タイヤチェーンのおすすめ27選｜女性でも簡単に取り付けられるワンタッチも

「あまり雪が降る地域じゃないから、雪対策は必要ない」と考えている方もいるかもしれませんが、近年では普段雪が降らない地域で大雪が降るケースが増えています。しかし、いざタイヤチェーンを購入しようとしても、種類やタイプが多くて迷いますよね。

タイヤチェーンは素材や形状がさまざまです。素材や形状によって特徴があるため、購入前に知っておくと失敗せずに選べます。また、取り付け方を知っておくと、いざというとき慌てずに済みます。

そこで、この記事ではタイヤチェーンのおすすめ商品とその選び方をご紹介します。金属・非金属の違いや、女性でも簡単につけられる取り付け方法もご紹介しているので、タイヤチェーンをお探しの方はぜひ参考にしてください。

タイヤチェーンは素材や形状により特徴はさまざまですが、その目的は雪道を安全にドライブすることです。以前は雪道といえばスパイクタイヤが主流な時代もありましたが路面を傷つけてしまうため、現在はスタッドレスタイヤが主流です。

タイヤチェーンの中でも金属タイプのものは、スタッドレスタイヤよりも高いグリップ力を発揮してチェーン規制が敷かれている場所でも走行が可能になります。また、着脱のしやすさがスタッドレスタイヤよりも勝るのが特徴です。

金属製はスタンダードなタイヤチェーンになります。金属製のタイヤチェーンは他の種類と比べても安価で導入しやすいです。タイヤから取り外してコンパクトに収納できるので、普段の収納場所に困らないのもメリットです。

金属製のチェーンは凍結している道路に強いため、アイスバーンの危険があっても安心して走行が可能です。若干重量がある・走行中の振動や騒音が大きい・すぐにチェーンが切れる可能性があることはデメリットになります。

ゴム・ウレタン製のタイヤチェーンの特徴は乗り心地のよさになります。金属素材のような振動や騒音がなく走行ができるのが特徴です。非金属製のため、グリップ力は金属製のものと比べると若干劣るものの、金属チップを埋め込んでグリップ力をカバーしているモデルも存在します。

ゴム・ウレタン製のタイヤチェーンは乾燥路を走行した場合でも切れづらいので安心です。一方で価格は金属製のものより高く、収納面でもコンパクトになりにくいのも考慮する必要があります。

タイヤチェーンといえば「着脱が難しそう」と考える方も多いのではないでしょうか。着脱のしやすさで選ぶとすれば布製のタイヤチェーンがおすすめです。布製のタイヤチェーンはタイヤに被せるように装着するので、女性でも簡単に装着ができます。

また、使用しない場合でも製品自体が軽く、コンパクトに収納できるので車内に非常時用として置いておく事ができるのは嬉しいポイントです。とはいえ、耐久性・グリップ力はほかのものと比較すると劣るので、非常時に活用するアイテムとして考えておきましょう。

タイヤチェーンの価格は、金属チェーン・ゴムチェーンが比較的リーズナブルな傾向です。金属のチェーンほうがゴムチェーンよりもやや安く数千円程度で手に入り、滅多にチェーンを使用する機会はないものの、いざという時の備えとして準備しておくのにお手頃でおすすめです。

ゴムチェーンは耐久性が高くて壊れにくいので、長い目で見れば金属チェーンよりも買い替え頻度が少なくコスパがいいと言えます。価格の安いチェーンが欲しい場合は、金属チェーン・ゴムチェーンから探してみましょう。

タイヤチェーンはタイヤサイズに適したものを選ぶ必要があります。小さすぎたり大き過ぎたりすると装着できないか、装着できてもタイヤチェーンの役割が果たせません。軽自動車用・SUV用などと分かれている場合もありますが、購入前にタイヤサイズの確認が必要です。

タイヤサイズが分からない場合は、タイヤの側面に書かれてある「タイヤ幅・偏平率・ラジアル構造・リム径」をチェックしましょう。各メーカーが提示している適合サイズ一覧表をみて判断します。難しい場合はショップの店員に聞くと確実です。

形状がはしご型のものは、スタンダードなタイヤチェーンです。前後方向のグリップ性に優れているので、上り坂が多い場所で活躍します。はしごのように設置されているので、タイヤの力も地面に伝わりやすいです。

一方、その形状から凍結路のカーブでは横滑りする場合があるので、スピードを出し過ぎず慎重に運転するように心がけてください。

形状が亀甲型のタイヤチェーンは、縦方向に加えて横方向のグリップ性能があり横滑りが心配な方におすすめです。雪道を長時間運転する場合やカーブが多い道路を走行する場合は亀甲型を選びましょう。

取り付けに関してもはしご型と大きくは変わらないため、慣れると簡単に装着できます。種類が多く販売されていますが、はしご型よりは若干価格が高めです。

形状が分離型のタイヤチェーンはパーツが少なくかさばらないため、コンパクトに収納ができるのが特徴です。また、通常のチェーンに比べてチェーンがひとつなぎになっていないので装着が容易な点もメリットといえます。

一方で、タイヤを覆う部分が少ないため、グリップ性能は他のチェーンに比べて劣る点はデメリットです。タイヤを覆う部分が多いものを選ぶか、緊急時の常備用として活用するのをおすすめします。

形状がネット型のタイヤチェーンはタイヤ全体をネット状に覆っているため、分離型よりも滑り止め性能が抜群です。布製であれば装着が容易ですが、ゴム・ウレタン製の場合は若干手間がかかります。

また、ネット型のものは素材によって収納性・耐久性・グリップ性能に違いが出るため、素材の特性も考慮したうえで選んでください。

タイヤチェーンを選ぶ際には取り付けが簡単なものを選ぶのがおすすめです。日常的にチェーンが必要のない地域では、性能よりもワンタッチで取り付けられるものなど簡単に装着できるチェーンの人気が高くなります。

製品によっては取り付け方のDVDが付属していたりYouTubeに動画があったりするので、装着時の参考にしてください。とはいえ、いざ取り付けようとすると戸惑う事もあるので、購入後は何度か装着の練習をしておきましょう。

「旅行や出張先での急な大雪で困った」など、そのような状況で使用する事もあるタイヤチェーンですが、常備のしやすさも選ぶ際のポイントです。コンパクトに折りたためるタイプのものは車に常備できます。

また、常備性を意識するのであれば重量が軽くて収納バッグが付属しているものがおすすめです。チェーンを使用しない季節でも収納しやすいです。

JASSAとは日本自動車交通安全用品協会の事で、非金属製のタイヤチェーンの品質を確かめるために、実車での走行実験などで性能の試験を行っています。JASSA認定を受けると品質の保証が得られるため、安心できるタイヤチェーンといえます。

安全面に不安を覚えるのであれば、品質が保証されているJASSA認定されたものを選びましょう。参考までにJASSAが認定しているチェック項目は以下の通りです。

• 道路の破損が少ない
• 高速道路の本線やインターチェンジの坂道をすべてクリア
• 着脱が容易
• 関越トンネルを装着したまま走行できる
• 滑らかな走行
• アイスバーンに強い
• 600km以上の耐久性

金属製のチェーンの取り付け方法をご紹介します。

1. 金属製チェーンを取り出してねじれがないように広げる
2. タイヤの直線状に平行になるようにチェーンを設置
3. 車を移動し、チェーンの上にくるようにする
4. チェーンを一周まわして奥→手前の順でチェーンを繋ぐ
5. 反対側も同様にチェーンを繋げて数ｍ走らせて緩みなどを確認

金属製は取り付けが比較的簡単なものが多く、一般的なチェーンになるので取り付け方法はぜひ覚えておきましょう。また、日頃から取り付け方の練習をしておくことも大切です。

非金属製のチェーンは製品によって装着方法が変わるので以下の方法が一概に当てはまるわけではありませんが、基本的な方法として参考にしてください。

• チェーンを広げて準備する（スパイクピンの面を上に）
• 八の字になるようにチェーンをタイヤ裏面にまわしこみ、ジョイント部分を固定
• 付属の部品でロックしてタイヤチェーンを固定する
• 数メートル走行して緩みや張りすぎてないかを確認

非金属製のチェーンの中にはワンタッチでロックできるチェーンもあるので、性能面も考慮しながら検討してください。

布製のタイヤチェーンは最も取り付けが容易なタイヤチェーンになります。取り付け方法は以下の通りです。

1. タイヤの上部より布製タイヤチェーンを被せるように取り付ける
2. タイヤを半回転移動し、残りの部分に布製タイヤチェーンを被せる
3. 数メートル移動し、装着・走行間を確認

耐久性・グリップ性は低いですが軽いため収納しやすく取り付けも簡単なので、緊急用として冬季の間車に準備しておくことをおすすめします。

「タイヤチェーンはどのタイヤに着けるかわからない」と疑問に思う方もいるでしょう。基本的に、タイヤチェーンは駆動輪に取り付けます。前輪駆動なら前輪へ・後輪駆動なら後輪へといった形です。

4輪駆動の場合は、ベースとなる駆動輪に装着します。前輪・後輪どちらがベースとなっているかは車種によりさまざまなので、取扱説明書かメーカーに確認してください。

非金属製タイヤチェーンの品質を示すJASAA認定によると、5年間の使用期限が設定されています。しかし、タイヤチェーンは素材によって耐久性がさまざま。使用期限を定めているアイテムもあれば、決まりがない場合もあります。

また、経年劣化や実際に使用すると摩耗によって使用期限の短縮が起こるので、使用前・使用後のチェックは欠かせません。使用期限を超えての利用は控えるとともに、日頃からタイヤチェーンの状態をしっかり確認しておきましょう。

「チェーン規制中」といった電光掲示板や標識をよく目にする事がありますよね。チェーン規制とはどういった状態を示すのでしょうか。雪山や高速道路で発令される場合が多く、その名の通りチェーンがないと走行できない道路になります。

国土交通省によると「自動車用品店などで販売されているタイヤチェーンであれば問題ない」としています。市販されているチェーンであれば、どの素材のチェーンでも使用可能です。また、スタッドレスタイヤであっても適応されます。

オートバックスでもタイヤチェーンを購入できます。オートバックスとは日本全国にチェーン展開する日本の大手車用品店です。タイヤチェーンは金属タイプはもちろん、非金属タイプからイエティスノーネットタイプまで豊富に取り扱っています。豊富なラインナップからコスパがいい商品を見つけたい方におすすめです。

雪があまり降らない地方でチェーンを滅多に使わないとなると、チェーンの購入費はなかなかの痛手です。しかし、だからといってあまりにも価格の安い商品を買うのはやめましょう。カー用品店のセールなどで安く販売されている商品なら信頼できますが、ネット上にある格安・激安チェーンの購入検討には慎重になる必要があります。

激安チェーンの中には質が悪くすぐに壊れてしまったり、タイヤにサイズが合わず使い物いならないようなものもあります。メーカー正規品と偽った粗悪品も多く出回っているため、激安チェーンには手を出さないのが無難です。

急な天気の変化で突然の積雪に巻き込まれて「チェーンを用意してなくて困った」といった経験はありませんか。実際に、日常的に積雪がない地域ではチェーンすら持っていない方も多いです。急な積雪対策におすすめなのが「スプレーチェーン」になります。

スプレーチェーンはタイヤにスプレーを振りかけて使用するアイテムです。時速30km以下で最大10km効果が持続し、タイヤ10~15本分に使用ができます。雪道や凍結路での緊急対策用に活用が可能ですが、チェーン規制に対応していない点は覚えておきましょう。

この記事ではタイヤチェーンのおすすめ商品をご紹介しました。タイヤチェーンには複数の種類があり、それぞれ特徴が違います。安全面においても、雪道・凍結路対策にチェーンは必須のアイテムです。急な雪のトラブルに負けないようにタイヤチェーンは常備しておきましょう。

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