睡眠用耳栓おすすめ20選｜寝る時の耳栓はよくない？危険性やデメリットも解説

睡眠用耳栓は、耳栓の中でも寝る時に付けても快適なように開発された製品を指します。現在、さまざまなメーカーから多くの睡眠用耳栓が発売されています。

寝不足はよくないと分かっていても、現代社会を生きる人間が睡眠時間を確保するのはなかなか大変です。仕事や勉強以外にもつい趣味に没頭したりと、睡眠時間を削っている人も多いですよね。この短い睡眠時間を騒音などから守るために睡眠用耳栓はとても有効です。

この記事では、睡眠用耳栓を選ぶための大事なポイントと、おすすめの商品をご紹介していきます。気になるメリット・デメリットや危険はないかなどの疑問にもお答えします。ぜひ最後まで読んで頂いて、ご自身に合った睡眠用耳栓を見つけてください。

睡眠用耳栓は、周囲の雑音をカットするのに特化しています。そのため、音を完全にカットするのではなく、ある一定レベルまで下げる製品が多いです。（音を30db前後下げる製品が多いです。）

また、製品によっては睡眠時の不快感を下げる工夫をした物も存在します。

耳栓は音をシャットアウトできるので快適ですが、使用するうえで気になる点もありますよね。ここでは、睡眠用耳栓を装着した時のメリット・デメリットを解説するので、購入前の参考にしてください。

睡眠用の耳栓を使用するメリットは、寝ている環境の周りにある物音や騒音を軽減できる点にあります。音に敏感な方にとっては睡眠の妨げになるため、少しでもキャッチする音を減らせれば睡眠の質も上がります。

また、自宅の寝室が道路に面している家や工事の騒音がある場合など、さまざまな環境下でも役に立ちます。

睡眠用に耳栓を使用するデメリットとして挙げられるのは、耳の穴が塞がれると稀に炎症を起こしたり、感染症にかかるなどがあります。使用するうえで普段とは違う違和感を感じた場合は、すぐに使用を止めてかかりつけ医に相談してください。

また、耳栓がない環境下では眠れなくなる等もデメリットです。普段から必ず耳栓を装着して眠りについている方は、旅行や出張などで耳栓を忘れると眠れない場合があります。

フォームタイプの睡眠用耳栓の特徴は、何といっても長時間使用しても違和感や痛みを感じにくい点があげられます。ウレタンやスポンジを素材としている製品が多く、押しつぶして耳に入れ、その後ふくらんできて耳の形にフィットします。

お値段安めな製品が多い点も特徴の一つです。

粘土タイプの睡眠用耳栓の特徴は、自分の耳の形に合わせて形を変えられる点です。そのため、圧迫感が少なく、痛くなりにくいです。

フォームタイプや、プラグタイプの耳栓がどうしても合わない人は、粘土タイプを試してみましょう。

プラグタイプの睡眠用耳栓は、フォームタイプのように縮んだり膨らんだりすると密着させられず、圧迫感がない点が特徴です。素材は、シリコンのような固めの物が多く、着け心地に関しては意見が分かれる場合もあります。また、脱着は割と楽にできる物が多いです。

デジタルタイプの睡眠用耳栓は、リラックスタイムにおすすめなヒーリングサウンドやノイズマスキングサウンドなどで、睡眠に不快な騒音をカットします。

耳栓のデメリットである、「目覚まし時計はどうするのか」も考慮して、アラーム機能が付いている製品もあります。

デジタルタイプの睡眠用耳栓は値段は少し高価な物が多いです。

睡眠用耳栓を選ぶ際に一番重要なのは遮音性です。この耳栓の遮音性を示す規格のひとつがNRRです。NRRは現在の騒音を何db下げられるかを数値化したもので、大きいほど遮音性が高いです。

騒音レベルが40dB以上になると不快感があるといわれており、ここから20db下げられると、理想的な環境での騒音レベルにできます。睡眠用耳栓を選ぶ際は、NRRの値を参照してみましょう。

睡眠用耳栓はいろいろなメーカーから販売されていますが、人気のメーカーも存在します。モルデックス社の製品は、低反発の発泡ウレタン素材を使用しており、ソフトな着け心地と高い遮音性が特徴です。

サイレンシア社の製品は、高周波ノイズを効率的にカットし、生活に必要な周波数はカットしない特徴があります。

恒久性のある睡眠用耳栓のメリットは、繰り返しの使用が可能である点です。使い捨てタイプと異なり、付加的な機能が豊富な製品が多いです。騒音のカットレベルを切り替え可能であったり、ノイズキャンセリング機能がついていたり、デザインに工夫がされていたりします。

デメリットとして、少し高価な製品が多いです。ただし、繰り返し使用可能なため、大きなデメリットではありません。

使い捨てタイプの睡眠用耳栓のメリットは、何といっても価格が安い点です。使い捨てなので、過度に大事に扱う必要もなく気軽に使用できます。

また、睡眠用耳栓は耳の中に長時間装着するので清潔な状態を保つ必要がありますが、この点でも使い捨てタイプは優れています。

睡眠用耳栓は、ほぼ毎日使用します。睡眠用耳栓は数回の使用で使い捨てるタイプも多く、この場合コスト管理がとても重要です。また、使い捨てタイプは、耳栓を清潔に保てる点でもメリットがあります。

使い捨てタイプの睡眠用耳栓は、大容量パックの製品もあります。少量で購入するよりも安く購入できる場合が多いので、お気に入りの耳栓が決まったら、大容量パックを探してみましょう。

耳栓はどこに売ってるのか、パッとは思いつかない方も多いです。普段意識していないと分かりにくいですが、意外と身近な場所で売られています。

たとえば、ドラッグストアやホームセンターなどです。ダイソーなどの100円ショップやコンビニにも置いてあります。Amazonはじめ通販でも購入可能なので、チェックしてみましょう。

フォームタイプの耳栓は、指先で耳栓をつまみ、先細りになった状態の耳栓を耳の中に入れて自然に耳栓が元のサイズに戻るのを待ちます。もう一つのポイントは、耳の中に耳栓を入れる前に、挿入する反対の手を後ろに回し、耳を上に引っ張ると耳の穴が真っ直ぐに広がります。このようにすれば、耳の奥までスムーズに耳栓を挿入できます。

粘土タイプの耳栓は、耳の中に入れるのではなく耳の穴にかぶせて使います。耳栓を耳の穴に被せた後、平らな形になるよう指で押さえつけ、後頭部側の耳の縁に押しつけた後に顔側へ押しつけるようにして耳の穴を覆います。耳の穴の中に無理に粘土を入れる必要はありません。

耳栓の外し方にもポイントがあります。装着した耳栓は、そのまま引っ張りだしてしまうと密閉している状態から強く引っ張り抜くので、耳の内部や鼓膜が傷つく場合があります。

そのため外す際は、耳を上に引っ張りあげて耳穴を広げてから、ゆっくりと回しながら優しく抜くのがおすすめの方法です。

上手く外せない場合は無理をせず、ピンセットの使用をおすすめします。ピンセットで耳の中を傷つけないようにしましょう。それでもうまく外せなかった場合は、耳鼻科に行くのをおすすめします。

耳栓の代わりになるものとして、イヤーマフもおすすめです。耳栓と同じく周囲の雑音をカットして、安眠へと導きます。しかも耳栓のように奥まで差し込む必要がないので、耳の中を傷つける心配もありません。

ただし睡眠時には、固めのものだと寝返りが打ちにくくなるのが難点です。イヤーマフを使う場合は、なるべく柔らかな素材の商品を選びましょう。

ここまで睡眠用耳栓を選ぶ際のポイントと、おすすめの商品をご紹介しました。睡眠用耳栓は、質の高い睡眠を取るための最強アイテムです。ぜひこれを機会に睡眠用耳栓を手に取ってみてください。