佐藤賢一の小説おすすめ15選|直木賞受賞作家!代表作『王妃の離婚』や『ナポレオン』など

研究者としての一片を見れる小説を書く佐藤賢一。ハラハラドキドキする小説でありながら最後はスカッとする作品は、多くの歴史ファンを虜にしています。中世ヨーロッパの歴史を忠実に再現した直木賞作家の佐藤賢一のおすすめ小説をご紹介します。

2023/08/10 更新

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面白いです!この本で久々に徹夜しました。セルバンテス作品の様なユーモラスな雰囲気を纏って物語が始まり、いつのまにか雰囲気がガラッと変わって中島敦作品のごとく幻想的に終結します。ジャンル分けに困るほど奇想天外な設定ですが、エンターテインメントとしては最高の部類に入ると思います。(後略)

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十年以上前に読んでいたものを、再読。 くっ、結末を知っているのに、また泣かされてしまった・・・。 弁護士としての主人公の力量が小気味いい。 失ってしまった青春が取り戻せそうで、取り戻せなそうで 実はこうなって、という物語にガツン、と胸を掴まれる。 (中略) すかっとする物語を読みたいときには、こちらをどうぞ。

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(前略) 最後まで読む手が止まらなかった。途中から、解説でたびたび紹介されていた同著者の「フランス革命の肖像」も携えて読んだので余計に止まらない。それぞれの登場人物の内面には嫌になるほど肉薄しつつ、同時に群衆のうねりや怒号が聞こえ、すえた臭いさえ紙面から漂ってきそうな、理想に生きて理想に倒れた人間たちの壮大な歴史物語。絶対また読む。

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(前略)ヨーロッパが舞台なので行軍シーンなどで地名では地理がイメージできないのは仕方ない(地図は載っている)。 フランス革命にはあえてスポットを当てず(氏は別の小説で書いている。こちらはもっと大作)、ナポレオンの一人称を 中心に彼の個性と活躍にフォーカスしてエキサイティングな英雄活劇に仕上げている。 他に作品がないため、比較のしようがないが、幕末や戦国時代の歴史小説とは一味も二味も 違う読書体験をすることができた。

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【そのほか】佐藤賢一のおすすめ小説11選

商品比較一覧表

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集英社
中央公論新社
新潮社
集英社
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中央公論新社
講談社
講談社
集英社
集英社
文藝春秋
商品名
傭兵ピエール 上 (集英社文庫)
ハンニバル戦争 (中公文庫)
女信長(新潮文庫)
カルチェ・ラタン (集英社文庫)
テンプル騎士団 (集英社新書)
カエサルを撃て (中公文庫)
ジャンヌ・ダルクまたはロメ (講談社文庫)
二人のガスコン (上) (講談社文庫)
赤目のジャック (集英社文庫)
オクシタニア(上) (集英社文庫)
最終飛行 (文春e-book)
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画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト
1
集英社
傭兵ピエール 上 (集英社文庫)
660円
2
中央公論新社
ハンニバル戦争 (中公文庫)
309円
3
新潮社
女信長(新潮文庫)
881円
4
集英社
カルチェ・ラタン (集英社文庫)
715円
5
集英社
テンプル騎士団 (集英社新書)
891円
6
中央公論新社
カエサルを撃て (中公文庫)
878円
7
講談社
ジャンヌ・ダルクまたはロメ (講談社文庫)
628円
8
講談社
二人のガスコン (上) (講談社文庫)
681円
9
集英社
赤目のジャック (集英社文庫)
550円
10
集英社
オクシタニア(上) (集英社文庫)
660円
11
文藝春秋
最終飛行 (文春e-book)
2,200円
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(前略)この本が出版された当時は27歳!天才としか言いようがありません。私は世界史は苦手で小説は専ら日本の戦国ものか幕末ものしか読まなかったのですが、そんな人間でも一気に引き込まれて、寝る間も惜しんで読みたくなる小説です。登場人物たちもみな魅力的で、リュック・ベッソンあたりが映画化してくれたら嬉しいのですが。そしたら、ピエールは誰でジャンヌダルクは誰かと勝手に想像してしまいます。

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独語もすっきりとした気分になる内容。 歴史物なのでどうなるかは分かっているが、そこでの歴史上の人物の心理描写は楽しい。 ハンニバルをモチーフにした小説で、ここまで読み応えがあるのはそうそう無いと思いますよ。

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歴史小説の中でも、他に優劣を争わせないほど、次々と興味をそそられる展開で、最後まで、飽きることなく読み切りました。 史実を上手く、再現しながら、かつ、この小説の基礎を崩さず表現しきった、作者の才能を高く評価したいです。 前に「新徴組」を読んで、佐藤ワールドを体験していましたが、ますます、ハマってしまいそうです。 これからの作品にも、大いに期待したいものです。

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 中世ヨーロッパの精緻な情景描写の中に、困難を乗り越えて成長していく人物たちの過程が描かれる。佐藤賢一の中でも特に好きな一冊。  カルチェ・ラタンというのはこの物語の舞台。学問を追究するエリート「碩学(せきがく)」たちが闊歩するエリアを指す。  趣向を凝らした構成によって、読了感が素晴らしくできている。ドキドキ・ハラハラできてスッキリ後味よく終わる小説を読みたいならぜひこれを。

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(前略)どちらも小説ではありませんが、当時の様子を小説でもこれ以上無いほどに、人物の思い、性格なども含めて描写しています。(中略)騎士団の組織の実態が詳しく描かれ、騎士団というものが闘うだけではなく、経営とか商業とか金融の面まで幅広い活動をしていたことがよくわかるようになっています。それだけ統制のとれた組織だったのに、政治には関わらなかったために、新たな国民国家という組織により崩壊させられたという過程がよく理解できたと思います。

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(前略) タイトルの言葉が数度表れるシーンでは、まるで自分が戦場にいるかのような臨場感を味わうことができた。  競馬に例えるなら、前半超スローペースの中最後尾につけ、直線からゴールまで驚異的な末脚が炸裂して差し切る感じです。

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彼の短編集は初めて読んだ。私自身は短編よりも大長編が好きなのだが、この短編集は彼の魅力が凝縮されており、楽しく読めた。 特に、「ヴェロッキオ」と「ヴォラーレ」は、ダヴィンチを描いたものだが、非常に面白い。最近のダヴィンチ・コードブームもあって、ダヴィンチについて書かれたものも多く出版されているが、「ヴォラーレ」ほど私が抱くダヴィンチのイメージに近いものはない。あの短い文章でみごとにダヴィンチという天才を描いている。 空を飛びたいという欲望、男性観と女性観について、よく表現されていると思う。(後略)

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作者の最も書きたかった題材だということだ。 主人公2人は文学の中の王者である。架空の人物ではないが もともとはデュマたちの筆で紙上の有名人になった2人。 物語は大きな謎を追いかける冒険活劇だ。 読者もダルタニャンやシラノとともに謎に迫っていくことになるだろう。 軽快なストーリーとともに、作者の遊び心に触れながら 一気に読める小説になっている。 佐藤作品の中でも最も力が入っているといてよいだろう。(後略)

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フランスのこの時代については、殆ど知識がなかったので、それなりに面白かった。歴史知識は、えてして国ごとに別々にしか頭に入っていないので、意外に、別々の国々を横ざしにした「同時代性」を把握することは難しい。歴史小説は、ときとして、そのような同時代性についての知見を与えてくれる。(中略)1冊の小説を構築した作者の力量は、この作者の著作を読むのははじめてなのだが、歴史小説家として「本物」を感じた。

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フランス南部のオクシタニアにて、13世紀の宗教をめぐる熾烈な戦いを書いた小説。(中略) オクシタニアの南部人のなまりを表現するのに関西弁が使われていて、すごくよく感じがでてる気がした。英語の翻訳物では、こういった細かい技はできない。

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【そのほか】佐藤賢一のおすすめ小説一覧比較表

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中央公論新社
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中央公論新社
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文藝春秋
商品名
傭兵ピエール 上 (集英社文庫)
ハンニバル戦争 (中公文庫)
女信長(新潮文庫)
カルチェ・ラタン (集英社文庫)
テンプル騎士団 (集英社新書)
カエサルを撃て (中公文庫)
ジャンヌ・ダルクまたはロメ (講談社文庫)
二人のガスコン (上) (講談社文庫)
赤目のジャック (集英社文庫)
オクシタニア(上) (集英社文庫)
最終飛行 (文春e-book)
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傭兵ピエール 上 (集英社文庫)
660円
2
中央公論新社
ハンニバル戦争 (中公文庫)
309円
3
新潮社
女信長(新潮文庫)
881円
4
集英社
カルチェ・ラタン (集英社文庫)
715円
5
集英社
テンプル騎士団 (集英社新書)
891円
6
中央公論新社
カエサルを撃て (中公文庫)
878円
7
講談社
ジャンヌ・ダルクまたはロメ (講談社文庫)
628円
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二人のガスコン (上) (講談社文庫)
681円
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赤目のジャック (集英社文庫)
550円
10
集英社
オクシタニア(上) (集英社文庫)
660円
11
文藝春秋
最終飛行 (文春e-book)
2,200円
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