エアブラシ用うすめ液おすすめ10選｜洗浄液は？プラモデルの塗料に！

プラモデル塗料をエアブラシで塗ると、均一に塗料が吹き付けられるのでキレイに仕上がります。エアブラシを使用するためには、塗料をエアブラシ向けに希釈して液状に近づける必要があります。もちろん筆で塗装する際も、希釈すれば自分好みのツヤを出すのに有効です。

プラモデル用のホビーメーカーや塗料メーカーから数多くの塗料うすめ液が販売されており、特にプラモデル塗装ビギナーであれば、どのようにうすめ液を選んでいいか迷う方が多いです。仕上がりも左右されるので選び方も難しいですよね。

そこで、今回はプラモデル用塗料のうすめ液の特徴を紹介しながら選び方を紹介していきます。おすすめのうすめ液も紹介していくので、購入を考えている方はぜひ参考にしてください。

ラッカー塗料は模型塗料の定番で、有名なメーカーでもラインナップが充実しており手に入りやすいのが特徴です。定番なので色の種類の展開が多く、発色もキレイなため美しい仕上がりを目指している方におすすめです。

塗膜は非常に硬く、エアブラシなどの薄い皮膜でも長期間発色が持ちます。銀色などメタル系カラーも各社から販売されており人気です。

水性アクリル塗料は、水性なので使用後の筆などを水で洗い流せます。それに合わせて薄め液もアルコールを使用するので、ラッカー塗料のようなシンナー臭がないのが最大の特徴です。

しかし、皮膜はラッカー塗料より弱めで長持ちを求める方には不向きです。発色自体はラッカー系塗料と同程度のキレイさがあり、エアブラシでも問題なく使用できます。

ヨーロッパでは主流のエナメル塗料ですが、日本では気候的な問題で仕上げに使用する方が多いです。ラッカーやアクリル塗膜を浸食しないので、保護するための塗装や汚し塗装などにも使われます。

どちらかと言えば筆塗りで使用する場合が多く、失敗してもエナメル溶剤はエナメル部分だけ消せるなどのメリットもあります。

ラッカー塗料にアクリル用薄め液を使用したり、アクリル塗料にエナメル溶剤を使用すると塗料がダマになったり上手に混ざらないなどの弊害が起きます。しかし、塗料と溶剤の種類がしっかり合っていれば、メーカーの違う塗料と溶剤を混ぜても大きな問題にはなりません。

ただし、同じ種類の溶剤でも溶かす強さや乾燥の速さなどの特性が異なるので、必ず試し塗りをしてみましょう。

乾燥時間が変化するとツヤの出方が変わるので、塗装目的や気候環境に合わせて使い分ける必要があります。しかし、一般的な乾燥時間が中間のタイプであれば光沢塗料・つや消し塗料・メタリック塗料・サーフェーサーなどほぼすべての塗料目的に適合します。

もし、初心者で乾燥時間によるツヤの出方が分からない方は、とりあえず乾燥が標準のものを選ぶのがおすすめです。

乾燥時間が早いうすめ液は、メタリック塗料・サーフェイサー・ラッカーパテ・デカール上へのトップコート・ABS樹脂への塗装で効果を発揮します。さらに、作業効率が上がり、製作効率の改善にも役立つうすめ液です。

平滑な面を作るのは苦手なので、光沢塗料での使用には向きません。さらに、急激な乾燥で塗装面が白くなってしまうカブり現象が起きやすいため、気温や湿度が高い日の使用は避けましょう。

乾燥時間がゆっくりになると、塗装をしたときの塗装面で表面張力が働きやすくなり、ムラのない平滑な塗装面に仕上げやすくなります。そのため、光沢塗料や光沢クリアーで使用するのがおすすめです。下地塗装であるカーフェイサーでもより平滑な面になるので使用できます。

乾燥がゆっくりなので、乾燥時に白くなるカブりは起きにくいメリットがありますが、乾燥時間が長くなるので作業効率が下がるデメリットがあります。

うすめ液は、50ml～400mlまで幅広い内容量で展開されるものが多いです。初めて購入するときは、自分の持っている塗料との相性や、自分の求めている光沢やカラーリングに合っているかが分かりません。

400mlもの大容量のうすめ液を購入しても使用しなければ廃棄になるので、最初は50mlや100mlなど少量のうすめ液を購入するのがおすすめです。

初めての使用ではなく、何度も気に入って使用している場合は400mlや500mlなどの大容量で購入もできます。基本的に容量が大きい方が単価は安くなるので、お得に購入したい方は500mlなど大容量がおすすめです。

一般的にうすめ液は筆などの洗浄もできますが、金属粒子を含んだ塗料などはエアブラシ内部を激しく汚す物は不十分な場合があります。このような塗料を筆や器具から完全に落としたい方には洗浄用シンナーがおすすめです。

ただし、洗浄用シンナーは塗料のうすめ液には使用できません。あくまでも洗浄液なので、その点を間違えないようにしましょう。

塗料は瓶入りの物が多く、完全に密閉できない状態だと溶媒だけが蒸発してしまい、塗料が固まり底に溜まっている場合があります。もちろん買い直すのが一番いい方法ですが、真・溶媒液を使用すれば固まってしまった塗料をリカバリーできます。

長い時間をかけて塗装する場合や、残ってしまった塗料を他の塗装に再使用したい方におすすめです。

エアブラシのうすめ液は、さまざまなメーカーから販売されています。ここでは、代表的なメーカーの特徴について解説します。ぜひ、選ぶ際の参考にしてください。

プラモデルなどのホビー用品を専門に扱ガイアノーツは、幅広い年代から支持を集めています。この会社が販売している、ラッカー系塗料と呼ばれる溶剤系アクリル樹脂塗料のガイアカラーを薄めるうすめ液が、「ガイアカラー薄め液」として販売されています。

250ml・500ml・1000mlと容量の展開があり、ちょっとだけ欲しい人から、本格的に扱いたい人まで選びやすくなっています。

繊維と工業製品を専門とするクレオスのなかでも、ホビー用品に特化しているのがミスターホビーです。色数が非常に豊富なラッカー系のプラモデル用溶剤系アクリル樹脂塗料「Mr.カラー」が有名で、ガンプラ・ドールなどを自分のこだわりの色で表現できます。

専用のうすめ液である「Mr.カラーうすめ液」は、最小サイズは50mlから購入が可能です。最大で400mlなので、いつでもフレッシュな状態で使いたい人や、少量だけ欲しいといったニーズにも寄り添ってくれています。

エアブラシ塗装におすすめの希釈割合は、塗料によって最適な希釈割合は異なるので一概には言い切れません。最適な希釈を判断するのは、希釈後の塗料の状態です。

シャバシャバ具合が揃っていればすべての吹き具合が均一になります。身近な物で言うと、牛乳やしょうゆくらいの状態が濃さの目安なので参考にしてみましょう。

プラモデル用ニッパーは、プラモデルのパーツを切り離す際に使用する道具です。プラモデルは柔らかいプラスチックを使用しているので専用のニッパーの方が精密な作業が可能になります。

各メーカーからさまざまな種類が販売されており、刃先が薄い物やグリップが滑りにくい物などプラモデルを切り離すのに最適なのでおすすめです。

おすすめのうすめ液を紹介してきましたがいかがでしたか？汎用性の高いものから使用し、自分好みの塗装になるように選んでください。最適なうすめ液が見つかったら塗料の希釈割合を自分で工夫して、納得の仕上がりになるように試してみましょう。

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