桂正和の漫画おすすめ10選｜作風は？代表作や人気作品も紹介！

美少女とヒーローを描かせたら右に出る者はいないと言われるほど画力に定評のある漫画家・桂正和。『電影少女』や『I''s』など恋愛を中心とした作品が大人気ですが、『ウイングマン』や『ZETMAN』といったヒーローものも人気があります。

最近では、ゲームやアニメのキャラクターデザインも手掛けており、漫画以外で目にする機会が増えてきました。しかし、桂正和ワールドを堪能するなら、キャラクターやストーリーを1から手掛けている漫画を読むのが一番です。

そこで本記事では、桂正和のプロフィール・作風・おすすめ作品を詳しく紹介します。桂正和は画力もさることながら、魅せることをしっかり意識した作品が多いため、読み応えのある漫画を読みたい方におすすめの漫画家です。

1962年に福井県で生まれ、その後千葉県で育った桂正和が漫画家を目指したきっかけは、中学生の頃に何気なく読んだ週刊少年ジャンプです。その週刊少年ジャンプで1983年に『ウイングマン』で連載デビューし、アニメ化もされています。

その後は1989年の『電影少女』を皮切りに、『D・N・A2』・『SHADOW LADY』・『I''s』など数々のヒット作を生み出しました。

桂正和は恋愛要素の強いものやヒーロー物を得意としています。恋愛をメインにおいていないヒーロー物でも、恋愛要素やサービスカットを取り入れているのが特徴です。また、明るい描写ではなく、やや暗い感動を誘うような描写を好んで漫画に取り入れていると言われています。

桂正和と言えば絶対に外せないのが『電影少女』です。この作品は後の桂作品にも大きく影響を与えた作品となっています。この作品から画力が大きく上がり、女の子のかわいさが格段にアップしました。

ストーリーはもてない主人公がビデオガールに励まされながら男として成長していくものとなっています。ビデオガールやヒロインなど主人公の周りの女の子が非常にかわいく、世の男性を虜にした作品です。

『I''s』は桂正和が編集部に恋愛をテーマにした漫画を描きたいと要望を出したことで連載が始まりました。イニシャルに「I」を持つ男女の恋愛をメインとしており、青春時代ならではの未熟さやハラハラを感じさせてくれます。

道中ではドキドキハラハラさせられながらも、最後には感動する結末が待っているという桂正和ワールドを存分に感じられる作品です。

『SHADOW LADY』は、週刊少年ジャンプにおいて6作目となる作品です。内気な少女が魔法のアイシャドウを使ってシャドウレディに変身し、人間界に流出した魔石を回収・封印するのがストーリーの主軸となっています。

衣服が破れたり、全裸のまま石のオブジェにされるなど性的表現が多いのが特徴です。

『D・N・A2』は、女の子と親しくすると吐いてしまう特異体質を持つ主人公が、メガプレイボーイとなってハーレム的な展開を繰り広げる漫画です。主人公を覚醒させないように人口過多に悩む未来からエージェントが送り込まれますが、間違って覚醒させてしまい、さまざまなトラブルに巻き込まれます。

登場するほぼすべての女性を虜にしてしまう展開が羨ましく感じる作品です。

『ウイングマン』は、桂正和初のヒット作品と言える作品です。週刊少年ジャンプで初のラブコメ漫画として連載され、後にアニメ化もされました。

ストーリーは中学生の主人公が、本ヒーローに変身する能力を身に着けて敵とバトルを繰り広げるSF物となっています。初期作品なので画風がやや古いですが、40代以上の方には刺さるものが多い漫画です。

1989年に連載された『電影少女』は2018年にドラマ化されています。原作の電影少女の25年後の設定となっており、原作とは展開が異なりますが、ストーリーやキャストの演技がいいと評判です。DVD化されており、レンタルで見ることができるので興味がある方はチェックしてみてください。

ネットフリックスやアマゾンプライムなど動画配信サービスでは配信されていないようなのでご注意ください。

桂正和は『ドラゴンボール』の作者の鳥山明と親交が深いことで知られており、2人の合作である共作短編集が2014年に発売されました。どちらも原作を鳥山明、漫画を桂正和が担当しています。週刊少年ジャンプの黄金期を支えた2大漫画家が作り上げた漫画がどんなものか気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

桂正和が手掛けた漫画について紹介しました。1980年代から活躍している桂正和は、時代とともに画力をアップさせ、今でも読みやすく仕上がっている作品が多い漫画家です。読んだことがある方はもちろん、読んだことがない方にもおすすめできる作品ばかりなので、ぜひ1度読んでみてください。こちらもあわせてご覧ください。