい方やプロや上級者向きです。

練りタイプの七輪は、粉砕して粉末状にした珪藻土を型にプレスして作られたものです。値段が安いので、「珪藻土の七輪を使いたいけど、切り出しタイプは高くて手が出ない」と感じている方に向いています。

ただし、プレスして作られた練りタイプは、切り出しタイプのような耐久性はありません。水や衝撃に弱く、ひび割れやすい点がデメリットです。七輪デビューしたい初心者の方や、季節のイベントなどで活躍します。

本来は珪藻土を利用して作られる七輪ですが、近年は金属タイプが登場しています。金属タイプの七輪は軽量で頑丈なのでキャンプなどのアウトドアシーンにも持ち運びやすく、使用後の油汚れも落としやすいです。

焼き網やゴトクがセットになった商品が多く、バーベキューコンロのような感覚で手軽に使えます。珪藻土ほどの遠赤外線効果は期待できませんが、網焼きを楽しむ雰囲気を楽しみたい方におすすめです。

ベランダや室内で使える七輪をお探しの方には、電気タイプをチェックしてみてください。電気タイプの七輪ならスイッチを入れるだけで加熱調理できるので、炭の準備をする手間がありません。また、煙が出にくい点も電気タイプのメリットです。焼き鳥や総菜なども、電気タイプの七輪で温めるだけで本格的な味わいになります。

ミニ七輪を選ぶときは、サイズもチェックしましょう。一人用七輪として使用する場合は、直径14～16cm程度のものが使いやすいです。サイズの目安を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

七輪に使用できる燃料は、炭か固形燃料です。珪藻土で作られた七輪は、炭用に作られた七輪なので、できれば炭を燃料にした方がいいです。しかし、固形燃料は使用した後に火を消すだけで処分ができるので手間が省けます。炭の処分が手間に感じてしまう方は、固形燃料を選んでください。

ドンキでは「ドンキオリジナルブランド」の七輪は販売されていません。ですが、オリジナルブランドではない七輪であれば売っていることもあるので、気になる方はお店でチェックしてみてください。ダイソーでは七輪は売っていませんが、「七輪用らくらく竹炭」という商品が販売されています。

また、ホームセンターでも安く七輪が売っています。「七輪が自分に合うかわからないけど、試してみたい」方におすすめです。物によっては、本格的な見た目でも素材が珪藻土ではないものや、練りタイプの珪藻土がひび割れている場合があります。商品の素材や状態をしっかり確認して選びましょう。

100均アイテムを上手に組み合わせれば、ミニ七輪の代用品を作れます。
（例：ダイソーのキッチン用品3点）

1. ステンレス製ストッカー
2. ステンレス浅ザル油切
3. デコレーションケーキ丸型

【作り方】

1. A.の上フタを外す
2. B.を上下逆に反転させ、A.の中にセットする
3. C.の底面を外し、Bの上にセットすれば完成

なお紙ラベル類は熱に伴って焼けるため、先に外すようにましょう。

炭火を使用したミニ七輪の使い方を紹介します。火が弱いと感じたら、通気口から空気を送ったり炭を崩して火加減を調整しましょう。

【ミニ七輪の使い方】

1. 平らな場所にミニ七輪を置く（耐火レンガやブロックの上など）
2. ミニ七輪の中に炭置きを入れる
3. 火起こし器や着火剤で点火したら上に炭を置く
4. 炭が赤くなってきたら網を乗せて好みの食材を焼く

七輪を使い終わった後は、使用した炭をしっかりと消火しましょう。炭を火消し壺に入れて空気を遮断すれば消火できます。木炭を再利用するためにも使用後は早めに消火するのがおすすめです。水をかけても火を消せますが、その場合は再利用するときにしっかりと乾かしてから使ってください。

消火後は正しい方法でお手入れしましょう。珪藻土は水を吸収するため、水洗いは厳禁です。乾いた布で汚れを拭き取り、目立つ汚れは硬く絞った布で拭う程度にしてください。また、空気口などの金具周辺の炭や汚れは丁寧に拭き取ります。できるだけ風通しがよく、湿気が少ない場所で保管しましょう。

この記事では、ミニ七輪の選び方と人気おすすめ商品を紹介しました。ミニ七輪は、手軽に炭火焼や網焼きを楽しめる便利なアイテムです。お気に入りのミニ七輪を手に入れて、毎日の食事をよりおいしく楽しみましょう。