【最強】暖かい掛け布団のおすすめ29選｜冬布団に！軽くて暖かい布団も

気温が下がる秋から、寒さが本番になる冬に大活躍してくれる暖かい掛け布団。暖かい布団に包まれてゆっくり眠る時間はまさに至福ですよね。そんな掛け布団ですが、買う時に一体どんなところを重視しているでしょうか。

一言に掛け布団といっても、最強に暖かいものからものすごく軽いもの、さらには洗えるタイプなどその素材や機能はさまざまです。この布団！とこだわりがある場合はいいのですが、いざ冬用布団売り場に行くと、一番いいかけ布団はどれなのか悩んでしまいがちです。

今回は本当に軽くて暖かい掛け布団の選び方や、お手入れ方法についてなどお布団の知識を解説するとともに、羽毛はもちろん羽毛以外のおすすめ掛け布団も紹介します。これから掛け布団を買いたい方、買い換えたい方はぜひこの記事を参考にして、快眠に導いてくれる布団を買いましょう。

寝床内気象の理想温度「33℃」にするには、周りの気温に負けずに暖かさを一定に保つ保温性が大切です。毛布などを重ねれば暖かさを保てますが、布団自体に高い保温機能があれば、圧迫感がなく眠れます。

布団1枚での暖かさを売りにした商品も多数展開されているので、布団だけでしっかり暖まりたい方は、ぜひ保温性に注目してください。

寝床内気象の理想湿度「50％」にするには吸湿と放湿が大切です。人間は寒い時期でも寝ている間には、コップ一杯分の汗をかくと言われています。そこから布団の中に湿度が溜まり、蒸れてしまうと不快感で快眠ができません。

そのため汗を吸いやすくさらにすぐに放出して、布団の中を快適に保ってくれる吸湿と放湿機能があると、より深く眠れるとともに湿気の不快感から布団をはぎ取ってしまうことも防げます。

布団の重さは人それぞれ好みがありますが、できれば軽いものが快眠には最適です。一般的に、大人は一晩で20〜40回も寝返りを打つと言われています。布団が重くなってしまうと、スムーズな寝返りが打てずに快眠を妨げる可能性があります。

重さによる圧迫感が強いと、自分でも気付かないうちに息苦しさや血行不良を起こし、疲れがとれにくくなることもあります。

掛布団は、天気のいい日に干したりしてケアをする方も多いと思いますが、さらに衛生的に使いたいと思っている方は洗えるタイプの布団を検討しましょう。やはり細かいホコリやダニの死骸、そして吸った汗などを除去するにはしっかりした水洗いが大切です。

洗える布団はもちろん。布団専用のランドリーも数多く展開しているので洗えるタイプもチェックしておきましょう。

お布団はどうしても、ホコリやダニが気になります。とくにアレルギー体質の方には、抗菌・防ダニ加工やハウスダスト対策がされているかは重要です。掛け布団の中にはホコリが出にくい構造の掛け布団や、高密度織り生地を使用しダニが入りこめないタイプがあります。

素材も、ポリエステルならダニの繁殖を抑えられます。通気性と防ダニを両立したい方は、綿素材の高密度織り生地の掛け布団がおすすめです。

掛け布団の価格は幅が広く、数千円のものから10万円をこえる高級ブランドのものまであり、その中から本当にいい布団を見つけるのは大変です。そこで、品質のいいものを選ぶには価格だけでなく、業界団体で統一した品質基準を参考に選びましょう。

掛け布団の品質を定める基準には、日本寝具寝装品協会の「GF（グッドふとん）マーク」や「EQ（エクセレントクオリティ）マーク」、日本羽毛製品協同組合の「ゴールドラベル」などがあります。

羽毛は寒いと広がり空気を含んで、暑いと縮まり空気を逃がします。この性質から、保温性や吸放湿性が高い素材です。また、その軽さも大きな特徴で、良質な羽毛布団であれば1枚でも充分暖かさを保てます。

ただ羽毛布団は基本的には高額です。また、使われる羽毛の種類や量など一定以上のグレードになるとその分更に高値になります。

羽毛は高額で…と悩んでいる方は羊毛（ウール）がおすすめです。保温性は羽毛に少し劣るものの、吸放湿性は羽毛以上に優れています。ムレの改善だけでも充分快眠効果があるので、羽毛より価格もお手頃な羊毛（ウール）は要チェックです。

ただ、軽さを重視する方、家庭（ランドリー）で手軽に洗いたい方には向いていません。専用のお手入れが必要な点、また、ものによっては独特の獣臭がする点がデメリットです。

もともと日本で主流だったのが木綿布団です。1970年以降に羽毛布団が普及してきて、シェアも変化してきましたが、打ち直し（布団の再生加工）が可能で長く使用できる布団として今も愛用者が多くいます。

吸湿・保温性にはとても優れていますが、放湿性に欠けるので定期的な天日干しが大切です。長く使うためにはこまめなメンテナンスが必要なので、時間や手間をかけたくない方には向いていません。

お手入れが楽で安価なものを求める方にはポリエステルがおすすめです。洗濯機で丸洗いできる商品が多いため、お子さんやペットがいて衛生面を気にするご家庭には最適です。また人工羽毛を使ったものもあるので、保湿性を求める方でも満足できます。

ただし、吸放湿性にはあまり優れていないために、寝汗の多い方やムレが気になる方には不向きです。

薄手タイプで、羽毛が使用されているものは「ダウンケット」羊毛が使用されているものは「ウールケット」とも呼ばれます。とくに季節の変わり目で昼夜の寒暖差がある場合や、夏場の冷房冷えから体を守るのに最適です。

薄く軽いので干すときにも楽で、さらに家で洗えるタイプもありお手入れが比較的簡単です。

肌掛け布団より厚みのあるタイプです。集合住宅など機密性の高い部屋であれば、冬もこれひとつで暖かく使えます。冷え性の方は肌掛け布団のように、夏場の冷房の冷え対策にも重宝します。軽い布団がお好みの方にも最適です。

また、真冬に暖かさが足りない場合は、毛布や肌掛け布団と合わせても使えるため、1年中活躍してくれるタイプの布団です。

合掛けタイプと肌掛けタイプを組み合わせた布団です。もちろん1枚ずつに分離もできるので、季節によって使い分けができます。気温が高い時期は肌掛け、冷え性さんや少し冷え込んできたら合掛け、冬は2枚使用と1年中使えます。

こちらはデュエットタイプやツインタイプとも呼ばれます。布団一組でワンシーズン使いまわしがしたい方は要チェックです。

薄手で保温性も高いオールシーズン掛け布団は1年中使用でき、1枚あるととても便利です。軽くて寝返りがしやすいので快適に使用できます。また、薄手でかさばらないため収納場所にも困りません。なかでも新素材のシンサレート素材の布団なら保温性も抜群です。

ウインタースポーツのウエアとしても使用されているシンサレートは、断熱性・保温性に優れた素材で、最近では寝具にも使用されている注目の素材です。羽毛布団より保温力があり軽くて使いやすいので気になる方はぜひチェックしてみてください。

「お値段以上」のキャッチコピーで有名なブランド、ニトリの掛け布団は専門メーカー顔負けの品質を誇ります。羽毛・2枚重ね・ホテルスタイルなど、タイプのバリエーション豊富。また、夏場には接触冷感仕様の「Nクール」、冬場には吸湿発熱素材を使用した「Nウォーム」が人気です。

西川は日本を代表する寝具・繊維用品メーカーです。日本寝具寝装品協会の基準に基づく素材を採用しており、品質・安全性において高い評価を得ています。特にダウン率90％以上の羽毛布団「西川プレミアム」が有名で、2015年にはグッドデザイン賞を獲得しました。

無印良品の掛け布団は、ブランドコンセプトに沿ったシンプルで洗練されたデザイン・品質が魅力です。低価格ながら冬用の本掛け布団もカバーしており、初心者にもおすすめ。独自基準に基づき、あたたかさを星の数で5段階評価している点もユニークです。

しまむらの掛け布団は、シングルサイズが3,000から4,000円程度と安価な、あったか掛ふとんがおすすめです。モコモコとしたあったか素材が使用されており、柄も豊富に揃えられています。京都西川とコラボした商品もあるので、気になる方はぜふチェックしてください。

掛け布団の本体には、カバーをかけて使いましょう。寝返りの摩擦などによって、本体は意外にもダメージを受けてしまいます。また、寝汗による汗染みもつきやすいので、洗えないタイプの布団はとくに注意してください。

また、寝たままの状態で放置をすると湿気がこもり、カビやダニの原因にもなります。できる限り乾燥させるよう心がけましょう。

布団は晴れて乾燥した日に干すのが好ましいです。特に日が昇って湿度が下がる午前10時～午後3時頃がベストです。布団本体の傷みを防ぐため、カバーをしたまま干してください。素材によって干す時間の目安は以下のとおりです。

取り込むときに布団叩きなどで強く叩くと本体を傷める恐れがあります。軽くはたき、気になる場合は掃除機を使いましょう。

布団を干せるスペースがない、または梅雨の時期などなかなか干す時間がない場合には、布団専用の掃除機がおすすめです。清潔にしていても、どうしてもチリやダニはついてしまいます。そこで1週間に1度程度は、布団掃除機で吸い取ると清潔な状態を保てます。

また、温風で布団を温める機能があるタイプだと、ダニの繁殖を抑えてくれる効果も期待できます。

部分的に生地が汚れた場合は、染み抜き剤などでつまみ洗いをして、よく乾かしてください。ご自宅、またはランドリーで洗う場合には「大物コース又はふとんコース」がある洗濯機を利用します。小さい容量に無理矢理詰め込むと、生地が破れたり破損するので注意してください。

脱水後、詰めものの片寄りを直したら、風通しのいい日陰に干して充分に乾燥させてください。

布団を収納するさいは、湿気の少ない場所を選び保管します。次のシーズンまで使わない場合は、一度日にしっかり干してから収納しましょう。布団カバーは外して、洗ってから保管してください。

しまってからも、ときどき日に干したり布団用掃除機を使ってケアをすると、次のシーズンも気持ちよく使えます。また、布団の収納に便利なグッズも多数展開されていますでの、こちらの記事もあわせてご覧ください。

暖かい掛け布団を買っても、寒い地域や冷え性な方にとってはもう少し暖かさが欲しい！といった場合もあります。そんな時に、より布団の保温性を高める方法を紹介します。しっかりとした防寒で快眠を手に入れましょう。

綿や合成繊維の掛け布団の場合は、体の上に毛布や肌掛けをかけて、その上に掛布団をかけましょう。その際に体の上にかける素材は汗を吸収したり速乾性のものを使うとより快適です。綿や合成繊維は放湿性が弱いものも多いため、ムレの不快感が軽減できます。

また、毛布や肌掛けは体に直接触れるため家で手軽に洗えるタイプを使用し、こまめに洗濯をしましょう。

羽毛布団の場合は、体の上に布団をかけその上に毛布や肌掛けをかけましょう。羽毛は人の体温が触れることによって保温効果を発揮します。そのため、布団と体の間に1枚挟んでしまうと、体温が伝わりづらくなってしまいます。

また、羽毛は人の体温を感知して膨らみ、取り込んだ空気で保温を高めます。重い毛布などを乗せてしまうと羽毛のふくらみを妨げるので、軽いものを選んでください。

さらに保温性を高めるには、敷布団の上に毛布をひく方法があります。意外かと思いますが、この方法がもっとも保温性が高い寝具の使い方といわれています。体の熱は下部からも逃げていきます。フローリングなど冷える場所に布団をひいている場合はとても有効です。

ただし、寝床が暖かくなりすぎてムレてしまったり、暑くて寝苦しくなってしまう場合もあるため自分にあった温度に調整しながら取り入れてください。

布団の中が冷えていると、交感神経が刺激されてしまい目がさえてしまうなど、睡眠を妨げる恐れがあります。そのためにもあらかじめ、布団の中を温めておくのが大切です。方法は、電気毛布や湯たんぽなどがあります。

また、布団内を温めると同時に乾燥でダニの発生を抑制する、布団乾燥機の使用も有効です。ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。

いかがでしたでしょうか。深く良質な睡眠を取るために、自分にあった寝具は欠かせません。特に掛布団は心地いい睡眠に必須ですので、丁度いい温度・湿度を保てるものを選び、暖かい掛け布団で毎日ぐっすり眠りましょう。