掃除機なしの圧縮袋おすすめ10選｜衣類圧縮袋はダイソーなど100均で買える？

シーズンを過ぎた布団の整理や、かさばる衣類の収納は衣替えにとってなかなかの重労働になります。しまうための場所も取るし、そのまま入れてしまうとすぐパンパンになってしまう…そんな時に強い味方となるのが圧縮袋です。

圧縮袋といえば、袋に圧縮したいものを入れて掃除機で空気を抜くのが、本来の使用工程でした。しかし近年、掃除はモップや自動掃除機だけという方も増えており、また旅行などで使う際にはそもそも掃除機を持っていけないという場面もあります。

そこで今回は掃除機不要で簡単に圧縮ができるおすすめの布団圧縮袋や衣類圧縮袋をご紹介します。100均ショップのダイソーやセリアで買えるのかといった疑問にも答えています。便利な圧縮袋の情報をまとめましたのでぜひ参考にして頂き、衣替えや旅行の準備をより簡単な作業にしていきましょう。

圧縮袋はその名のとおり、衣類などを圧縮してコンパクトにするための袋です。衣類の他に、寝具や、クッションなどさまざまなものに使用できます。圧縮は家での収納はもちろんですが、旅行に行く際に荷物を小さくまとめるのにも役立ちます。

さらに圧縮袋は、ホコリやカビから布類を守る働きもあるため、使わない寝具などは圧縮袋に入れて保管するのがおすすめです。

手軽さを重視したいなら、手押し式がおすすめです。圧縮したいものを入れてジッパーを閉めたら手で押して空気を押し出して圧縮するだけです。道具が一切いらず、体重をかけて押すだけで空気が抜けるので、力がない方でも簡単に圧縮ができて使う場所も選びません。

大きいものでも圧縮可能ですが、衣類や薄いタオルケットなど小さなものの圧縮にむいています。また抜いた空気がまた入ってしまわないように、逆流防止機能がついているものもあるため、あわせてチェックしてみてください。手押し式の相場は8枚前後で1,000円～2,000円ほどになります。

空気を完全に抜き切りたい場合は、ポンプ式がおすすめです。とくに大型の布団などは手押し式だ抜き切るまでに時間もかかり大変なため、ポンプ式が役に立ちます。ポンプには手動タイプ・電動タイプの2種類があります。

手動タイプは力がいるため、簡単に圧縮したい場合は電動タイプを使用しましょう。ただし、ポンプ式は特定のメーカーにしかサイズが対応していない場合が多いため、購入時にしっかり確認してください。ポンプ式の相場は8枚前後で3,000円～7,000円ほどになります。

圧縮袋で一番困るのが、せっかく抜いた空気が入ってきてしまうことです。ファスナー部分やバルブ部分が軟弱な商品は、とくに空気の逆流があり、圧縮効果も低くなります。そこで「密閉ファスナー」や「逆流防止弁」が付いているかをチェックしましょう。

逆流防止弁は、ポンプ式のバブル部分についているものを、密閉ファスナーは手押し式で2重チャックになっているものを選ぶと、圧縮効果が高まります。

使うシーズンが決まっている布団や衣類は、少なくとも半年以上はしまっておく可能性があります。この場合、保管場所の湿気で心配になるのが、ダニの増殖や臭いです。この場合は、抗菌や臭いを分解する素材を使用している圧縮袋を購入しましょう。

1回使いきりの袋もありますが、防ダニ剤が取り換え式で何度も使用できるタイプも販売されています。

圧縮袋の素材は、ほとんどがナイロンやポリエチレンなどです。この素材は薄いタイプだと少し引っかけたりしただけで、簡単に穴が開いてしまう可能性があるので、繰り返し使いたい方は厚手タイプと記載があるものを選びましょう。

衣類はもちろん、布団など重ねて保管するものも、厚手タイプの袋を使えば重みで破れる心配もなく長く使えます。

圧縮袋の中にはケース付きのものも販売されています。ケース付きなら圧縮した袋ごと、まとめて収納可能です。圧縮袋は時間が経つと、どうしても空気が入り膨らんでくる場合があります。収納ケースの中に入れておけば、膨らんでも圧縮袋の形をキープできます。

収納ケースに取っ手が付いているものなら、引っ張り出したり、高い位置に収納したりする際に便利です。圧縮袋を移動させるより収納ケースに入れたままの方が移動がスムーズです。ラベルが入れられる収納ケースなら整理整頓がしやすく、中身に何が入っている一目で確認できます。

ニトリで販売の「衣類圧縮袋」は、手で押すだけで圧縮が可能です。45×65センチのLサイズだと、フリースなら2～4枚、下着なら6～12枚もの収納ができます。2枚入りで税込500円ちょっとと、お手頃価格なのも嬉しいポイントです。

ホームセンター・CAINZ(カインズ)で販売の「手押し圧縮袋」や「衣類用圧縮パック」もおすすめです。手で押しながら空気を抜いてお使いいただけます。

商品の種類やサイズが豊富なのも、カインズの魅力です。また、こちらは掃除機が必要ですが圧縮したままハンガーで吊るせるタイプもあります。

ダイソーにも掃除機なしで手押しタイプの圧縮袋が販売されています。お手頃価格とはいえ、逆止弁構造で空気が戻らない構造となっており、圧縮力は抜群です。また、英字柄やアニマル柄など袋自体のデザインもかわいいものが販売されています。

大きなものに関しては掃除機が必要なタイプが多いので、衣類など小さいものの圧縮が必要な場合にはとても重宝します。

セリアにも掃除機なしの圧縮袋が販売されています。手押しタイプで、柄が豊富にあるのが特徴です。また中が見えにくい半透明タイプなど、使う側の細かいニーズに対応した商品もあり、旅行などに大活躍するとも声も多く聞かれます。

こちらもダイソー同様、掃除機なしのタイプは衣類や小物など小さなものをメインに使用することをおすすめします。

圧縮袋を使ってみたら、うまく圧縮ができなかった。そんな体験をしたことがある方は、以下の点で失敗していた可能性があります。

• 布団、衣服を入れすぎていないか
• バブル部分はちゃんと閉じているか
• 袋に破損はなかった
• ファスナーはちゃんと閉めたか
• 圧縮をしすぎていないか

とくに布団や衣服の入れすぎには要注意です。圧縮するからといってあまりに詰め込み過ぎると、一度閉めたファスナーが開いてしまったり、袋が破損する恐れもあります。また圧縮のしすぎも、袋に負担がかかり破損の原因となるため注意しましょう。

防ダニ加工の圧縮袋を使うと効果的ですが、まずは圧縮前にきちんとダニを除去することが大切です。天日干しをして、布団の場合は専用掃除機をかけたり、乾燥機搭載のダニ対策機能を使ったりすると効果的です。またはクリーニングに出してダニ自体はもちろん、卵・死骸も徹底除去しましょう。

この状態で防ダニ加工の圧縮袋に入れれば、収納期間にダニが繁殖する危険性はなくなります。

臭いの原因は、布団や衣類に湿気が残ったまま圧縮してしまった点にあります。カビ臭くなってしまった場合は、残念ながら再度クリーニングをするか、天日干しなどで対応をしなければなりませんが、そうならないために圧縮前にはしっかり湿気を飛ばしましょう。

特にご自宅で洗ったものの場合、水分が取り切れていない場合があります。厚手のものは扇風機やサーキュレーターなども使い、しっかり乾燥させてください。

取り出してみたら、布団が固くなったり衣服にしわが付いたりは圧縮のあるあるです。布団の場合は圧縮のしすぎで中身が潰れてしまい、開けてすぐには元に戻らないケースが多くなっています。この場合は中身をほぐして天日干しをしましょう。また、圧縮時にやりすぎないようにしてください。

衣服の場合は、霧吹きと乾燥機でシワを直すことができます。霧吹きをシワの部分にふきかけ、乾燥機、もしくはドライヤーで10分ほど乾かします。その後シワのあった部分に冷風を15分程かけ、30分～1時間ほど自然乾燥させてください。時間はかかりますが、シワがきれいになくなります。

圧縮袋はどんどん進化しており、掃除機なしでも簡単に使える商品が多くなっています。布団や衣類をコンパクトに、そして清潔に収納・保管するためにもぜひこの記事を参考に、圧縮袋を使ってみてください。来シーズンもすぐに気持ちよく使用することができますよ。

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