スノーボードビンディングのおすすめ17選｜ 人気メーカー・リアエントリータイプも

スノーボードのビンディングは、ボードとブーツを結びつける大事な役割をしています。機能的でかっこいいものを選びたいですよね。ビンディングにはストラップ型・リアエントリー型・ステップイン型と種類があるので、初めて購入する方は特に、どれを選んだらいいか迷ってしまう方も多いはずです。

ビンディングはメーカー・ブランドによってもサイズや構造がさまざまで、合っていないものを使うと力がボードにうまく伝わらす、いいパフォーマンスが発揮できません。ビンディングはボードやブーツに合ったものを選ぶのが何より大切です。

この記事では、ビンディングの選び方と取り付け方、おすすめのビンディングを紹介しています。メンズとレディースも分けて紹介しているので、どれを選んだらいいか迷った時には参考にしてください。

スノーボードビンディングとは、ボードとブーツを結び付けて固定する器具です。英語表記では「バインディング」とも呼ばれ、どちらの呼び方も同じです。一般的なもの、メーカー独自のタイプなど、装着方法、形や重さもさまざまです。

装着する角度が少し違うだけでも滑りが変わってしまう、スノーボードを上達させるうえで重要な役割を担うアイテムが、ビンディングです。

いざ選ぼうとすると迷ってしまうビンディングですが、確認するポイントを押さえれば自分に合ったものが選べます。見た目だけでなく、自分のレベル、グラトリやフリーランなど取り組むジャンルなども考慮しながらチェックしていきましょう。

ボードとバインディングのジョイントには、バートンESTと4×4ディスクといった2種類の規格があります。この規格があっていないと板と装着ができないので、購入時には必ず確認してください。現在主流なのは、4つネジタイプの4×4ディスクです。

一方、バートンには現在ESTとRe:Flexの2種類のラインナップがあります。Re:Flexはどのブランドのボードにも取り付けられますが、ESTはバートン以外のボードにはほとんど取り付けられません。

ビンディングの種類でいちばんの大きな違いは、ブーツを固定する方法です。大きく分けて3つのタイプがあるので、それぞれの違いを把握し、自分のレベルに合ったものを選んでください。

一般的に多く使われているタイプのビンディングです。つま先部分のトゥストラップと、足首部分のアンクルストラップそれぞれで、ラチェットと呼ばれる金具で締め上げて固定します。しっかり足がホールドされるので安定感があります。

慣れるまでは装着に時間がかかる場合がありますが、初心者の方でどのビンディングを選べばいいか迷ってしまう場合はストラップ型を選べば間違いありません。

「ステップイン・ステップオン型」はビンディングにブーツを乗せるだけで固定されるワンタッチタイプのビンディングで、固定する面が少ないのでホールド力は劣るため、ある程度の上級者向けです。足を乗せるだけなのでリフトから降りた後、すぐに滑り始められます。ブーツとビンディングを合わせる必要があり、種類は増えてきているものの、それほど多くはありません。「ステップオン型」はバートン独自のビンディングシステムです。

ハイバックを後ろに下げた状態でブーツを入れ、ハイバックを上げて固定するのが「クイックエントリー型」です。着脱が簡単で立ちながらでも装着できるのが魅力的で、ストラップ型だと固定されすぎて足が痛くなってしまう人にもおすすめです。

ただストラップ型に比べると固定力は弱く、ハイバックがアルミ製なので重いといったデメリットもあります。種類が少なく好きなデザインがない場合もあるので、ラインナップも確認しましょう。

リアエントリータイプの特徴について、メリット・デメリットをチェックしてみましょう。まずメリットは、立ったまま装着が可能なので着脱も早く行えます。着脱回数の多い室内ゲレンデなどに向いています。足にかかる負担が少ないので痛くなりにくく、ヒールカップがないのでドラグを防ぐ効果もあります。

一方で、構造上他のタイプより重いのがデメリットです。バインディングに雪が詰まって取り除く時もストラップがついたままなので、不便に感じる場合があります。ハイバックが立ったままといった構造上、ワンフット系のトリックがやりにくい・リフト乗車時に引っかかる可能性がある点も覚えておきましょう。

一般的な凹凸の多いブーツだと傷みやすいので、リアエントリーに適した細身で縫い目の少ないブーツを選ぶのが無難です。また、細かな締め付けの調節がしにくいので、強く締め付けるなどの加減をしたい場合は他のタイプの方が向いています。

ビンディングとブーツには相性があります。相性が合わないものを使うとうまく滑れないので、サイズが合っているかは必ず確認しましょう。ブーツを持っている場合は店頭に持参して実際に合わせてみるのがおすすめです。ヒールカップのフィット感も、ブーツをはめて確認しましょう。

ビンディングのサイズはブランドごとに違いがあるので、ネットで購入する場合はブーツとビンディングは同ブランドで揃えるようにしましょう。

ビンディングはどれも、決して安いものではありません。そのため、新品にこだわらない場合は型落ち品の購入もおすすめです。1～2シーズン前のものは新品に近い状態で値段が安いものもあるので、ぜひチェックしてみましょう。なかには50％オフになっているものも多くありますよ。型落ち品を購入する際は、傷などがないかしっかりと確認するのが大切です。

「サロモン」はウィンタースポーツ用品で有名なブランドです。ヒールカップが柔らかい「シャドウフィット」の特殊構造が特徴で、その乗り心地の良さで人気です。

全体としてミディアムフレックスになっているサロモンの「フラッグシップモデル」は、どんな地形にも対応できるオールラウンドのモデルで、値段も他メーカーに比べてお手ごろです。

「バートン」は登山用品の取り扱いもあるので多くの人に知られている、世界シェア1位のブランドです。ブーツを置くだけで固定が完了する「ステップオン型」のビンディングはバートン独自のもので、着脱の手軽さから人気です。上級者だけでなく、初心者向けのラインナップも多く、あらゆるレベルのスノーボーダーから支持されています。

ユニオンは、スノーボードのビンディング専門のブランドで、自社工場を持ち、開発や設計、製造を行っています。ハイバックの部分に普通のカーボンより耐久性のある「フォージドカーボン」が採用されている製品が多く、衝撃への強さとデザインが人気です。

「CONTACT PRO」はユニオンの最軽量モデルで、グラトリ専門のスノーボーダーにも人気があります。

日本に拠点を置くブランドで、今では世界21ヵ国で展開されています。ユーザーの意見を取り入れながら日本人に合うビンディングを追求し、ビンディングやさまざまなスノーボードのギア、ブーツを製造しています。強いプレートとシンプルな構造で足の力がダイレクトにボードに伝わり、ホールド感が増す点が魅力です。

フラックスの代表的なビンディングのDSシリーズは軽さと柔軟性に優れていて、グラトリ用としてもおすすめです。

まず、ビンディングをボードに取り付けるための必要なパーツが揃っているか確認します。固定するためのビス、ワッシャーなどが必要になってきます。細かいものがあるので、なくさないように気をつけましょう。

必要な道具を揃えていきましょう。パーツを取り付ける際にはプラスドライバーは必須です。持っているビンディングのネジサイズに合った大きさのものを用意しましょう。ストラップとベルトを締めているネジの調節に使う場合もあるので、マイナスドライバーもあると安心です。スタンス幅を測る際にはメジャーも必要です。

必要な道具が揃ったら実際にセッティングしていきましょう。まず、角度（アングル）を決めます。「ノーマルスタンス」、「ダッグスタンス」によってアングルが違ってくるので自分の滑りやすいアングルに調整しましょう。慣れてくれば滑りやすいアングルも分かってきますが、慣れないうちは「前足18～24度」「後足0～9度」の基本の角度に設定しておきましょう。

角度が決まったら、スタンス幅の設定です。幅を広くすると安定感が増しますが、膝の曲げ伸ばしの際に力が必要になるため疲れやすくなります。反対に幅を狭くすると安定感は低くなりますが、曲げ伸ばしは楽になります。初心者の場合は、男性は58cm程度、女性は52cm程度の肩幅の長さを目安に設定しましょう。

ビンディングからブーツを外すときは、必ず平らな場所で、周囲の安全を確認してから行いましょう。ラチェットの内側のレバーを引っ張ると緩むので、ボードをしっかり押さえながら、後ろ足、前足の順に外していきましょう。

ビンディングが決まったら、スノーボードブーツもお気に入りのものを見つけていきましょう。種類としては大きく、ダイヤルを回して締める「ボアタイプ」、締める部分によって細かい調節が可能な「紐タイプ」、左右の紐を引っ張るだけで簡単に調節ができる「クイックレースタイプ」に分けられます。

サイズは、実寸よりも0.5cmほど大きいものがおすすめです。ブーツの硬さは、カービングなら硬め、グラトリなら柔らかめがいいですが、初心者の場合は着脱のしやすさやフィット感で選びましょう。

このように、スノーボードのビンディングは形などもさまざまな種類があります。メーカーごとの特徴やブーツの固定方法などを見比べながら自分のお気に入りのビンディングを見つけて、スノーボードを楽しみましょう。

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