テント泊におすすめのザック人気ランキング10選！定番アイテムや荷物軽量化のコツも徹底解説！

山頂でテント泊して眺める星空は想像しただけでもワクワクしますよね。でも、テント泊にはテントや寝袋、調理道具など荷物が多く、どのくらいの容量のザックを選べばいいかわからない方が多いようです。

一般的な登山用のザックなら、1日分の荷物を詰められるサイズを考慮して選びます。しかし、テント泊用のザックは、登山の季節や泊数に合う容量や機能性、さらに身体に負担をかけないためのフィット感も重要なポイントになります。

そこで今回は、夏山向けの40Lや自炊派に最適な55L、防寒着もたっぷり入る70Lなど、おすすめのテント泊用ザックの人気ランキングをご紹介。人気メーカーのザックもあるので、ぜひ購入時の参考にしてください。

テント泊1泊なら40L程度のザックがおすすめです。近年はテントなどのギアが軽量でコンパクトになってきているので、夏場の2泊でも45L程度で対応できます。装備が増える縦走登山には50Lあれば安心です。

軽い行動食ではなく、山でもしっかり自炊したい方には55L以上のザックが適しています。バーナーをはじめ調理道具や食器・食材が増えるので、余裕を持った55〜65Lの容量のザックを用意しておくといいですね。

シュラフや防寒着などの装備も増える雪山テント泊には70L程度のザックがおすすめです。「大は小を兼ねるから大きなザックを年中使いまわせばいい」と考えがちですが、少ない荷物に大きなザックでは余計な重さを背負うだけ。装備に応じた必要最小限の容量のザックを用意しましょう。

テント泊用のザック選びでは、搭載された機能性も大切なポイントです。トレッキングポールを取り付けるループや、フィット感を高める背面長調整機能などが代表的なもの。また、急な天候の変化に対応できる防水性や通気性も外せない機能ですね。

さらに、コンパートメントや収納ポケットへのアクセスのしやすさも大切。歩きながら給水しやすいハイドレーション機能に対応しているかもチェックしましょう。

テント泊のザックは男女共用だけでなく、メンズやレディース別にモデルが用意されたアイテムもあります。しかし、テント泊用のザックは性別によってモデルを選ぶのではなく、ご自身が「ジャストサイズで快適」と思える製品を選ぶのがおすすめです。

ハーネスやベルトの幅や長さなどがモデルごとに微妙に異なるので、身体に対して余計な弛みや擦れが生じにくいものを選んでください。

テント泊用のザック選びではフィット感も大切なポイントです。身体にフィットしていないザックを背負うと、行動時間が長くなるほど違和感を感じやすくなります。身体に余計な負荷がかかって疲労が蓄積されるのです。

フィット感が高いザックを選ぶには、ショルダーハーネスとヒップベルトが幅広で適度に厚みがあるものがおすすめ。特にヒップベルトは位置も重要で、締めると腰の上でザックが自立する感覚のものがいいですね。

テント泊をもっと身軽にできるウルトラライトザックも人気です。700gを切るような超軽量ザックで「ザックが軽い方が楽に歩けそう！」と思いますよね。確かに総重量自体が軽くなるものの、身体への負担が増える可能性があります。

ウルトラライトザックはショルダーハーネスやヒップベルトのクッション性が低い製品が多いのが難点。ザックが軽くても荷物の重さが身体を直撃するので、荷物が軽量なときに使うのがおすすめです。

モンベルは1975年に創業したアウトドアブランド。アパレルから調理器具まで多くの製品を取り扱っていますが、アルピニストが立ち上げたメーカーならではの登山ギアのラインナップの広さが魅力です。

モンベルのテント泊用ザックの特徴は、縫製を極限まで減らした独自パターンによる軽量性。また、日本人の体格や姿勢を熟知した安定感のある背負い心地が特徴で、身体にフィットしやすいザックをお探しの方におすすめです。

ミレーは1921年にフランスで設立されたメーカーです。当初はキャンパス生地でトートバッグを製造していましたが、数年後には登山用品の開発をスタート。フレーム構造を採用したバックパックの開発をきっかけに、山岳向けのプロ仕様ギアメーカーとして広く知られるようになりました。

ミレーのテント泊用ザックは、美しいフォルムでデザインが多彩なのが特徴。エベレスト登山からタウンユースまで、多くのシーンで活用できるザックが見つかります。

アメリカ生まれのグラナイトギアは、1986年創業と比較的新しいメーカーです。長距離ハイカー向けの機能性を追求した「雨蓋がないコンプレッションバッグ」を開発。特徴的な背面のサスペンションシステムは米軍特殊部隊でも採用されています。

グラナイトギアのテント泊用ザックは、ウルトラライトの先駆けと称される軽さと快適なフィット感が魅力。同時に耐久性も備えており、重量のあるギアを持ち運びたい方に最適です。

オスプレーは1974年にアメリカで創業した登山用バックパックメーカーです。泊数や季節など、使用シーンに合わせてさまざまな用量や形状に対応するラインナップが豊富。コンパートメントへのアクセスのしやすさに定評があります。

オスプレーのテント泊用ザックの特徴は高いフィッティング性能です。ヒップベルトやショルダーハーネスをはじめ、骨格に沿う形状で身体への負担が少ないザックを求める方におすすめ。レディースモデルも充実しています。

重い荷物を背負って行くテント泊では、身体の負担を減らすための軽量化が重要です。荷物の軽量化にはテントを軽くするのが先決で、近年は1kgを切るULテントも発売されているのでチェックしてみましょう。

また、テント泊に不要なモバイルバッテリーや予備の調理道具などを見直すのも大切。さらに、目的地まで使わないものはザックの底に、重量物は背中側の上部、軽いものは外側など、バランスよくパッキングすると背負ったままでも動きやすくなります。

テント泊に便利なおすすめのザックをランキング形式でご紹介しました。荷物が重くなるからとザック自体の軽さで選ぶのではなく、ご自身の荷物の量と身体へのフィット感に注目すると最適な商品が見つかります。次のテント泊は、お気に入りのザックで楽しんでください。