ホームセンターで買える除草剤おすすめ20選｜口コミも紹介！強力なのは？

田畑やガーデニングに生えた頑固な雑草を一掃する除草剤。1本ずつ手作業で雑草処理をする手間が省けるため、雑草に悩まされている方の味方となる強力アイテムです。雑草の生えた場所に散布するだけの簡単なものですが、種類がとても豊富なので商品選びで戸惑う方も少なくありません。

カインズやコメリ、コーナンといったホームセンターでは、安いものから高いものまで数多くの除草剤が取り扱われています。除草剤には液体と顆粒の特性の異なるタイプがあるうえに、対応できる雑草の種類は商品によって違います。

そこでこの記事では、除草剤の選び方を詳しく解説し、ホームセンターで購入できるおすすめ商品を口コミとともに紹介していきます。除草剤を撒くタイミングも紹介しているので、あわせてご覧ください。

除草剤には液体タイプ・顆粒タイプ・ハイブリッドタイプの3種類があり、雑草を処理するのか予防するのかで選ぶ種類が変わります。種類ごとに特性が違うので、それぞれのポイントを解説していきます。

液体タイプは茎葉処理型と呼ばれる除草剤で、即効性が高いため今すぐに雑草を枯らしたいときに向いています。薬剤が雑草に付着してから数日程度で効果が発揮されますが、分解も早いので今後生えてくる雑草の予防効果はありません。

濃度の濃さは商品によって違い、主に原液とストレートの2種類が販売されています。ストレートタイプはすでに希釈されているので、手間をかけずにそのまま使える点が魅力的です。対して原液は水で薄めてから使用する手間はありますが、雑草や面積に合わせて濃度を調節できます。

顆粒タイプは土壌処理型と呼ばれる除草剤で、新しい雑草が生えてこないよう予防するのに向いています。小さな粒の形状をしているので地面に長く留まり、時間をかけてジワジワと根から吸収されていくのが特徴です。商品によっても異なりますが、散布後大体1～2週間で効果が見られます。

まったく効果がないわけではありませんが、すでに生えている雑草を即座に枯らすことは難しいです。そのため、すでに雑草が生えている場所で予防を開始するなら、液状タイプの除草剤を使って事前に雑草を枯らしてから、顆粒タイプを撒くのが好ましいです。

ハイブリッドタイプは、液体タイプの即効性と顆粒タイプの予防性を兼ね備えたいいとこ取りの除草剤です。一度に2つの効果を期待できるので、時間と労力を削減したい方に向いています。液体をベースに顆粒タイプの成分を追加しているので、容器の中には液体が入っています。

ここからは、目的に合わせて除草剤を選ぶときのポイントを解説します。同じ雑草処理でも目的は使う人によってさまざま。雑草だけでなく大切な花木・作物まで枯れてしまうトラブルが起きないよう、目的に合った除草剤を見極めることが大切です。

雑草の近くに枯れてほしくない植物がある場合は、選択性の除草剤を選びましょう。選択性の除草剤はある特定の植物にのみ作用して枯らすので、芝生や大切にしている花木が近くにあっても使用できます。

選択性に対して非選択性の除草剤は、すべての植物に作用するので残したい植物がないときに使えます。

農耕地または農地の周辺で除草作業を行うときは、農薬登録された農耕地用の除草剤を選びましょう。農耕地でも使える除草剤は安全面を考慮して作られており、農林水産省登録品として販売されています。農耕地用の除草剤であれば、除草後に作物の育成も可能です。

農家クラスの大きな農耕地でなくとも、自宅の小さな家庭菜園でも農耕地用の除草剤でなければなりません。

何度も生えてくるしつこい雑草には、根まで届く除草剤がおすすめです。商品によって葉から吸収して根まで届くものと、土から根に吸収されるものがあります。除草剤のパッケージに「根まで枯らす」「根まで届く」と記載されているものが対象となるので、パッケージを確認してください。

液体タイプの除草剤は完全に乾いていない状態で雨が降ってしまうと、雨で流れてしまったり効果が薄まったりします。効果が薄くなるだけなら大きな問題になりませんが、雨で流れてしまうと周囲に影響が出てしまいます。

雨が降るまでに乾いていれば問題ないので、天気を気にせず使いたいときは、散布から乾燥までが早いものを選びましょう。早いものでは1時間後の雨にも対応できる除草剤があります。

一度に広いエリアの除草を行う際は、使用する除草剤1つでどれだけの面積に対応しているかも確認しておきましょう。散布し始めてから対応面積が足りないことに気づくと、中途半端な除草になるだけでなく、再度購入しなければならないなど二度手間になってしまいます。

特定の植物のみに作用する選択性除草剤のなかには、竹・ツタ・苔といった植物をピンポイントで狙った商品もあります。非選択性の除草剤で処理できなかった場合は、特定の植物専用の除草剤を使ってみるのもおすすめです。

直接触れたり吸い込んだりしなければ問題なく使用できる除草剤ですが、ペットや小さい子どもがいる家庭ではどうしても不安になってしまいますよね。そんな方には、安全面を重視して作られている天然成分・食品成分由来の除草剤がおすすめです。

安全に作られている分一般的な除草剤に比べて威力は控えめなので、根強い雑草には効きにくい場合もあります。

人気の高いブランドの除草剤から選ぶのもひとつの手です。大きなメーカーであれば展開されている除草剤の種類も豊富で、自身の目的に合う除草剤が見つけやすいメリットがあります。ここでは、除草剤で有名なブランド・メーカーを紹介します。

「サンフーロン」は、天然有機肥料なども取り扱っている大成農林株式会社が手掛ける除草剤。品質や安全性など、厳しい審査をクリアした農林水産省登録品です。安全性が高いうえに、品質や効果も劣らないジェネリック農薬なので、リーズナブルな価格で購入できます。

カインズ・コメリ・ケーヨーデイツーなどの多くのホームセンターで取り扱われているので、購入しやすいのも嬉しいポイントです。

レインボー薬品株式会社は、植物ごとに豊富なラインアップの除草剤を展開しているメーカーです。幅広い種類の雑草を狙った非選択性の「ネコソギ」シリーズをはじめ、苔駆除を目的とした「コケレス」や芝生専用の除草剤「シバキープ」シリーズなどがあります。

メーカーを代表する「ネコソギ」シリーズは強力なうえに扱いやすく、コスパがいいと評判です。

ホームセンターのカインズホームでは、機能的なプライベートブランド商品も販売されています。その中でも液体除草剤「クサクイック」は農耕地用の除草剤として優れた効果を発揮します。この除草剤は、スギナなどの難しい雑草も枯らすことができるので、雑草対策にぴったりです。

除草剤は雨に弱いので、晴れている日を狙うのがベター。撒き終わってすぐに雨が降ると薬剤が流れたり効果が薄くなったりするので、雨が降る前に撒くのは基本的にNGです。顆粒タイプは多少水分があると効率がよくなるので、雨上がりに撒きましょう。

散布する時期は、液体タイプの場合4月から10月にかけて、顆粒タイプの場合2～3月・9月～10月が最適と言われています。タイプごとに違うので、商品説明欄などを確認して適切に散布してください。

液体タイプの除草剤を撒くときは、専用の噴射機またはジョウロを用意します。原液の場合は適度に希釈して、1回目は縦方向に2回目は横方向で撒くと均一に散布できるのでおすすめです。顆粒タイプの除草剤を撒くときも同じく、ムラができないように均一に撒くことを意識してください。

• 散布時は皮膚を隠した服装で
• マスク・ゴーグルを着けて安全に
• 背丈の長い雑草は事前に刈っておく
• 近隣への配慮も忘れずに

除草剤を撒くときは以上の点に気を付けましょう。

雑草の処理は面倒な作業であり、「一生生えない除草剤があれば便利だ」と思う人も多いでしょう。しかし、雑草が一生生えないほどの除草剤は、効果が強すぎて環境問題に関わる可能性があるため、存在していないのが現状です。雑草対策は適切な除草剤を選び、定期的な処理を行うことが重要です。

除草剤を散布するときは、皮膚を露出しない服装と手袋の着用が推奨されています。長時間に亘って散布する際はより安全におこなえるように、農薬対応のゴーグル・マスクを着用するのが望ましいです。以下の商品もあわせてチェックしてみてください。

ホームセンターには多種多様な除草剤が並んでいるので、目的に合った商品を選んで効率よく雑草処理しましょう。目的に合わない除草剤を選んだり使い方を間違ったりすると、効果がうまく発揮されない場合もあるので、本記事を参考に最強除草剤を見つけてください。

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