麦味噌おすすめ10選｜九州味噌やスーパーで買える商品も紹介【味噌汁レシピも】

豊かな麦の香りや、やさしい甘みが特徴の麦味噌。際立つ甘みと風味がクセになって美味しい人気の調味料です。みそ汁や魚料理などさまざまな使い方ができるため、近年麦味噌ユーザーも急増しています。

日本の味噌は米麹を使用している商品が市場に多く出回る傾向があります。しかし安定した米の収穫ができなかった九州地方は、麦麹を使用しての味噌づくりが盛んになりました。そんな歴史を経て、今もなお愛されている味噌の品種が麦味噌です。

本記事では、そんな麦味噌についての基本知識やおすすめの九州麦味噌・瀬戸内麦味噌について詳しくご紹介していきます。スーパーでも購入可能な麦味噌も紹介するので必見です。本記事を読んで、麦味噌の魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

先ほど記述した「米味噌」「麦味噌」のほかに、「豆味噌」や「調合味噌」などの種類もある味噌。それぞれ製造方法が異なるため、味わいの特徴も大きく異なります。それぞれの種類の味噌の特徴は下記の通りです。

市場に出回る約8割の味噌が米味噌です。米と大豆、塩からつくられる米味噌は、丁度いい甘みと塩気が特徴です。そのため、シンプルなみそ汁や、料理の味わいにキレを求める場合は米味噌を使用するのがおすすめです。

よくお店で見かける白味噌も、米味噌のひとつ。米味噌といっても、色合いや塩気、だしの有無など種類はさまざまなので、お好みの商品を探してみましょう。

大豆と塩が原料の豆味噌。豆味噌は熟成期間が長いため、水分が抜け、しっかりとした素材感であるのが特徴です。また、色合いも黒に近い茶色の豆味噌が多く、市場で「赤味噌」と呼ばれる味噌は、豆味噌であるケースが大半です。

豆の旨味をしっかりと感じられる豆味噌は、コクを求める味噌ユーザーから高い評価を得ています。また濃厚な味わいなので、使用量が少なく済むのも魅力のひとつです。

麦と大豆、塩を原料とした麦味噌。主に九州で作られている麦味噌は、しっかりと感じる甘さが特徴です。また色合いが淡い味噌なので、具材をみせたいみそ汁に使用するのもおすすめです。保存の仕方によっては長期間使えます。

麦味噌は甘みが特徴の味噌なので、具だくさんの野菜との相性も抜群です。野菜の甘みと麦味噌の甘みが絶妙にマッチした、おいしいみそ汁が作れますよ。味噌汁だけでなく、魚の味噌煮などに使っても美味しく食べられます。

前述した3種類の味噌に当てはまらない味噌が調合味噌です。米味噌と麦味噌、または豆味噌など組み合わせて作っているのが調合味噌です。また、米麹や麦麹、豆麹などを混合して作った味噌も調合味噌と呼ばれています。

さまざまな味噌や麹を、自由に調合して販売している商品が多いため、同じ調合味噌でもさまざまな味わいの味噌があると頭に入れておきましょう。

ここでは麦味噌に含まれる栄養について紹介していきます。

• 大麦β-グルカン：糖質の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を防ぎます。また腸内環境を整え、免疫力アップにもつながります。
• アミラーゼ：腸内環境を向上させます。またコレステロールを下げる効果もあります。
• カリウム：米味噌の2倍含まれています。
• 大豆イソフラボン：抗酸化作用があり、美肌効果が期待できます。

さまざまな味噌がある中でも麦を原料にしている、今話題の麦味噌。よりおいしい麦味噌を選ぶにはどのような方法があるのか、さっそくみていきましょう。4つのポイントあげ説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

予算を決めて、麦味噌を選ぶ方法があります。麦味噌といっても値段が安いものから高いものまで、幅広い価格帯の商品が販売されているため、予算を決めておくのがおすすめです。

またAmazonや楽天などECサイトを利用する場合は、送料などに注目して商品を選ぶ方法もあります。送料が気になる方は、まとめ買いもおすすめです。

ECサイトを利用して便利に購入するか、現物をみて購入を決めたいか。どのような場所で購入できるかに注目して、麦味噌を選ぶ方法があります。

いつも買い物をしているスーパーで販売されているなど、市販されている麦味噌は現物を手に取れるのが最大のメリット。また、荷物の持ち運びを面倒に感じる方はECサイトがおすすめです。

販売されている内容量に注目して、麦味噌を選ぶ方法があります。一人暮らしや核家族の場合は、いたむ前に使いきれる小量タイプがおすすめです。

また、大家族であったり、知り合いに配ったりしようと考えている方は、大容量がおすすめです。味噌は長期保存ができるうえに利用頻度が高い商品なので、あっという間に使い切るケースがほどんどです。

麦味噌には「九州麦味噌」と「瀬戸内麦味噌」の2つの種類があります。同じ麦味噌であるにもかかわらず名称が異なる理由は、下記の通りです。さっそく詳しくみていきましょう。

九州麦味噌の最大の特徴は、甘みの強さです。麹の甘みやまろやかさが際立つため、やさしい味つけの料理に重宝する麦味噌です。

塩分量が控えめなので、減塩タイプの味噌を探している方にもおすすめです。ただ、旨味よりもコクや甘みが強いため、甘みの強い味噌が苦手な方は少量タイプのものからお試しください。

淡色な色合いと、上品な甘さが特徴の瀬戸内麦味噌。名前の通り、瀬戸内海近隣で製造されているのも大きな特徴です。また、ECサイトなどで商品を検索する場合は「瀬戸内」と入力するよりも「愛媛」や「山口」、「広島」などの地名を入力したほうがヒットしやすい傾向にあります。

麦味噌と検索すると「九州麦味噌」が表示されやすいため、瀬戸内麦味噌をお探しの方は上記のポイントを参考にしてみてください。

麦味噌のおいしさと、具材の旨味がともに引き立つみそ汁のレシピをご紹介します。

【材料（4人分）】

• 麦味噌　　　大さじ4
• だし汁　　　900cc
• オクラ　　　8本
• しょうが　　少々

【調理法】

1. 具材の下準備をする。（オクラを塩ゆでし、輪切りにする。しょうがは針しょうがにする。）
2. だし汁を煮立たせ、麦味噌を溶かし、ひと煮立ちさせる。
3. おわんに具材を入れ、2を注ぐ。
4. 針しょうがをかざり、完成。

実は麦味噌は手作りが可能です。ここではレシピを紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。

【材料（5kg分）】

• 大麦　　　2kg
• 米　　　300g
• 味噌用種麹　　　1袋
• 大豆　　500g
• 塩　　500g

【調理法】

1. 大麦・米をよく洗って浸水する。（8時間が目安）
2. ザルにあげて30分したら、蒸す。（約1時間）
3. 人肌まで冷まして、味噌用種麹を入れて混ぜる。
4. 5cmの厚さになるように容器に入れて、35度前後をキープする。
5. 24時間後にチェック。米の表面に菌が発生したら全体を混ぜる。
6. 12時間後にチェック。軽く混ぜてから塩を約450g入れて混ぜる。
7. 一晩浸水した大豆を潰して混ぜる。
8. 消毒した容器に入れ替え、残りの塩を振りかける。
9. ラップを表面を密着させるように敷く。
10. 落し蓋・重しを乗せて約2ヶ月冷暗所で熟成させて完成。
11. 針しょうがをかざり、完成。

味噌をはかり溶かす作業は、みそ汁作りには欠かせない工程です。そのため便利アイテムを利用すると、毎日のみそ汁作りがグッと手軽になります。

おすすめの計量マドラーや、味噌こしセットをご紹介しますので、気になる方はこちらのアイテムもぜひ参考にしてみてください。

麹をたっぷりと使っている麦味噌は、ほっと落ち着くやさしい味わいです。みそ汁などは料理初心者さんでも簡単に作れるメニューなので、味噌を取り入れた生活をこの機会にはじめてみるのもおすすめです。麦味噌の味わいを、ぜひ味わってみてください。

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