【2024年版】種類別ロードバイクおすすめ16選｜コスパ最強のメーカーは？初心者向けも！

2010年代後半からスポーツバイクのニーズが高まっています。特に2020年以降は密集・密接を避けるため、通勤手段としても注目されるようになりました。クロスバイク・マウンテンバイクだけでなく、上級者向けと言われていたロードバイクの人気も上昇中です。

上記の流れに合わせるように各メーカーとも用途別のロードバイクをラインナップ。長距離特化型のエンデュランスロード・峠や山道を想定したグラベルロードなど、速さ以外の要素も加味した豊富な種類のロードバイクが登場しています。

そこで本記事ではロードバイクの種類・おすすめメーカー・おすすめ商品16選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

ロードバイクがいくつものタイプに種類分けされている理由として、ユーザーのニーズに合わせて用途・目的に応じて仕様をアレンジした車種が登場し、細分化されるようになった背景が挙げられます。

そもそもセルフによる仕様のカスタムはハードルが高く、初心者に優しくありません。この点に着目したメーカーは初期段階で用途に特化した仕様のロードバイクを製造し、新規ユーザーを増やそうと考えたのです。

英語“endurance”に由来するエンデュランスロードは、耐久性重視のタフなロードバイクです。太めのタイヤで速さよりも安定性・疲れにくさを優先するため、トライアスロン・泊まりがけの遠征といったハードユースに適しています。フレーム素材はクロモリ・カーボンがおすすめです。

グラベルロードは砂利道・舗装道路の両方に対応できるタイプです。簡単に言えばマウンテンバイクに近いスタイルですが、マウンテンバイクよりも軽量で高い走行性を実現できるのが大きな特徴。アウトドア志向の人や、グラベルレースを想定する人に適しています。

エアロロードは、いわゆる「エアロ性能」を重視したロードバイクです。人気のアルミロードバイクが代表的で、車体の軽量化・タイヤのスリム化を追求し、軽快な走行性を実現します。

サイクリング・フィットネスに適しており、初心者にもおすすめ。一方で耐久性・衝撃吸収性の面ではやや不安を伴うため、本格的なレース・ロングライドには不向きです。

レーシングロードはロードレースに最適化されたスピード特化型のロードバイクです。エアロロードとよく似ているものの、一定以上の剛性・衝撃吸収性も必要。そのため要求スペックが非常に高く、フレーム素材もカーボン・チタンなど高額なものが中心です。

オールラウンダータイプは、いわゆる万能型のロードバイク。平地だけでなくヒルクライム・レースなど、さまざまな場面で水準以上の性能を発揮できるタイプです。

ただし特化型のモデルには及ばないため、1つの分野でトップを目指す方には適していません。用途・得意分野が定まっていない初心者や、汎用性の高いモデルが欲しい方におすすめです。

ロードバイクの代表的な種類については上述したものの、実際にはさらに細分化しています。ほかにも種類はありますので、興味のある方はぜひ調べてみましょう。以下では一部をご紹介します。

• ヒルクライム　―　峠・山などの登坂に強い
• シクロクロス　―　 短いオフロードコースを周回する競技用ロード
• ピストバイク　―　トラックレース向けの超軽量タイプ
• TTバイク　―　直線基調のコースに特化したレース用ロード

通勤・通学・サイクリング中心の場合は、軽量なフレームとおしゃれなデザインが揃った車種が適しています。特にサイクリングにはタイヤの細い車種がおすすめ。砂利道・坂道といった悪路がなくスムーズに走行できる環境では、なるべく接地面を減らしてエアロ性能を高め、快適な走りを楽しみましょう。

ロングライド・ツーリングの用途には多段階変速ギア付きの走行性に優れたタイプが適しています。特にロングライドを想定する場合は変速機能だけでなく、フレーム剛性・衝撃吸収性も欠かせません。フレーム剛性・衝撃吸収性の高い車種ほど疲れにくいため、長時間の走行時にぴったりです。

自転車イベント・レースに適したタイプはプロ向けの本格仕様で、街乗り・買い物といったカジュアルな用途には適していません。高い走行性・耐久性が要求されるため、フレームはカーボン・クロモリ・チタン製がおすすめ。ヒルクライムにはアップダウン・悪路に強いグラベルロードを選びましょう。

ジャイアントは台湾の大手自転車メーカーです。スポーツ車を中心に展開しており、独自工法に基づいて設計したフレームを採用しているのが特徴。軽量化を図りつつ優れた剛性も実現しています。

ロードバイクのデザインは全体的に控えめであるものの、質実剛健でリーズナブル。海外メーカー製ながら日本人でも扱いやすいため、初心者・女性におすすめです。

ビアンキはイタリアのスポーツバイク専門メーカーです。創業は1885年に遡り、自転車メーカーとしては世界最古といわれています。独特の「チェレステカラー」はブランドのアイコンであり、世界的に大人気です。

クロスバイクのイメージが先行していますが、“VIA NIRONE”をはじめとするロードバイクのラインナップも一級品。若者向けスポーツバイクの代表格ともいうべき存在です。

台湾の自転車メーカー、メリダは生産量世界2位を誇る大手企業です。CENTURION・MIYATAといった有名ブランドのOEMを手がけている点でも知られています。

ジオスはイタリアの名ロードレーサー、トルミーノ・ジオス氏によって創設された実力派ブランドです。ロードバイク・グラベルロードの比重が高く、プロレーサー用さながらのモデルをリーズナブルに購入したい方にぴったり。車体の軽さにも定評があります。

キャノンデールはアルミフレームに強みを持つ世界的な自転車メーカーです。独自の溶接方法・構成を活かして製造するアルミフレームや、フロント片持ちの1本サスペンションシステムなど、他社にない技術を持っているのが特徴。

グラベル・エンデュランス・シクロクロスなど、レースに対応できる本格モデルが欲しい方にぴったり。ちなみに現在はDorel R/L社傘下のブランドになっています。

トレックはアメリカ国内でシェアNo.1を誇るスポーツバイクメーカーです。OCLVカーボン・アルファアルミニウムなど、独自開発の素材を活かしたフレーム設計に強みがあります。ロードバイクではÉmonda・Domane ALシリーズが代表的。総じて安定性が高くタフなため、ロングライドにぴったりです。

SPECIALIZEDはアメリカのスポーツバイクメーカーです。航空宇宙用複合素材最適化ソフトウェアによって、フレームの素材・形状・積層を合理的に配分する最先端技術が有名。ヒット作Tarmacをさらにブラッシュアップした「S-Works Tarmac」が話題を集めています。

ANCHORは日本の自転車メーカー、ブリヂストンサイクルが展開するスポーツバイクブランド。国産メーカー製ならではの日本人の体格にマッチしたサイズ感は魅力の1つです。

リーズナブルなアクティブライン・本格レース仕様のレーシングラインの2系統に分かれ、中でもレーシングラインの最新モデル「RP9」は生産が追い付かないほどの人気ぶり。100万円オーバーの高額モデルながら、大きな反響を呼んでいます。

近年のトレンドとして、ロードバイクの中でもグラベルロード・エンデュランスロードの2タイプが人気です。スポーツバイクブームの影響により中級者以上の層が厚くなったほか、目的特化型の中でもアウトドア志向のニーズにマッチしたタイプが注目されていると考えられます。

自転車にはヘルメット着用が義務付けられていないものの、車道を走る・スピードが出やすいといった理由から着用を推奨されています。特にロードバイクは、スポーツバイクの中でも最もスピードが出るタイプです。

また自転車運転時の事故で最もダメージを受けやすいのは頭部と言われています。上記を踏まえ、ロードバイク乗車時にはぜひヘルメットを着用しましょう。

ご覧いただいたように一口にロードバイクと言っても、たくさんの種類があります。特に自分でカスタムできない方にとって、用途に合った種類を見つけるのは有効な選択肢です。本記事を参考に、ぜひお気に入りのロードバイクの種類を見つけましょう。こちらの記事もあわせてご覧ください。