窪美澄のおすすめ小説10選|新刊から映画化作品まで!魅力や口コミもご紹介

女性の心情をリアルに描く小説が人気の窪美澄。今回は、おすすめの小説を窪美澄の人となりと共に解説します。直木賞受賞作だけでなく、おすすめの小説は他にも多数。窪美澄のおすすめの新刊や文庫、映画化作品などをたっぷりご紹介していきます!

2023/08/10 更新

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心にできた傷にそっと塗り薬を塗ってもらっているような、そんな感覚になりました。傷口がまだ新しい人には刺激が強いかもしれないけど、傷をもうずっと抱えて生きている人にはいい薬になる気がします。

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素敵な作品でした。 ある大人に子供が「いる」か「いない」か。表面的に見れば単純な対立でしかないけれど、そこに至るにはそれぞれの決意、苦悩などの様々な思いがある。「いる」未来を手繰り寄せるのか、葛藤する姿もある。 自身と周りの人たちを重ねながら読み進めました。こんな考えもあるのだなという発見も。自分の「みらい」はどうなるかわからないけど、いろいろな形があっていい。そう思わせてくれました。 窪さんの作品は初めてでしたが、美しい描写、引き込まれる物語の展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。最後の章「金木犀のベランダ」が特に好きで、節子さんの優しい言葉が胸に響きました。

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登場人物の描写がしっかりしていて、読みながら矛盾がなく、登場人物それぞれに感情移入が出来て最後まで一気に読んで、温かい気持ちになりました。 女性作家の官能描写もギトギトしていなくて、共感出来る描写だと思った。 普遍的な内容だけど、退屈にはならない作家の力量を感じました。

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(前略)この才能は凄い。浅い思考回路ではこんな文章書けません。  そして、いつも何も解決はしていないけれど、光明を見出させる何かほっとさせる終末。読後感がとてもいいのです。  あーあ。今回も楽しかった!

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8編からなる短編集。 「性」と「生」を生々しく描いていて、人ってなんて欲深き生き物なのかと痛感。 でも何かを貪欲に激しく求めた経験のある人は、人間として重みや深みを増す、そんな気がします。 (後略)

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読み終えて、まず自分の育ってきた環境や親との関係を振り返りつつ、作品を噛み砕くのに時間がかかった。とても難しいテーマの作品で、簡単に感想を述べられるものではないと感じたのが最初の感想です。 現代では、ドラマも小説も漫画も、虐待のテーマはすごく増えていて、自分ごとでない人々にとっては、どこか、慣れてしまった感じもあるけれど、拭えない恐怖と怒りの感情と日々の細かい気持ち、これからの不安、その全てがリアルに描かれていて、圧倒されます。(後略)

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酷評が多いですが、私は窪さんの力作だと思いました。ものすごい覚悟と思いがこの本の中にある。 この本は実際の事件を参考にすれどあくまでもフィクションです。 少年Aも実際の彼とは違います。 あの事件に纏わる様々な文献も読みましたが、この作品が一番被害者家族の辛さが表現されていると感じました。 重いながらも目が離せない全ての言葉、文字。 読んだ後もとても辛く考えさせられますが、窪さんの素晴らしさ、力量の大きさを改めて感じる作品でした。 私は是非「フィクション」として多くの方に読んでいただきたいと思いました。

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(前略) 窪美澄さんの作品は、物語の中に出てくる登場人物の悩みや葛藤がリアルで、それでも生きていて、完全には乗り越えていなくとも、少しだけ光があって救われるから好きなんだなあと改めて思いました。 どんな環境にいても、自分を諦めずに生きたいように生きれるように行動しよう、と思えたので 私は"たおやかに輪をえがいて"おすすめします。

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前作「ふがいない僕は空を見た」に続く、素晴らしい連作のボディブロー!! 読んでから、もうだいぶ日が経つのですが、窪美澄さんのスタンスは堂々としていて ブレない。 みんな、自分の意思と関係なくその土地で生まれ育ち、苦しみもがきながら最後の 落としどころは、やはりあるがまま「今」を受け入れて、すこしづつ足を引きづりながらも 「生きる」ことなのだ。

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(前略) 周囲の非難と闘いつつ懸命に時代を生きた女たちの孤独を丹念に描き、「あの時代があったからこそ今がある」という深い感銘を残してくれる佳作です。

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