入れ歯用歯ブラシおすすめ30選｜100均でも買える？市販の商品紹介【口コミ】

入れ歯にはおいしく食事ができるようにする他にも、飲み込みの補助や言葉の発音をよくする役割があります。また、外見を整えるのも入れ歯の役割です。そんないろいろな役割を持つ入れ歯ですが、お手入れが悪いと口臭の原因になったり、健康に害を及ぼしたりします。

そして入れ歯の正しいお手入れは、健康寿命を伸ばすことにもつながります。お手入れの基本は入れ歯磨きです。それも、普通の歯ブラシではなく、入れ歯用歯ブラシで磨くのがおすすめです。

しかし、入れ歯用歯ブラシも多種多様なものがあり、選ぶのに迷ってしまいます。そこで本記事では、入れ歯用歯ブラシの特徴や選び方・入れ歯ケアの仕方とともにおすすめの商品を総入れ歯用と部分入れ歯用に分けて紹介していきます。

普通の歯ブラシで入れ歯を洗うのはおすすめできません。歯は人間の体の中で最も硬い部分でそれを磨く普通の歯ブラシは、腰は柔らかくても先端部分は硬く作られています。

しかし、入れ歯はレジンと呼ばれる樹脂で作られ、天然の歯のような硬さはありません。ですので、普通の歯ブラシで入れ歯を磨くと入れ歯の表面を傷つけてしまいます。その傷跡が細菌を繁殖させ、健康を害する原因となりかねません。

その点、入れ歯専用のブラシは入れ歯を傷つけずに磨けるように作られています。また、一般的な入れ歯用歯ブラシは大小2種類の植毛が付き、その2種類の使い分けで複雑な形をした入れ歯の隅々までをきれいに磨けるようにできています。

入れ歯を入れている方で口臭が気になっている方は結構多いです。その臭いの原因は入れ歯に残っている汚れかもしれません。放っておくと口の中に細菌が増殖します。菌の中でも入れ歯に発生しやすいカンジダ菌は強い臭いを発し口臭の原因となります。入れ歯の手入れとともにマウスウォッシュで口臭を消すのもおすすめです。

食べかすや歯垢は入れ歯用歯ブラシで取り除きます。一般的な入れ歯用歯ブラシには2つのブラシが付いていて、大きいブラシは入れ歯全体の広い範囲を磨きます。そして小さいブラシで、入れ歯の凹み部分やクラスプと呼ばれる留め金などの細かな部分を洗います。大きいブラシは柔らかめで、小さいブラシは硬めにできているのが一般的です。

入れ歯に付いた色素や細菌・カビなどの菌類は入れ歯用歯ブラシでは取り除けず、入れ歯洗浄剤を使って清潔な状態を保ちます。入れ歯洗浄剤で一番よく使われているのは発砲して汚れを落とす過酸化物系で、着色除去・殺菌・消臭ができます。他にタンパク質を分解して洗浄する酵素系、強い殺菌・漂白作用を持つ次亜塩素酸系のものがあります。

一般の歯磨き剤は入れ歯に悪影響を与えますので、使わないようにしましょう。歯磨き剤の成分の中で最も悪影響を与えるのは研磨剤で、入れ歯を傷つけてしまいます。綺麗にしたつもりでもかえって細菌の温床を作ってしまったり、入れ歯の寿命を短くしたりする結果になってしまいます。使うなら入れ歯用洗剤を使いましょう。

入れ歯のケアは天然の歯のケアと同じタイミング行います。ですので、毎食後に加え間食後にも磨くのが理想です。そのタイミングでケアできなかったときは、次のタイミングでいつもより丁寧に磨きましょう。同時に自分の歯を磨く時にクラスプをかける歯の上部や側面などを特に丁寧に磨きます。むし歯や歯周病になりやすい場所です。

寝る前にも毎食後と同じように入れ歯用歯ブラシで、食べ残りや歯垢を取り除きます。それに加え、入れ歯洗浄剤を使って入れ歯に付いた細菌や着色などを化学的に取り除きましょう。40度程度のぬるま湯に洗浄剤を入れて入れ歯を浸けておきます。浸け置き時間や一晩中浸けておいていいかは洗浄液によっても異なります。

日中負担をかけていた歯茎やクラスプをかける自分の歯を休めるために就寝時には入れ歯は外すのが一般的です。しかし、入れ歯を外して寝ると歯茎の土手や顎の関節に痛みが出る場合は、着装したままの方がいい場合があります。痛みが出た場合は、かかりつけの歯科医師にご相談して指示を仰ぐようにしてください。

歯茎は年齢に伴って痩せていきます。そのため、作った時はフィットしていた入れ歯も、歯茎の衰えでフィット感がなくなり、着装時に痛みが出てくる場合もあります。快適に入れ歯を使うために歯科医の指示に従った定期検診がおすすめです。定期検診では入れ歯の調整の他、日常のお手入れでは取り除けない歯石などのクリーニングもしてもらえます。

入れ歯用歯ブラシの大きな毛の部分は入れ歯全体を幅広く磨くためのブラシです。できるだけ、広い範囲が磨ける形状の物を選びましょう。毛の付いている部分が山形になっているものは、義歯と義歯の間などの隙間部分にも毛が届き汚れを落としやすいつくりです。毛の部分が直線的なものと山形のもので迷ったら、山形になったものを選ぶのがおすすめです。

入れ歯用歯ブラシに付いている小さな毛は、入れ歯を固定する部分など細部を磨くためのブラシです。できるだけ、細かな隙間にアプローチできる形状のものがおすすめです。それには毛足の長いものが適しています。毛足の長いブラシは隙間の奥の方や目に見えない磨きづらいところまで磨けます。

部分入れ歯専用の歯ブラシにはブラシが1種類だけのものがあります。しっかり洗おうとして強くこすると入れ歯が傷ついてしまいますので、柔らかめのブラシがおすすめです。または、硬さの異なる2種類を用意して使い分けてみえる方もいます。もちろん部分入れ歯であっても2種類の毛の付いたタイプでも磨けます。

入れ歯用歯ブラシのハンドルは丸みがあり太めのものが多いです。特にお年寄りが自分で入れ歯のお手入れをするときは、手に馴染みやすく力を入れやすい太めのものを選びましょう。中にはハンドルがカーブしたものや指当てが付いているものなど握りやすさや力の調整のしやすさを工夫したものもあります。

入れ歯ケアを行うためのグッズをリーズナブルに手に入れたい方にはダイソーやセリアなどの100円ショップでの購入もおすすめです。100円ショップには入れ歯用歯ブラシのほか、入れ歯保管洗浄ケースや洗浄剤・入れ歯カップなどが販売されています。

衛生面から長い期間使い続けるのが気になる方は、100円ショップで購入したものを定期的に交換する使い方もおすすめです。

入れ歯は毎食後、取り外して下の手順に従ってブラシで清掃するのがおすすめです。

1. 流しまたは洗面器などに水を張る（落下破損と排水溝への流出防止のため）
2. 入れ歯を外す（装着したままでは細かなケアができない）
3. 入れ歯を手のひらに乗せ洗面器の上で流水に当てる
4. 大小のブラシを使って入れ歯を洗う（力を入れすぎない）
5. 義歯用洗剤を使うとよりきれいになる

寝る前には入れ歯用歯ブラシを使って毎食後と同じようにお手入れをします。その後、下の手順で入れ歯洗浄剤を使うのがおすすめです。

1. 40度程度の湯に適量の入れ歯洗浄剤を入れる
2. 入れ歯を湯に浸したす（浸す時間は製品によって異なる）
3. 洗浄剤から取り出し、もう一度ブラシで浮き上がった汚れを落とす

湯が熱すぎると入れ歯を破損します。また入れ歯は乾燥しないように保管しましょう。

メガネや貴金属の洗浄によく使われている超音波洗浄機ですが、入れ歯専用超音波洗浄機も市販されています。入れ歯用歯ブラシを使っても取り除けないような細かな隙間の汚れもきれいに取り除いてくれます。家庭用として使えるものもあり入れ歯の洗浄にはおすすめのアイテムです。

下に、おすすめの入れ歯用超音波洗浄機を紹介しておきますので、興味のある方はご覧ください。

旅行などのお出かけに入れ歯ケースを持っていくととても便利に使えます。また、自宅で外して置いておく際にも一つ持っていると便利です。同じ入れ歯ケースでもおしゃれなものであれば気分も晴れ晴れしておすすめです。

下におすすめのおしゃれな入れ歯ケースを紹介しておきますので、興味のある方はせひご覧ください。

入れ歯は毎日のお手入れと定期的な検診で、快適な状態で長い間使えます。また、手入れで口臭も防げます。口臭を気にして人と会うのに消極的になるのが一番いけません。どうしても口臭が気になるようならマウスウォッシュの利用も考えましょう。

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