WiMAXのホームルーターが繋がらない原因と対処法を徹底解説！再起動や解約についても！

WiMAXのホームルーターは、面倒な回線工事不要で設置するだけですぐに家庭内でインターネットを使用できる、据え置き型のルーターです。手軽に使えるホームルーターですが、使用中に繋がらなくなるトラブルが起こる可能性があります。

ホームルーター使用中に繋がらなくなるときは、ホームルーターの設置場所やWiMAXとの契約状況、使用端末に何らかの問題があったり、WiMAXの回線そのものに問題があるなど、複数の原因が考えられます。

そこで今回は、WiMAXのホームルーター使用中に起こり得る「繋がらない」問題を解決するために知っておきたい、繋がらない原因と対処法について解説します。ホームルーターを使っているなら、今回の情報を万が一のトラブルに備えて押さえておきましょう。

まず試したいのが、ホームルーターの再起動です。一度電源を切り、電池パックを外してSIMカードを出し入れしてから、電源を入れます。多くの場合、この方法で再起動をすればつながるようになります。

ホームルーターの再起動でもまだ繋がらない場合は、接続するパソコンやスマホも再起動してみましょう。ルーターと端末両方を再起動してもまだネット接続ができない場合は、次の方法を試してみることをおすすめします。

ホームルーターと接続する端末の再起動でもネット接続ができない場合は、ホームルーターに入っているSIMカードの状況を確認します。WiMAXのホームルーターにはスマホと同じようにSIMカードが必要で、ホームルーターの場合は底面に差込口があります。

SIMカードがホームルーターに正しく挿入されていないと、回線もつながりません。そのため、必ずSIMカードが正しい方向で入っているかを確認しましょう。

WiMAXの電波は、障害物に弱いことがあります。ホームルーターの設置場所の周囲に障害物が多いと、基地局からの電波が拾いにくくなり、繋がりにくくなってしまいます。同様に、ホームルーターと接続する端末の間に障害物が多い場合も、繋がりにくくなる原因です。

ホームルーターは、できるだけ電波を拾いやすい障害物のない場所や窓のそばに設置することをおすすめします。接続する端末との間にも、障害物がないかどうか確認しましょう。

WiMAXのホームルーターは、2.4GHzと5GHzの2種類の周波数帯を使用できます。2.4GHzは障害物に強く遠くまで電波を飛ばせますが速度が遅く、他の電子機器の電波干渉を受けやすい特徴を持ちます。反対に、5GHzは障害物に弱く電波を飛ばせる範囲も狭いですが高速で、干渉を受けにくいのが特徴です。

2.4Ghzはリモコンや電子レンジなどでも使用されており、家庭内の家電製品との干渉を起こすと接続しづらくなることから、電波干渉が原因で接続できない場合は5Ghzで接続してみましょう。

1つのホームルーターに複数端末を接続することはよくありますが、WiMAXのホームルーターには最大接続可能台数が設定されています。ホームルーターはモバイルルーターより接続可能台数は多いですが、万が一この台数を超える端末で接続すると、繋がらなくなる可能性があります。

最大接続可能台数は20～40台前後と多く設定されてはいますが、常時通信をしている端末が多い場合、接続できなくなったり速度が遅くなったりすることがあるので注意しましょう。

WiMAXでは、料金の支払いが確認できない場合に回線を停止することがあります。料金の未払いの原因には、後払い用紙での支払い忘れ、支払いに使用するクレジットカードの設定変更忘れなどが考えられます。

通常は「お支払いのお願い」や「利用停止予告書」などが送付されるため、書類確認後に支払いを済ませれば引き続き回線を使用できます。WiMAXでこれらの書類の送付後も支払いが確認できない場合は利用停止または契約解除となることがあるので、速やかに支払い手続きを行いましょう。

プラン容量を超えるデータ通信を行うと、通信制限がかかります。WiMAXには上限なしの使い放題のプランもありますが、まったく制限がないわけではありません。混雑回避のため、使い放題でも一定期間内で大量のデータ通信を利用した場合、混雑時間帯に通信制限が行われることがあります。

以前は直近3日間で15GB以上の通信量で速度制限が行われていましたが、2022年2月より一律制限は撤廃されました。しかし、通信量があまりにも多いと通信制限がかかり通信速度が落ちてしまうので、通信量に注意が必要です。

WiMAXのホームルーターに接続しているはずが、スマホやパソコンが別のWi-Fiに繋がっている可能性もあります。接続設定を変えていない場合でも、特に集合住宅では別のWi-Fiが近くにあると繋がることも考えられます。

接続する端末のWi-Fi設定を見直し、別のWi-Fiに接続されている場合は使用しているWiMAXのホームルーターに接続し直しましょう。接続先のみが問題であれば、この対処法で通常通り使えるようになります。

セキュリティソフトには、悪影響を及ぼす可能性があるサイトへ接続しようとした際にアクセスを遮断する機能が搭載されています。ところが、接続先が安全だとしてもセキュリティソフトが作動し、アクセスできなくなることがあります。

安全なサイトに接続しようと試みても接続できない場合、使用する端末にインストールされているセキュリティソフトとWiMAXの相性が悪い可能性もあるため、セキュリティソフトの設定を確認した上で、WiMAXへ問い合わせてみましょう。

通信障害が発生している場合は、当然ながらホームルーターや使用する端末に問題がなくてもネット接続が不可能です。通信障害は稀なケースですが、全国的に発生するよりも一部エリアに限定して発生することが多い事象です。

通信障害が起こった場合は、復旧まで待つ必要があります。通信障害はWiMAX側の問題なので、機器や使用環境に問題ない場合はWiMAXの公式サイトで障害情報が出ているかどうかを確認しましょう。

ホームルーターの動作や設置環境に問題がなく、通信制限や通信障害も起こっていないにもかかわらず接続できない場合は、端末が古すぎる、または故障しているなど、使用する端末の問題が原因の可能性があります。

使用していない端末で一度接続できるかどうかを確認し、別の端末で接続ができるのであれば、端末側の問題と考えられます。再起動や電源の入れ直しなどを行い、それでも繋がらない場合は端末のメーカーなどに問い合わせしてみましょう。

ここまで紹介した対処法を試してみても接続状況が改善しない、接続できない原因がわからないときは自力での解決は困難です。契約中のプロバイダの問い合わせ窓口を利用し、解決法を相談することをおすすめします。

使用中のプロバイダで接続できないなどのトラブルや不具合が多いと感じているなら、この機会に他社へ乗り換えるのも1つの方法です。WiMAXに対応するプロバイダは複数あり、異なるサービス内容や料金プランがあります。

また、自分の利用方法に合ったホームルーターに乗り換えることでより快適にインターネットを楽しめるので、ホームルーターの機種変更も検討してみましょう。

前述のように、さまざまな要因でWiMAXのホームルーターに繋がらない場合に解約できるのかというと、契約プランによって状況が異なります。一部のプランは契約期間に縛りがありませんが、それ以外のプランですでに数ヶ月使用している場合は契約期間内の解約に違約金が発生します。

違約金の有無については、契約するプロバイダで自分の情報を確認して契約期間の確認が必要です。契約日を初日として8日以内であれば、初期契約解除制度で違約金0円での解約ができます。

WiMAXのホームルーター「WiMAX HOME 02」を使用中に接続トラブルが発生した際はまず再起動を試す必要がありますが、再起動の方法がわかりづらいかもしれません。WiMAX HOME 02の再起動には、まず電源プラグを抜き差ししてから専用スマホアプリ「NEC WiMAX2+ TOOL」を使用します。

スマホアプリで「情報表示」を選択し、表示される「再起動」ボタンをクリックすると、ホームルーターが再起動できます。

ホームルーターが繋がらなくなったとしても、自分自身で対処できるケースがほとんどです。今回紹介した原因と対処法を知り、問題解決をして快適にインターネットを使いましょう。