シートゥーサミットのマットおすすめ9選｜マットの膨らませ方やR値の高い商品も

シートゥーサミットのスリーピングマットをお探しではありませんか？キャンプやトレッキングなどのアウトドアシーンで快適な寝心地を得るためにはマットが欠かせません。シートゥーサミットのマットは寝心地がいいだけでなく、持ち運びやすくて断熱性に優れる点で人気を集めています。

しかし、「コンフォートプラス」「SI」など商品名やタイプがさまざまで、どのシチュエーションにどんなマットがいいのか初めての人は迷ってしまいます。また、そもそもシートゥーサミットがどんなブランドなのかも気になりませんか？

この記事ではシートゥーサミットのメーカーとしての特徴に触れながら、スリーピングマットを選ぶときのポイントを解説しています。また人気の高いおすすめマットも紹介しているので、利便性と快適性を備えたマットを求める方はぜひ最後までご覧ください。

マイクロファイバータオルや防水のドライサックなどユニークな製品を展開する「シートゥーサミット」はオーストラリア発のブランドです。

海から山頂まで使用できるギアを誕生させたエピソードを由来とするブランド名の通り、どこでも使いやすいアイテムが揃っています。

スリーピングマットにおいては、持ち運びが楽な軽量マットや保温性に優れるマットなど、快適性の高いアイテムが充実し、新技術や新素材も積極的に取り入れています。

インフレータブルマットはバルブを開けると、中の断熱材が空気によって自然と膨らむタイプのマットです。シートゥーサミットは断熱材としてウレタンフォームを採用し、寝心地がよく断熱性もある程度備えています。

エアーマットは内部に断熱材を含まず、自分で空気を膨らませるタイプのマットです。柔らかい寝心地で断熱性に優れていますが、より断熱性を高めたインサレーションを内蔵したタイプもあります。

独立した気室を2層もつタイプなら、1層がパンクしても残りの1層でマットの役割を果たすので安心です。

上の表では、シートゥーサミットのサイズ例をまとめています。商品によって細かな差はありますが目安として参考にしてください。なお、大きくなるほどマットの重量も増すので、持ち運びやすさとのバランスも考慮しましょう。

マットの断熱性を客観的に数値化したものがR値で、値が高いほど断熱性に優れています。上の表では気候条件別のおすすめのR値の目安をまとめています。ただし体質・カロリー摂取量・テントや寝袋の質・天候や外気温などの影響もあるため、あくまでも目安として参考にしてください。

自動膨張のセルフインフレータブルマットの中でも、快適な寝心地を追求したコンフォートシリーズの商品です。エアーマットのように厚く、起毛ストレッチニット素材で快適な寝心地と断熱性が魅力です。

メンズ・レディース共に揃っており、サイズ展開もレギュラーサイズからダブルサイズまで幅広いので、ニーズに合わせて選べます。内部のウレタンフォームを肉抜きして軽量性も向上させていますが、レディースタイプは肉抜き位置を変えて体幹を冷やさないように配慮が利いています。

キャンプシリーズはコストパフォーマンスに優れるオールラウンダーなスリーピングマットです。体への負担の軽減・断熱性・軽量さを考慮した肉抜き技術「デルタコアV」の採用や、設営・撤収が簡単な「マルチファンクションバルブ」など他のシリーズ同様の便利機能を搭載しています。

キャンプシリーズの中でも上位の「キャンププラスS.I.マット」は、より丈夫でR値4.3の高い断熱性が魅力です。価格もノーマルな「キャンプS.I.マット」と1,000円程度しか変わらず、質のいい方を選びたい方におすすめです。

軽さを重視したい方には、重量400～500g程度のウルトラライトシリーズもおすすめです。求めるR値によって、温暖なシチュエーションには「ウルトラライトマット」、朝晩が冷涼な季節には「ウルトラライト インサレーテッドマット」がおすすめです。

R2.6～2.9の「ウルトラライトS.I.マット」はロングシーズン使いやすい点で特に人気があります。デルタコアV構造で寝心地もよく、性能バランスのいいマットを求める方におすすめできます。

インフレーターマットが膨らまない場合、まずはバルブを開けて空気を流入します。バルブをしめてバルブ側から巻いて空気を奥へ送り込みます。これをマットが膨らむまで何度が繰り返してください。

気温が低くてマットが膨らまない場合は、一定時間天日干しをして、マット内部の温度を上げましょう。マット内部の温度が上がることで、空気が膨張してマットが膨らみやすくなります。

膨らませ方はインフレータブルとエアマットで異なります。記事内の見出し「しっかりしたサポート感のあるセルフインフレータブルマット（S.I.マット）」）で解説したように、インフレータブルはバルブを開けるだけで膨らみます。空気量を調節したい場合は、最後に空気を軽く吹き込んでください。

エアマットは自分で膨らませる必要がありますが、付属のスタッフサックを空気入れの代わりに使えば容易に膨らみます。具体的な手順は以下の通りです。

1. スタッフサックを膨らませる
2. スタッフサックの中の空気をエアマットに送る
3. 1と2を数回繰り返す

手早く膨らませたい場合は、別売りの大容量ポンプサックの利用がおすすめです。

シートゥサミットのマットを素早く膨らませたい人は、空気入れとして使えるシートゥサミットの「エアストリームポンプサック」がおすすめです。わずか2〜3回ポンプするだけでスリーピングマットを素早くセットアップできます。また、ポンプとして使用しないときは、スリーピングバッグの圧縮袋としても使えるのも特徴です。

快適な睡眠のためにはマットとあわせて寝袋（シュラフ）も必需品となります。特に寒冷環境下では、マットの断熱性以外に寝袋の暖かさも重要です。

寝袋の暖かさはコンフォート温度（快適に眠れる温度）・リミット温度（なんとか眠れる限界温度）・エクストリーム温度（極限状況下で寒さに震えながら6時間もちこたえられる温度）で示されます。

レジャーでアウトドアを楽しむ人はコンフォート温度やリミット温度に着目して快適な寝袋を選びましょう。厳寒の冬山登山にトライする人はエクストリーム温度も注目のポイントです。

シートゥーサミットのギアは細部にまでこだわった使い勝手のよさが魅力です。マットにおいても持ち運び・設置・撤収が簡単で快適性も十分に備わっており、アウトドアの楽しさを満喫したい方におすすめできます。ぜひ自分にとってのお気に入りのスリーピングマットを見つけてください。